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映画『ダイヤルMを廻せ!』タイトルの意味と鍵のトリック!リメイク版もご紹介

サスペンス

ヒッチコック監督の映画『ダイヤルMを廻せ!』を鑑賞しました。

タイトル『ダイヤルMを廻せ!』の意味が気になります…。

グレイス・ケリーがヒッチコック監督の映画に初出演し、妻マーゴ役を好演しています。

主人公のトニーの頭の良さに感心しながら、もうマーゴを助ける道はないのではないか?とハラハラ、最後の鍵のトリックには驚きました!

マイケル・ダグラス主演のリメイク版『ダイヤルM』との違いにも触れてみたいと思います。

映画『ダイヤルMを廻せ!』のあらすじを解説し、私の感想もお伝えしますね。

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映画『ダイヤルMを廻せ!』タイトルの意味は?

『ダイヤルMを廻せ!』の原題は、「Dial M for Murder」です。
殺人犯に向けて「マーゴを殺せ!」と言う意味の合図と言えるでしょう。

殺害計画では、夫トニーが自宅に電話すると妻が電話を取るために机の前に立つ、と想定されました。

そこを、後ろのカーテンに隠れたスワンが襲う!

夫が公衆電話で最後にダイヤルしたのは6番。(自宅の番号)

当時のイギリスの電話には番号=文字が当てられていました。

6番の当て文字(アルファベット)がMだったのです

ですから、『ダイヤルMを廻せ!』の『6=M』は、殺人犯に向けて「マーゴを殺せ!」と言う意味の合図と言えるでしょう。

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映画『ダイヤルMを廻せ!』鍵のトリックを解説(ネタバレ注意)

ラストシーン:犯人しか知らない鍵の隠し場所(階段のカーペットの下)を自ら暴露したトニーは自分の負けを認めた。

トニーはスワンがマーゴの鍵をまだ持っていると思い込んだのです。

スワンが持っていたのはスワンの自宅の鍵、マーゴの鍵はスワンがすでに階段に戻していました。

(鍵はオートロック式なので自動で締ります、開ける時に必要なだけなのでスワンはすぐに戻したのでしょう)

そうとは知らないトニーはマーゴの鍵(スワンがまだ持っていると思って)をマーゴのハンドバッグに戻す必要があったのです。

だが、トニーがハンドバッグに戻したカギはスワンの自宅の鍵でした。

ハバード警部がマーゴのハンドバッグにあった鍵でドアが開かないことに気づき、犯人は外からマーゴの鍵を使って入ったと予測しました。

では、外にマーゴの鍵を置いたのは誰なのか?

鍵のことを知っているのは、スワンに殺害を頼んだトニーだけだったのです。

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映画『ダイヤルMを廻せ!』とリメイク版『ダイヤルM』の違い

1954年のヒッチコック映画『ダイヤルMを廻せ!』には後にリメイク版があります。

マイケル・ダグラス主演のリメイク版『ダイヤルM』です。

『ダイヤルM』の概要

●公開:1998年
●製作国:アメリカ
●ジャンル:サスペンス
●監督:アンドリュー・デイヴィス
●出演者:
マイケル・ダグラス(夫)
グウィネス・パルトロウ(妻)
ヴィゴ・モーテンセン(愛人)

ヒッチコック監督映画『ダイヤルMを廻せ!』との違い(ネタバレなし)

夫(スティーブン)は破産寸前で妻(エミリー)の資産を狙って妻の殺害計画を立てるところは同じ。

妻の愛人(デイヴィッド)を脅して妻の殺害を強要するところがヒッチコック映画との違い。

ヒッチコック映画では、大学の先輩を脅して妻の殺害を頼んでいる。

同様に、最後は夫の殺人計画がバレるが、トリックは鍵ではなく、、、。(ネタバレなし)

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映画『ダイヤルMを廻せ!』簡単なあらすじ

元テニスプレイヤーのトニーは妻のマーゴとロンドンのアパートメントに住んでいる。

二人は一見、愛し合っていて幸せそうだ。

しかし、マーゴには恋人のマーク(推理小説作家)がいた。

トニーは二人の間柄に気づいていたが知らぬふりをしながら、妻マーゴの殺害を計画し、彼女の資産を狙った。

大学の先輩にあたるスワンの弱みを握っており、スワンに妻の殺害を頼み自分はアリバイを作るという計画だった。

ところが、計画通りに行かないことが重なり、、、。

死んだのはマーゴを襲ったスワンだった。

それなのに、警察はマーゴが計画的にスワンを殺したと判断した。

マーゴの無実は証明されるのか!?

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映画『ダイヤルMを廻せ!』私の感想

トニーはどうしてマーゴを殺そうと計画したのでしょう?

自分に隠れて恋人を持つマーゴが許せなかった!

更に、マーゴには資産があり、マーゴが死ねば自分に財産が入る!

きっと、トニには両方の気持ちがあったのでしょう。

しかし、殺人計画とは思うようにいかないものなんですね。

まさか、後ろから首を絞めたスワンが机の上にあったハサミでマーゴに刺されるとは!

スワンはマーゴの鍵をまだ持っていると思ったのに、スワンがもう鍵を元に戻していたとは!

もう少しでハバード警部以下、警察はマーゴを犯人にしてしまうところでした。

私が生まれる前の作品ですが、昔から警察はきちんと検証していくんだなと最後は少し安心しました。

ほとんどの映像がロンドンの夫婦のアパートしか映らなかったのは、先日鑑賞した『裏窓』とそっくりで面白い技法でしたね。

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映画『ダイヤルMを廻せ!』概要とキャスト

映画『ダイヤルMを廻せ!』の概要とキャストをお伝えします。

グレイス・ケリーの美しさが際立っていましたね、赤いワンピース姿は特に素敵でした。

概要

●公開:1954年
●製作国:アメリカ
●ジャンル:サスペンス
●監督:アルフレッド・ヒッチコック
●原作:フレデリック・ノット
Dial M for Murder
●主人公:
レイ・ミランド
グレイス・ケリー

キャスト(登場人物)

●トニー=レイ・ミランド(マーゴの夫、元テニスプレイヤー)
●マーゴ=グレイス・ケリー(トニーの妻)
●マーク=ロバート・カミングス(マーゴの恋人)
●ハバード警部=ジョン・ウィリアムズ(事件の担当警部)
●スワン=アンソニー・ドーソン(犯人)

以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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