アニメ映画『耳をすませば』のあらすじと感想をお伝えします!
雫と聖司の図書カードでの出会い、私が学生時代に憧れたシーンだな、、、
二人が過ごす時代は私の学生時代と同じ頃で、興味深い映像がいっぱいでした。
大人になる前に夢を持つことは素敵なことですね!
バロン男爵の存在が神秘的で、物語を彩りました。
アニメ映画『耳をすませば』のあらすじと感想をお伝えします。
耳をすませば(アニメ)概要・声優は名優そろい~原作は「リボン」から
私の子供が、お母さん好きだと思うよ~と言って勧めてくれた「耳をすませば」
世代を超えても感動できる物語の原作者は、私と同年代のようです。
耳をすませば(アニメ)概要
【概要】
●制作と公開:1995年の日本アニメ
●ジャンル:アニメ・ラブストーリー・ファンタジー
●監督:近藤喜文
●制作プロデューサー:鈴木敏夫・宮崎駿
●主人公:月島雫(女の子)・天沢聖司(男の子)
耳をすませば(アニメ)声優が豪華!名優そろい~
【キャストと声優】
●月島雫(本名陽子)主人公の女の子
●天沢聖司(高橋一生)主人公の男の子
●バロン男爵=フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵(露口茂)
●月島 靖也(立花隆)雫の父
●月島 朝子(室井滋)雫の母
●月島 しほ(山下容莉枝)雫の姉
●西 司朗(小林桂樹)地球屋の店主・聖司の祖父
●高坂先生(高山みなみ)保健室の先生
●原田夕子(佳山麻衣子)雫の親友
●杉村(中島義実)雫の男友達
耳をすませば(アニメ)原作は「リボン」から
耳をすませばの原作は、柊あおい氏の漫画です
- 1989年8月―11月号の「リボン」(集英社)に掲載
- 1990年リボンマスコットコミックスにて単行本化
- 1995年スタジオジブリにてアニメ化、近藤喜文監督初作品
柊あおいさんが「リボン」で漫画を連載していたころ、私は「リボン」の愛読者でした。この世界感は私の青春時代と同じなんです、わかる、わかる、、、。
耳をすませば あらすじと考察 聖司&雫とバロン(ネタバレあり)
読書好きの雫は図書貸出カードにいつも「天沢聖司」という名前があるのに気が付く。
どんな人かな?と気になりはじめる。ある日、電車であった猫が「地球屋」というアンティークショップへ連れて行ってくれる。雫は、そこで出会ったバロン男爵の人形に魅せられる。
耳をすませば(アニメ)あらすじ①:聖司と雫の出会い
【あらすじ①】
月島雫(しずく)は読書が大好きな中学3年生。
父の勤める図書館で借りた本の読書カードにいつも「天沢聖司」という名前が書いてありました。
読書好きの雫と好きな本が似ている!自分より先に多くの本を読んでいる!
「天沢聖司ってどんな子だろう?」
夏休み、校庭の横のベンチで親友の夕子がラブレターをもらったと話します。
そこへ、野球部の杉村君が鞄を投げて!と話しかけてきました。
夕子が好きな男の子は杉村君でした。
ベンチに置き忘れた図書館の本を取りに戻ると、
見知らぬ男の子がその本を読んでいました。
彼こそ「天沢聖司」でしたが、雫はまだ彼の名前を知りません。
本にはさんであった雫の「カントリーロード」のアレンジをけなされ、
雫は「やな奴!」とぷんぷん怒って帰宅するのでした。
耳をすませば(アニメ)あらすじ②:地球屋のバロン男爵
【あらすじ②】
姉の作ったお弁当を届けるため、
父の勤める図書館へ電車で向かう雫。
電車の中で出会った太った猫についていくと、
ロータリーの前にある、アンティークショップ「地球屋」へたどり着きました。
店主から古いからくり時計を見せてもらい、すっかり地球屋が気に入った雫。
オシャレなスーツを着て粋ないでたちの「バロン」という猫の人形に魅せられます。
12時の時計の音で父の図書館へ行く用事を思い出し駆け出しました。
図書館の前で自転車に乗り、お弁当を持って追いかけてきたのはあの男の子(天沢聖司)
お弁当が大きすぎるとからかわれ、またしても怒る雫。
地球屋が気になり、雫は何度も訪ねますが、なかなか開いていません。
店の前で、太った猫と一緒に座り込み、猫に話しかけていました。
そこへあの男子学生がやってきて、地球屋の中を案内してくれたのです。
店主は彼の祖父で、猫の「バロン」の人形はおじいちゃんの宝物でした。
陽の光で瞳ががきれいに輝きます。
地下で、ヴァイオリンの制作をしていた彼が、カントリーロードを弾いてくれ、雫も一緒に歌いました。
帰ってきたおじいちゃんと友人2人も一緒に合奏します。
その時、彼の名前が「天沢聖司」だと知り、雫はたいへん驚きました。
しかし、聖司のバイオリン職人になりたいと言う夢を聞き、応援するのでした。
耳をすませば(アニメ)あらすじ③:聖司と雫が夢にむかう
【あらすじ③】
地球屋での合奏の翌日、
聖司が雫の教室を訪ね、二人は屋上で話しました。
2か月間イタリアへ行き、おじいちゃんの知人の工房でバイオリンつくりの見習いをすることになったそうです。
どんどん前へ進んで行く聖司がまぶしく思え、
自分は何がしたいのだろう?自分には何が出来るんだろう?
