1993年に公開された『ローマの休日』
大好きな映画です!
(公開当時は生まれていませんでしたが、)
子供の頃テレビで観た感動が忘れません。
なんど観ても笑えて、泣けて、感動します。
映画『ローマの休日』のあらすじをまとめましたので
感想とあわせてご紹介しますね。
ローマの休日はどんな映画?
【どんな映画?】
1953年に公開されたアメリカ映画
イタリア、ローマを公式訪問中の
ヨーロッパのある小国のアン王女(架空の国)が滞在先をこっそり抜け出し、
ローマ市内へ繰り出す
そこで出会った新聞記者との一日の恋物語を描いた映画
ほぼ無名の新人だった
オードリーヘップバーンはこの映画で一躍スターとなる
(本当に上品で可愛らしいお姫様です!)
※『ローマの休日』ふたりが真実の口を訪れた記事も書いています。
よろしければ、こちらからお読みください。
ローマの休日のあらすじを簡単に説明
【あらすじ】
ヨーロッパのある小国の王女が、各国を公式訪問していた
最終地はイタリアのローマ
忙しさのあまり眠れなくなり、
息抜きがしたくて、
彼女はこっそり滞在先を抜け出し市内に繰り出す
一人街を歩いていたが、主治医に飲まされた睡眠薬の効果が出て街中で眠り込む
彼女を見つけて保護したのは新聞記者のジョー・ブラッドレー
王女とは知らず、自分のアパートへ連れ帰る
翌朝、彼女が王女であると知り驚く
これは、大きな記事が書けると思い立ち
友人のカメラマン、アーヴィングにも協力を求め、
三人でローマ市内を散策
トレビの泉、近くの床屋で髪を切るアン
ジョーとスクーター /ベスパ/に乗り、街中を走り回るアン
交通違反で警察に連行されるアン
スペイン広場でジェラードを食べるアン
真実の口に手を入れるアン
願いごとの壁で何かを祈るアン
一方、アン王女の滞在先では大騒ぎで彼女を探していた
夜になり、ダンスパーティーを楽しむアン(アーニャ)とジョー
アン王女の周辺が行き先をつきとめ
大使館へ戻るよう説得される
追っ手を振り切り
無言の二人
お互いが惹かれ合っていることに気付く、、、
しかし、
立場の違いは大きく
二人は気持ちをおさえ
ジョーはアンを滞在先の大使館へ送り
別れる
翌日の公式記者会見
大勢の新聞記者の質問に答えるアン王女
その会場にはジョーも居た
※『ローマの休日』ヘップバーンカット誕生の記事も書いています。
よろしければ、こちらからお読みください。
ローマの休日のあらすじ、結末:別れのシーン最後のセリフは?
【結末】
ヨーロッパのある小国のアン王女
イタリア、ローマを表敬訪問中に
滞在先を抜け出して街中に繰り出す
王女とは知らず彼女を保護した新聞記者のジョー
宮殿しか知らなかった王女には普通の人々の生活が新鮮で刺激的であった
二人はローマ市内をあちこち散策し
アンの目は輝く
トレビの泉、近くの床屋で髪を切るアン
ジョーとスクーター /ベスパに乗り、街中を走り回るアン
交通違反で警察に連行されるアン
スペイン広場でジェラードを食べるアン
真実の口に手を入れるアン
願いごとの壁で何かを祈るアン
夜の船上ダンスパーティー
王女が一般の女性と同じような日常を楽しむ
その様子を写真に収め公開すると反響が大きいであろう
はじめは、大きな記事になると思ったジョーだったが
いつしか二人は惹かれ合っていた
宮殿から捜索を受け、夜の船上パーティーで追ってから逃れたが、、、
別れの時が来た
アン:「夕食を作りたかったわ、料理は得意なのよ」
ジョー:「台所のある下宿へ引っ越すよ」
(別れのシーンのセリフ)
叶うことのない会話
抱擁をかわす二人
気持ちをおさえ
王女を大使館へ送り届けたジョー
「私はあの角を曲がります、私の姿を追わないと約束して、私もそうします」
アーニャは大使館へ入る姿をジョーに見られたくなかったから
翌日の記者会見の会場にはジョーも居た
アン :「私は国と国との友情を信じたいと思います。人と人との間に友情があるように」
ジョー:「王女さまの信念が裏切られることはないでしょう」
ジョーは二人で過ごした時間を公開するつもりはないと約束したのだ
王女は最後に皆さんと直接お別れがしたいと言い
壇上から降りて記者一人一人と握手、挨拶をする
短いけれど二人だけの時間が流れる
アーヴィングが王女に渡した数枚の写真はアン(アーニャ)が庶民の生活を楽しむ姿だった
王女退場のとき
一同を振り返ったアンの笑顔は本当に美しく
最後にジョーを見つめた
涙目のジョー
二人の
ローマでの一日の恋物語が終わった
ローマの休日を観た感想・アン王女からジョーへ最後の言葉
『ローマの休日』映画を観た【感想】せつない
可愛いお姫様は少しだけ普通の生活をのぞいてみたいんだろうなあ
と初めは思ったのですが、、、
一般の人々と感覚が違うアン(アーニャ)は何をしても微笑ましい
素直で可愛くていつも一生懸命
どんどん引き込まれて夢中になって見ていました。
わたしが好きな場面
①睡眠薬が効いて寝ぼけたアンが公園のベンチで
王女が講演で話すポエムを朗読。
傍に来たジョーに「どうぞ、お座りなさい」と声をかける。
②タクシーに乗り、どこに住んでいるかと聞かれ
「宮殿です」と答える。
ジョーの下宿部屋を見て
③「ここはエレベーターですか?」と質問。
翌朝のローマ市内で
④普通のサンダルを買ってヒールからはき替える。
⑤床屋さんから出てきたショートカットの女性を見て
素敵な長い髪を大たんにもカット。
ここで美容師さんとのやり取りが面白い!
