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『バニラスカイ』ネタバレの解説と考察!ソフィアの死と150年後は?

SF
Vanilla Sky公式より引用

映画『バニラスカイ』は、わからない?どうして?

次に観る時にはもう少しわかるかも知れません。

富も地位も美貌も!

なんでも持っているデヴィッド(トム・クルーズ)が事故で全てを失い苦悩するサスペンス
&ラブストーリー。

また、ソフィを演じたヒロイン女優のペネロペ・クルスの可愛らしさと、

いつもと違うシリアスなジュリーを演じたキャメロン・ディアスの演技にも注目!

こちらでは、ネタバレになりますが、あらすじを考察します。

よろしければ、私の感想もどうぞ。

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映画『バニラ・スカイ』ネタバレの解説!あらすじの考察と感想も

この映画を観ていて、途中でよくわからなくなったのはなぜ?

結論(ネタバレ)は、

デヴィッドが死んでいるのに
ずっと夢をみていたから。
それは、LE(エリー)社と生前に交わした契約だったから。

バニラスカイはわからない?ネタバレを解説

【何がわからないのか?】

①デヴィッド(仮面をかぶった青年)は、どうして刑務所で取り調べられているの?
②いったんはフラれたソフィアと幸せに暮らしているのはなぜなの?
③どうして死んだはずのジュリーが現れたの?
④ソフィアは死んだの?
⑤いつも尾行する男は誰なの?エリーとの関係は?
⑥どうして150年後に戻るの?

などなど、

分からないことが多すぎます。

次の章で私の考察と感想をまとめました。

①デヴィッドはどうして刑務所で取り調べられているの?

デヴィッドは、夢の中でソフィアを殺し、刑務所に入り取り調べを受けています。

仮面をかぶった青年はデヴィッドです。

ソフィア殺人罪の容疑で精神科医マッケイブの鑑定分析を受けています。

さらにその刑務所も夢の中の出来事です。

精神科医マッケイブもデヴィッドが作り出した夢の中の人物です。

その、マッケイブと語り合いながら、デヴィッドがLE社と契約して、ずっと夢をみていたこと、
その前に、死んでいたことをラストに知りました。

②いったんはフラれたソフィアと幸せに暮らしているのはなぜなの?

 

デヴィッドは酔いつぶれて
ブライアンとソフィアに置いて行かれてから家に帰り、薬を飲み、
そのまま死んでしまいました。
ですから
それ以来ソフィアには会っていません。全て(ソフィと幸せに暮らしていること)はデヴィッドの夢の中の出来事です。

③どうして死んだはずのジュリーが現れたの?

彼は、薬を飲む前にLE社と契約していました。

その契約内容は、

自分が死んでも身体は冷凍状態で保存され、
ずっと幸せな夢をみられる。

ところが、

彼の潜在意識がバグをおこして
幸せな夢は悪夢へ変わっていきました。

デヴィッドの作り出す幸せな夢は
大好きなソフィアと一緒にいること。

しかし、悪夢では、ソフィーにジュリーが乗り移ります。

その理由は、デヴィッドの中にジュリーへの罪悪感がいつもあったから。

「あなたにとって幸せって何?」
そう尋ねてジュリーは死んでしまいました。

デヴィッドはそれがいつも引っかかっていたと思います。

事故の前の美貌の持ち主、
デヴィッドには分からなかった人の心の痛み

自分が醜くなって思い通りにならなくて初めて
人の心の痛み気づきました。

④ソフィアは死んだの?

デヴィッドがジュリーと間違えて殺してしまったソフィアはデヴィッドの夢の中のソフィアだった。

だから、デヴィッドが作り出したソフィアは死んでしまいました。

現実のソフィアは、デヴィッドが薬を飲んで自殺する前に道路で別れた切り、会っていません。

⑤いつも尾行する男は誰なの?エリーとの関係は?

デヴィッドは、薬を飲む前にLE社(エリー社)と契約していました。

 

死んでも遺体保存され、幸せな夢を見続けられる契約でしたが、
バグを起こして、悪夢に変わりました。


いつも尾行されているように感じたのは、その夢のバグを調査に来た、エリー社の男です。

エリー社の男は、実在します!

LE=ライフエクステンション社は、

死んだ身体を冷凍保存し、
肉体を延命するサービス事業を行っていた。

デヴィッドは薬を飲んで死ぬ前にこの会社と契約しており、
自分が死んだ記憶は消されていた。

冷凍保存されたデヴィッドは夢を見続けることができた。
だから、夢を見ている間を現実だと思っていたのだ。

では、デヴィッドの夢が始まったのはいつなのか?

