映画『アマデウス』は実話なの?
衝撃的なはじまりと最後でした。
1984年の映画『アマデウス』は、8部門でアカデミー賞を受賞し、高く評価された歴史音楽ミステリーです。
『アマデウス』映画のあらすじや感想をお届けしますね。
何度も鑑賞していますが、毎回、違う思いが湧いてくる深い作品だと思います。
この記事が、映画「アマデウス」をさらに楽しんでいただくために、お役に立てたら嬉しいです。
『アマデウス』映画は実話なの?を考察!
「本当にサリエリはモーツァルトを殺したのか」
「私の嫉妬心が彼を死に追いやってしまった」
これはサリエリの懺悔なのです。
当時、35歳の若さで亡くなったモーツアルトの不審死は
「ひょっとして暗殺であったのでは?」という噂が立ち、
これを別の角度(サリエリがモーツァルトの才能を妬んでいた)から解釈されたフィクションです。
歴史上のサリエリは、宮廷作曲家として皇帝に重用され、
その後、宮廷学長に任命され36年間そのトップの地位にあり続けました。
また、多くの才能ある音楽家(ベートーベン、シューベルト、リスト等)を育てた名教育家でもあり、天寿を全うしています。
才能あるサリエリから見てもモーツアルトの才能は非凡であり、モーツアルトの非凡な才能を見抜く力がサリエリにあったということが悲劇だったのです。
自分の限界を感じ、モーツァルトを妬み、殺意を抱く。
映画を観ながら誰もが持つ嫉妬心に思い当たりサリエリに感情移入して、どんどん引き込まれました。
モーツァルトを追い込むために注文したレクイエム(鎮魂歌)の作曲を最後は二人の共同作業で仕上げる姿には胸をうたれます。
この時のサリエリは、嫉妬心を忘れ、ただ作品のすばらしさに夢中でした。
サリエリは、モーツアルトの最大のファンであり、
誰よりも音楽を愛していたのです。
「私の嫉妬心が彼を死に追いやってしまった」
実際にサリエリがモーツァルトを死に追いやったわけではありません。
これはサリエリの懺悔だったと思います。
「アマデウス」映画のあらすじを解説!
※偉大な作曲家モーツァルトの才能を妬み愛した音楽家サリエリの目から描かれた物語です。
映画『アマデウス』あらすじ①サリエリの告白
【あらすじ①】
1823年ある夜、アントニオ・サリエリは剃刀で自分の首を切った。
サリエリ老人は元宮廷作曲家だった。
「許してくれモーツァルト、私が君を殺したんだ!」と叫んでいた。
一命を取り止めた彼がいる精神病院を若い神父が訪ねて話しかけた。
「どうして苦しむのですか?懺悔して楽になりなさい」
こうして老人は驚愕の告白を始めるのだった。
映画『アマデウス』あらすじ②サリエリは音楽家の頂点に!
【あらすじ②】
音楽を愛し、その道を目指したサリエリは、商売人だった父親が急死した後、ウィーンへ出て夢を叶えた。
皇帝ヨーゼフ2世のお抱えとなり、宮廷作曲家として栄光を得た。
神様に感謝し、純潔を守り、精進した。
ところが、神童として名高かかったモーツァルトが結婚してウィーンに住むようになり、神に愛された作曲家は自分ではないと悟った。
映画『アマデウス』あらすじ③モーツァルトへの嫉妬
【あらすじ③】
モーツァルトは音楽的には天才だが、礼儀がなく謙虚さもなかった。
それなのに神はモーツァルトを選んだのだ。
彼の才能に嫉妬したサリエリは、遊び好きで生活に困っているモーツァルトを追い込んだ。
宮廷音楽家の立場から、モーツァルトが皇帝の音楽教師になることや、オペラ「フィガロの結婚」は皇帝から禁じられてると言って、何かとじゃまをした。
サリエリは召使いをモーツァルトの家に差し向けて彼の様子まで探るのだった。
映画『アマデウス』あらすじと結末 モーツァルトの死と悲しいレクイエム
【あらすじと結末】
父親に支配されていたモーツァルトの弱点を知り、黒いマントとお面をつけ父親の死神を装ってレクイエム(鎮魂歌)の作曲を頼んだ。
お金に困っていたモーツァルトはそれを引き受けるが、死神が自分を追い込むような気がして精神的にも肉体的にも弱っていった。
大衆オペラ「魔笛」の上演中に倒れたモーツァルトをサリエリが運び、死の間際にベッドの上で最後のレクイエムを作り、それをサリエリが書き留めて完成させた。
そしてモーツァルトは息絶え、結果的に自分の為のレクイエムとなってしまった。
モーツァルトは寂しく共同墓地に葬られた。
病棟の老人は言葉を結ぶ。
「神は私の夢を奪い、モーツァルトを殺し、私は32年間苦しんできた。」
(おしまい)
「アマデウス」映画の概要・キャスト・受賞
※映画『アマデウス』は、8部門でアカデミー賞を受賞しています。
「アマデウス」映画の概要
【概要】
●製作と公開:1984年のアメリカ映画
●ジャンル:歴史音楽ミステリー
●監督:ミロス・フォアマン
●原作と脚本:戯曲『アマデウス』
ピーター・シェーファ―
「アマデウス」映画のキャスト
【キャスト】
●アントニオ・サルエリ
=F・マーリー・エイブラハム(宮廷作曲家)
●ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト=トム・ハルス(作曲家モーツアルト)
●コンスタンツェ・モーツァルト
=エリザベス・べリッジ(モーツアルトの妻)
●皇帝ヨーゼフ2世=ジェフリー・ジョーンズ(時の皇帝)
●レオポルト・モーツァルト
=ロイ・ドートリス(モーツアルトの父)
●ロール=シンシア・ニクソン
(モーツアルトの家のメイド)
●フォーグラ―神父=リチャード・フランク
(精神病院を訪ねたた神父)
「アマデウス」映画のアカデミー賞受賞
第57回アカデミー賞
【受賞】
●作品賞=ソウル・ゼインツ
●監督賞=ミロス・フォアマン
●主演男優賞=F・マーリー・エイブラハム
●脚色賞
●美術賞
●衣装デザイン賞
●メイクアップ賞
●録音賞
以上8部門で受賞を果たしました。
【ノミネート】
●主演男優賞:トム・ハルス
●撮影賞
●編集賞
※本作はサリエリ役とモーツアルト役がダブル主演で、二人が主演男優賞にノミネートされF・マーリー・エイブラハム(サリエリ役)が受賞しています。
この記事が、映画「アマデウス」をより深く知るための参考になれば嬉しいです。
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