⑥コロッセオをバックにスクーターで走り回る二人のシーンは
「いつか、ローマに行ってみたい!!」と思わされました。
そして、
⑦スペイン広場の階段でジェラードを食べてみたい!
⑧真実の口に手を入れてみたい! と思いました。
アン王女は、
人々と同じ生活に憧れていたんですね、、、
他にわたしが好きな場面は、
(本当にたくさんありますが)
⑧花屋が花束を買ってくれと渡すと
自分にくれたものと思い、握手を差し出すシーンです。
笑えました!
⑨「私は12時にカボチャの馬車で消えます」
この、表現も好きです。
夜の船上パーティーでジョーにお礼を言うアーニャ。
⑩「あなたは、本当に うり二つ の人ね」
アービングが「王女とうり二つ」と言ったので、
「素敵な人」というアメリカ表現だとごまかして説明した言葉。
こんな風に素直に受け止めるところもかわいいなー。
今回、一番好きだった場面は、
◎別れの前に
「料理を作りたかったわ、わたし得意なのよ」
というアン王女に
「台所のある下宿へ引っ越すよ」
という、ジョー。
この二人の会話には泣けました。
だって、これは叶うことがないのですから、、、。
『ローマの休日』記者会見・アン王女からジョーへ最後の言葉
記者会見で、「訪問地、ロンドン、アムステルダム、イタリアのどこが一番良かったですか?」と、記者に聞かれ
「ローマです」と即答
でも、王女はローマでは高熱で寝込んでいたことになっていたんですけどね。
「ローマで過ごした時間を生涯、忘れないでしょう」
これは、(アン王女からジョーへの最後の言葉)
きっと、ジョーにとって、何よりうれしい答えだったことでしょう。
涙をこらえ振り返ったアン王女の微笑みは最高に美しく
それは、
ジョーに注がれた最後の感謝と愛情のまなざしでした。
うるんだジョーの目が忘れられない最後のシーン。
誰もいなくなった会場を一人立ち去るジョーの姿に
感動で胸がつまりました。
(以上、私の感想でした)
※『ローマの休日』最後の記者会見についての記事も書いています。
よろしければ、こちらからお読みください。
ローマの休日の出演者、監督など
ローマの休日の監督
【監督】
ウィリアム・ワイラー
ローマの休日の主演
ローマの休日の他の出演者
【出演者】
(アーヴィング・ラドビッチ)
=エディ・アルバート
(マリオ・デラーニ)
=パオロ・カルリーニ
(ヘネシー支局長)
=ハートリー・パワー
(ヴィアルバーグ伯爵夫人)
=マーガレット・ローリングス
(プロブノ将軍)
=テゥリオ・カルミナティ
ローマの休日が受賞した賞は?
【受賞】
ローマの休日は1954年に多くの映画賞を受賞しました。
そのほとんどが、主演のオードリー・ヘップバーンでした。
オードリー・ヘプバーンが受賞した賞を紹介します
・アカデミー賞最優秀主演女優賞
・ゴールデングローブ主演女優賞
・英国アカデミー主演女優賞
・ニューヨーク映画批評価協会主演女優賞
他にも衣装や原案賞を受賞しています
イーディス・ヘッド
・アカデミー最優秀衣装デザイン賞
イアン・マクレラン・ハンター/ダルトン・トランボ
・アカデミー最優秀原案賞
実は、監督ともう一人の主演のグレゴリーペックはノミネートだけでした。
私には意外な結果だと思いました。
オードリーがあまりにも素敵すぎたので目立たなかったのかなあ?
グレゴリー・ペックがいたからこそオードリーの魅力が引き出されたのだと思います。
〈ノミネート〉
●監督:ウィリアム・ワイラー
アカデミー監督賞
●グレゴリー・ペック
アカデミー主演男優賞
●エディ・アルバート
アカデミー助演男優賞
以上、
(ここまでお付き合い下さり、ありがとうございました。)
コメント