デヴィッドが酔っぱらってソフィアとブライアンに見捨てられ、
道路で眠ってしまい、翌朝ソフィアが起こしてくれた時。

 

デヴィッドを尾行していた男、エリー社の職員が言うには、

「最近のデヴィッドの夢は彼の潜在意識が影響し、
それが悪さをして悪夢に変わってきている。」

 

したがって、
このまま、ずっと夢を見続けるか、
夢から覚めて現実の世界に戻るかの選択をせまられました。

⑥どうして150年後に戻るの?

ラストシーンで、
罪悪感や、後悔に気が付いたデヴィッドは
試練を覚悟のうえで元の現実世界(150年後)に戻ります。

自分が死んだのは150年前。
エリー社に遺体保存されてから150年経っている。

このまま、夢の続きをみるのではなく、現実の世界へ戻ることを決めたデヴィッド。

現実の世界は150年後です。
予想できない世界です。
試練も待ち受けていることでしょう。

私の感想!150年後のデヴィッドに思うこと

ラスト、
自分が死ぬ前の現実世界に戻ることにしたデヴィッド。

現実の世界は(デヴィッドが死んでから)150年後になります。
ブライアン、ソフィア、その他、知り合いはもう誰も生きていません。

ジュリーが死ぬ前に聞いた「デヴィッドの幸せって何?
まだ、ヴィッドはそれに答えを見つけていません。
150年後の現実世界で自分の力で見つけてほしいですね。

そして、

厳しいであろう、150年後の現実世界を、是非、たくましく乗り越えてほしいと思います。

バニラスカイが描かれたモネの絵

キャンバスにはバニラ色の空が描かれている。」

初めてソフィアに出会った時、デヴィッドは母親が所有するモネの絵を紹介しましたね。

暗かった空が明るくなる時に見られる幻想的な空の色。

デヴィッドが最後に屋上から飛び立つときの空の色はちょうどそんなバニラ色でした。

このバニラ色の空から彼の新しい人生がスタートします。

「目を覚まして!」

150年後に起こしてくれた女性はどんな人なのかな?

今度は幸せになってほしいな~

願いを込めて。

(感想おわり)

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映画『バニラスカイ』あらすじ① デヴィッド、ジュリーとソフィア

【あらすじ①】

〈ここは、NYマンハッタンの豪邸〉

美男子のデヴィッドは、若くして父親が残した出版社の社長を受け継ぎ、

美人のガールフレンド、ジュリーもいて、
誰もが羨む人生を謳歌していた。

デヴィッドはいつも不安にかられ、ひとりきりで街をさまよう夢を見る。

「目を覚まして」といつも知らない女性に起こされる。

〈ここは、刑務所の取調室〉

殺人容疑がかかっているデヴィッド、刑務所で精神科医の分析を受けていた

仮面をかぶった青年デヴィッドは、精神科医マッケイブの分析を受けていた。

殺人容疑がかかっているのだ。

デヴィッドは事件までのいきさつを語り始めた。

33歳のデヴィッドは富と地位と美貌を兼ね備え、何不自由のない暮らしを送っていた。

ガールフレンドのジュリーとも上手くいっていた。

ある日、誕生パーティーに親友のブライアンが連れてきたソフィアに一目ぼれした。

急にジュリーの存在がじゃまになり、
邪険にしてしまう。

ソフィアを家まで送り、朝まで似顔絵を書いたり、犬と遊んで

また会う約束をした。

翌朝、待ち伏せていたジュリーの車に仕方なく乗った。

ソフィアの部屋から出てくる所を待ち伏せしていたジュリー

彼女は
「あなたにとって幸せって何?私にとってはあなたと一緒にいることよ」

そう言って、スピードをあげ、
無理心中を図った。

気が付いたとき、ジュリーは即死。

デヴィッドは助かったが、頭や腕、顔に大きな傷を受け、

かつての面影は残っていなかった。

現代の医学ではこれ以上は限界と言われるまで手術をしたが、

変わり果てた顔を隠すため、
仮面を付けるようになった。

それでもソフィアが忘れられず、ダンスの練習場を訪ね、

次に会う約束をした。

会場にはブライアンも来ていて、自分がソフィアから避けられていることに気づき、

やけになってお酒を飲んで酔っぱらい、
彼らにひどいことを言ってしまう。

道路で酔いつぶれたデヴィッドを、ブライアンとソフィアは置いて帰った。

彼の横にはマスクが落ちたまま。

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映画『バニラスカイ』あらすじ② ソフィアの死?