雫は大好きな本の世界の読み手から書き手になることを決意します。
物語を書く!
「猫のバロン」を主人公にした物語を書く。
おじいちゃんに許可をもらい、雫の作品の最初の読み手はおじいちゃんに決まりました。
聖司がイタリアに旅立ったあと、雫は物語を書くことに集中します。
受験勉強の大事な時期でしたが、雫は執筆に没頭しました。
成績が普段より100番も落ちてしまいました。
心配する姉や母、それでも応援してくれる父。
やがて書き終えた物語。
約束通りおじいちゃんに読んでもらい、荒けずりだけど良かったよと言われます。
納得できない雫は泣き出しますがおじいちゃんに最後まで書き終えたことをほめてもらいました。
そして、おじいちゃんは「猫の人形バロン」との出会いを話してくれました。
バロンとおじいちゃんの出会いは、雫が書いた物語に似ていました。
耳をすませば(アニメ)あらすじと考察:ラストは「カントリーロード」の歌詞のように
【あらすじ④】
皆で合奏したカントリーロードの歌詞のように前を向いて夢を追いかける二人
「ひとりぼっちおそれずに生きていこう
さみしさおし込めて強い自分を守っていこう
カントリーロード
この道、ずっと行けばあの街に続いてる気がする
カントリーロード」
もっといい物語を書くために、やっぱり勉強しよう~
今日から受験生に戻ります!
すがすがしく決意した雫。
自分のできることは何かを考え、やれるだけやった雫。
結果は、納得できるものではなかったけど、吹っ切れました。
目的をもって、高校へ進学すると決めたんですね。
翌朝、イタリアから戻ってきた聖司が雫の部屋を窓の下から見上げていました。
お気に入りの景色を見せたいからと、雫を自転車の後ろに乗せて走ります。
私だって押したい!もう少ーーし!間に合った!
二人で坂道を上って見た朝焼けがまぶしくて美しかった。
雫、大好きだ!!
(おしまい)
耳をすませば(アニメ)感想も!
私も、雫のように図書カードに名前を書いてよく本を借りました。
代本板を持っていました。
板の背にクラスと氏名が書いてあり、本を借りる時、入れ替わりに代本板を残すのです。
そうすると、1冊しか借りれませんね、3冊借りる時はどうしてたのかな?
残念ながら、図書カードに天沢聖司君のような名前はありませんでした。
雫のことが気になり、雫の好きそうな本を先に借り、たくさんの本を読んだ聖司の努力には驚かされました。
でも、その聖司が自分と同じ中学3年生なのに将来の夢をしっかり持っていること。
今度は雫の方が感化されましたね。
自分がやりたいこと、できることは何なのか?
書いた物語は地球屋のおじいちゃんの宝物、「猫の人形バロン」の物語でした。
それが偶然にもおじいちゃんとバロンの出会いにとてもよく似ていたのです。
物語はまだ未完成な点も多々あるけれど、雫が一生懸命最後まで書いたことが伝わり、とても良いものでした。
おじいちゃんは感動しました。
バロンとの出会いの時にいてその後会えなくなった恋人や、バロンの恋人のこともあらためて思い出したでしょうね。
おじいちゃんは雫の物語を読んで嬉しかったに違いありません。
やり切った雫がもっと勉強したいと意志が固まるきっかけにもなりました。
二人が、前に進むお互いを見て自分も頑張りたいと思える
そんな清清しい関係性が羨ましいなあと感じました。
学校の校庭やクラスの授業の様子、職員室への出入りの時の言葉かけ、保健室の先生にお世話になったこと。。。
とても懐かしかった。わかる、わかると思いながら観ました。
(別のクラスの男の子は訪ねてきませんでしたけれど。)
雫の家は昭和40年代前後の団地で、私の友達の家に似ています。
窓から郵便物を落として拾い、ポストに入れていました。
わかる、わかる。
雫が書いた、おじいちゃんの宝物「猫のバロン男爵」の物語
私も読んでみたくなりました。
以上、
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
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