『アキラ/akira』映画を鑑賞しました。
私の子供(すでに成人ですが、、、)から、いいよ~と勧められて観た映画です。
30年以上前の原作、映画ですが現在の私たちにもひしひしと迫ってくる内容でした。
映画アキラのあらすじと感想をお伝えします!
アキラ映画 / akira 映画 概要と声優
【概要】
●1988年公開:(日本アニメ映画)
●原作:大友克洋(1982年から1990年のヤングマガジン連載漫画)
●監督:大友克洋
●共同脚本:大友克洋・橋本以蔵
●キャラクターデザイン:大友克洋
●ジャンル:アニメ・SF
●音楽:芸能山城組
●声優:声のキャスト
金田(岩田光央)、鉄雄(佐々木望)、ケイ(小山茉美)、リュウ(玄田哲章)、タカシ26号(中村龍彦)、マサル27号(神藤一弘)キヨコ25号(伊藤福江)アキラ28号(セリフなし)
※芸能山城組の「アキラのテーマ」「金田のテーマ」など、民族楽器を使った音楽がとても良かったです。
不思議な、変わったテンポの曲ではじまりから盛り上がりましたよ!
アキラ映画/akira 映画のあらすじ
30年以上前の原作映画ですが、現代の私たちにもひしひしと迫ってくる内容でした。
アキラ映画/akira映画 のあらすじ!AKIRAて誰なの?
【あらすじ】
1988年、7月16日、関東で新型爆弾が投下され。第3次世界大戦が始まった。
30年後
2019年、第3次世界大戦が終結した。
翌2020年の東京オリンピックを控え、
「新首都・ネオ東京」では再開発が進む。
職業訓練校に通う生徒たち、リーダー金田を中心にバイクチームは敵対するクラウン暴走族と争っていた。
メンバーの一人鉄雄は、その争いの途中で不思議な力を持つ少年・タカシと接触し負傷し、軍のヘリコプターで連れ去られてしまった。
タカシもまた迎えに来たもう一人の少年マサルの説得で軍用ヘリコプターで軍の研究所に連れ戻された。
その子どもタカシは、軍と対立するゲリラにより、
「アキラ」と呼ばれる軍事機密と間違われ、
軍事基地にある研究所から連れ去られていた。
リーダー金田は弟のように思っている鉄雄を心配し、探すうち、反政府ゲリラの少女ケイとに出会う。
その後、分かったことは、謎の能力を持つ子供たち(ナンバーズ)の存在を政府が隠ぺいしていること。
ナンバーズの正体は何なのか?
彼らは、第3次世界大戦前の軍による極秘研究プロジェクトにより、超能力を覚醒した実験体だった。
顔が青白くてしわしわで、まるで老人のような子供たち。
軍の研究所に管理されている、超能力を持つ子供たち、
彼らは番号で管理されていることからナンバーズと呼ばれている。
迎えに来たマサル(27号)と、外へ連れ去られていた、タカシ(26号)は手のひらに番号を書かれていた。
タカシと接触して同じ能力が成長し始めた鉄雄は軍の研究所で実験体にされていた。
自分(鉄雄)のこの不思議な力と関係がある謎の存在、アキラはどこにいるのか?
一方、金田は鉄雄を救出すべく、ケイの所属するゲリラのメンバーと一緒に研究所へ侵入。
強くなった鉄雄は仲間のリーダー金田に対抗心を抱くようになり、鉄雄と金田は対立した。
アキラが建設中のオリンピック予定地の地下にいると知り、
鉄雄がたどり着くと、
アキラはバラバラに解体され瓶の中で、絶対零度の世界で冷凍保存されていたのだ。
超能力が強すぎて軍から危険だと恐れられたという。
自分の能力をコントロール出来ない鉄雄は力が暴走して肉の塊に膨れ上がり、悲鳴をあげた。
鉄雄を助けたい!
金田は鉄雄を放っておけず、肉の塊の中へ飛び込んでいった。
ナンバーズのタカシ(26号)、マサル(27号)、キヨコ(25号)の子供3人が力を合わせて念を送り、アキラの能力を覚醒させた。
金田を外に吐き出した後、
肉の塊(鉄雄)はアキラの力によって3人の子供と一緒に別の世界へと消えていった。
どこへ消えたのか?
もう一つの宇宙をアキラが作り出したのかもしれない。
崩壊したオリンピックスタジアムを後に、
金田、ケイ、仲間のライダーたちはネオ東京へバイクを走らせた。
アキラ映画/ akira 映画 感想!
【ナンバーズとAKIRA /金田と鉄雄のこと】
一度見ただけでは全体が把握できない難しい映画でした。
アキラの姿は最後まで出てこなかったからです。
アキラは軍の秘密兵器として開発された。超能力を覚醒させたナンバーズの一員であった。
だが、その能力の高さゆえ東京の崩壊(第3次世界大戦)を招き、恐れられ封印されてしまったアキラ。
アキラは人間が生んだものなのに。
人間が必要のないものまで開発していく怖さ。
また、持っている能力を上手くいかせない危うさ。
二通りの答えを教えてくれたような気がしました。
登場人物の中には兄弟のように育った金田と鉄雄がいます。
超能力という強い力を手に入れた鉄雄は、金田に対抗心をむき出しにしますが、
それでも金田は最後まで鉄雄を見捨てなかった。
若者の成長にある複雑な思いと愛情も交錯していたなあと思うのです。
最後にナンバーズの子供の一人、キヨコが金田に言いました。
「私たちのような力は人間の誰もが持っているのよ」
アキラのように人類を変えるほどの力ではないけど、
誰しも小さな力や影響力を持っていること。
(私にもあるかしら?)
それを、より良い世界や未来のために使えたら良いのでしょうね。
ネオ東京の再開発の方へバイクを走らせ戻っていった金田と仲間たち。
彼らの未来にはそんな期待を持てそうだと思いました。
以上、
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
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