ソフィアとの幸せな日々を送るデヴィッド

【あらすじ②】

翌朝、「目を覚まして」と、

起こしてくれたのはソフィアだった。

今のままのデヴィッドを受け入れると言ってくれた。

その後、
手術によって彼の顔は元通り、
美しいデヴィッドがよみがえった。

ソフィアとの毎日は充実していて幸せだった。

ところが、
ある夜ベッドの横にいたはずのソフィアがジュリーに変わっていて、

「私はソフィアよ」と言う。

いつの間にか、ソフィアがジュリーに変わっていた?

ジュリーの手を縛って自ら警察に連絡すると、

逆に逮捕されたのはデヴィッドだった。

手を縛られたソフィアは訴えないと言っているらしい。

どうなってるんだ?

どうしてソフィアがジュリーに入れ替わったんだ?

その後、ソフィアの家に帰ると、
部屋に貼ってあったソフィアの写真が全てジュリーに変わっていた。


ソフィアはどこへ行った?

その頃デヴィッドはいつも、同じ男に尾行された。

デヴィットを尾行している謎の男?


彼は何者だ?

自分の会社を狙う役員たちの陰謀か?

数日後、
ソフィアが現れ安心したデイヴィッドの腕の中で

彼女はまたジュリーに変わっていた。

恐くなったデヴィッドはジュリーを枕で押し付けて窒息死させてしまう。

だが、
死んだのはソフィアだった。

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映画『バニラスカイ』あらすじ③ エリーは誰?

【あらすじ③】

精神分析医のマッケイブがデイヴィッドに尋ねる、

「夜中にエリーと言う名前を叫んだそうだね

エリーが誰か思い出せるかい?」

エリーはLEという会社の名前だった。

〈刑務所からLE社へ〉

マッケイブと警察官をともなってLE社を訪ねるデヴィッド

マッケイブと警察官の3人でLE社を訪ねた。

デヴィッドはこのロビーに見覚えがあった。

LE=ライフエクステンション社は、

死んだ身体を冷凍保存し、
肉体を延命するサービス事業を行っていた。

デヴィッドは薬を飲んで死ぬ前にこの会社と契約しており、
自分が死んだ記憶は消されていた。

冷凍保存されたデヴィッドは夢を見続けることができた。

だから、夢を見ている間を現実だと思っていたのだ。

では、デヴィッドの夢が始まったのはいつなのか?

デヴィッドが酔っぱらってソフィアとブライアンに見捨てられ、

道路で眠ってしまい、

翌朝ソフィアが起こしてくれた時。

あらすじ②の時点では死んでいた。

そこからがデイヴィッドの夢のはじまりだった。

死んで冷凍保存されてから150年間ずっと。

今もその夢の中にいる。。。

尾行していた男はエリー社の職員だった!

デヴィッドを尾行していた男、
エリーの職員が言うには、

最近のデヴィッドの夢は彼の潜在意識が影響し、
それが悪さをして悪夢に変わってきている。

このまま、ずっと夢を見続けるか、  

夢から覚めて現実の世界に戻るかの
選択をせまられた。

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映画『バニラスカイ』ネタバレあらすじと結末!150年後にソフィアは?

【あらすじとネタバレ】

現代の医学は進歩しており、
顔のけがは修復可能だが、
デヴィッドの資産はもう底をついている。

現実の世界に戻ると、150年たっており、
ブライアンもソフィアもいない。

それでも戻るのか?

デヴィッドはそれでも戻ることを選択した。

その時、マッケイブがやってきてデヴィッドを引き留めた。

「騙されるな、そこにいるエリーの社員もぜんぶ君の夢の中なんだぞ。」

だが、マッケイブは自分の娘の名前を答えられなかった。

これは、マッケイブこそ、デイヴィッドが作り出した夢の中の人物だと言う意味だ。

最後にデイヴィッドは自分で作り出したソフィアにもう一度会って

最後にもう一度夢の中のソフィアに会う

「違う世界でいつか会おう」と別れを告げた。

高所恐怖症のデヴィッドがビルから飛び降りて現実の世界へ戻って生きる!

飛び降りた!!

仮死状態のデヴィッドを女性の声が起こす。

「目を覚まして、デヴィッド」

(この女性の声は誰だかわからない。)

(あらすじ、おわり)

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『バニラスカイ』映画の概要とキャスト!女優は誰?

映画のキャッチコピーは、

「あなたが想うあなた自身は幻に過ぎない、、、」

ペネロペ・クルスとキャメロン・ディアス二人の超美人女優が出演。

『バニラスカイ』映画の概要

概要】

●製作国と公開年:2001年のアメリカ映画

●監督:キャメロン・クロウ

●脚本:キャメロン・クロウ

●製作:トム・クルーズ
ポーラ・ワグナー
キャメロン・クロウ

●原案:1997年のスペイン映画
『オープン・ユア・アイズ』のリメイク作品

●主演:トム・クルーズ  
    ペネロペ・クルス
     キャメロン・ディアス

『バニラスカイ』映画の キャスト

【キャスト・女優と俳優】

●デヴィッド=トム・クルーズ
出版社の社長、お金持ちで美男子
●ジュリー=キャメロン・ディアス
デヴィッドのガールフレンド
●ソフィア=ペネロペ・クルス
ダンサーの卵、デヴィッドが一目ぼれする
●マッケイブ=カート・ラッセル
デヴィッドの精神科医
●ブライアン=ジェイソン・リー
デイヴィッドの親友
●ヴェンチュラ=ノア・テイラー
LE社(エリー)の職員
●パーティーの客
スティーブン・スピルバーグ
(カメオ出演)

※スピルバーグ監督とトム・クルーズは親交が深いそうです!
トム・クルーズ製作の映画にカメオ出演してくれたんですね~

映画『バニラスカイ』 女優は誰?(ソフィアとジュリー)

ソフィア役のペネロペ・クルスジュリー役のキャメロン・ディアスをご紹介します!

【ペネロペ・クルス】

 

≪経歴と主な作品≫

●1974年生まれスペインの女優
●1992年スペイン映画『ハモンハモン』で
デビュー
●1998年『美しき虜』ゴヤ賞主演女優賞受賞
●1997年『オープン・ユア・アイズ』
ソフィア役
●1998年『オール・アバウト・マイ・マザー』で国際的スターに
●2001年『バニラスカイ』ソフィア役
●2006年『ボルベール(帰郷)』
カンヌ国際映画祭女優賞受賞
アカデミー主演女優賞ノミネート
●2008年『それでも恋するバルセロナ』
アカデミー助演女優賞受賞
●2010年『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』
●2011年『オリエント急行殺人事件』幅広く活動を続ける
●2021年『パラレルマザーズ』
ヴェネツィア国際映画祭女優賞受賞
アカデミー主演女優賞ノミネート

ペネロペ・クルスは、スペイン語・英語の他、イタリア語・フランス語が堪能
スペイン映画からデビューし、国際的スターとなりました。

アカデミー主演女優賞の他、数々の受賞をしている実力派女優でもあります。

私生活では、2010年にスペイン俳優、
ハビエル・バルデムと結婚

2011年に男児を、2013年に女児を出産しています。

また、本作『バニラスカイ』は、1997年のスペイン映画『オープン・ユア・アイズ』の
リメーク映画ですが、ペネロペ・クルスは、どちらにもソフィア役で出演しています。
2か国で同じ映画の同じ主演をすることがあるんですネ。
スペイン版も見てみたいです。

【キャメロン・ディアス】

≪経歴と主な作品≫

●1972年生まれアメリカの女優
●1994年『マスク』コメディ映画、
ジム・キャリーの相手役で映画デビュー
●1998年『メリーに首ったけ』大ヒット、
人気が出る
●2000年『チャーリーズエンジェル』に選ばれる(3人の美女のひとり)
●2001年『バニラスカイ』でジュリー役
ゴールデングローブ賞にノミネート
●2001年、2004年『シュレック』の
プリンセス・フィオナの声で出演
●2009年『私の中のあなた』
シリアスな母親役
●2011年『グリーンホーネット』
相変わらずコメディは強い人気
●2014年『ANNIEアニー』この作品を最後に女優を引退

キャメロン・ディアスは
『マスク』でデビュー以降、
コメディ、アクション、スリラー、
声優で大活躍~

『メリーに首ったけ』では、誰からも愛される天然美女を演じ、これがキャメロン路線となりました。(犬まで彼女のとりこに!)

性格が良くて、スタイル抜群、その笑顔は、世界中の女性から愛されています。

そんなキャメロン・ディアスは40代で結婚、2015年47歳で女児を出産。

2014年の『アニー』を最後に女優を引退しました。

バニラスカイのジュリー役は、
いつものキャメロンと違い、
シリアスな演技で、別の一面を見せてくれました。
声の出演も多いですし、多才な女優さんですネ。

以上、

(ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。)

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