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サマーウォーズ・あらすじと感想・僕のアカウントを使って下さい!に感動~

アニメ

映画『サマーウォーズ』
「僕のアカウントを使ってください!」この言葉に感動しました。

細田守監督は人気のアニメ映画を沢山作っています。
『サマーウォーズ』はその中でも特に好きな物語です。

長野県上田市の武士の末裔、旧家のおばあちゃんがまた、男前な女性なんです。

映画『サマーウォーズ』
あらすじと感想をお届けします。

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サマーウォーズ映画 あらすじと結末(ネタバレ)名言も!

『サマーウォーズ』のあらすじを最後までお伝えします。
おばあちゃんの言葉や、他にも名言だなあ~と思われるものがたくさんありました。

サマーウォーズ 映画 あらすじ① 長野県上田市へ

【あらすじ①】

高校の部室で

OZ(オズ)の保守点検のアルバイトをする健二と佐久間、

憧れの夏樹先輩に頼まれ、じゃんけんの結果、別のアルバイトを引き受けたのは健二だった。

長野県上田市にある夏樹の実家は室町時代から続く旧家だった。

屋敷に着くと、陣内家の当主、栄おばあちゃん90歳の誕生会の用意が進んでいた。

栄おばあちゃんは武家の末裔だけあり、威厳があった。

とても90歳とは思えないパワフルな女性だ。

また、陣内家の人々は個性的で少々気が荒い。

健二はおばあちゃんを喜ばせるため、親族の前で「夏樹の婚約者の役」をすることになった。

その晩、健二が陣内家で寝付くと真夜中に、、、

携帯電話へ数字の暗号のような1通のメールが届いた。

数学の問題だと勘違いした健二は徹夜で暗号を解いて返信した。

(ああ、解いた暗号を返信したとき、いやな予感がしましたよ)

サマーウォーズ 映画 あらすじ② 「あんたなら出来る!」

【あらすじ②】

7月30日

翌朝、世界は大混乱に陥っていた。

インターネット上の仮想世界OZ(オズ)が謎の人工知能「ラブマシーン」に乗っ取られた。

何者かが2000桁以上のセキュリティコードを解読してOZ(オズ)に侵入した

その犯人はなんと健二だ!とニュースで報道されていた。

10億人の人々がOZ(オズ)という仮想世界で

自分のアバターを使ってショッピング、行政手続き、など様々なサービスを利用している。

交流はもちろん、経済、文化、インフラのあらゆる生活をOZ(オズ)のシステムに頼り切っていた。

現実世界では、交通機関が麻痺し、インフラ設備がストップ、GPSが使えなくなった。

病院、救急車や消防車にも正確な情報が流れなくなった。

陣内家には、医者、救命士、消防士までいた。

栄おばあちゃんは元教師で教え子には政治家、官僚が。
知り合いには実力者が大勢いて政財界に強い人脈を持つ。

人々がOZ(オズ)の対応に苦戦する中、おばあちゃんは身内だけでなく、

自身の人脈を頼りにあちこちに励ましと連携の電話をかけまくる。

「あんたなら出来る」
「あんたなら出来る」

その中には現職の警視総監までいたのだ。

その甲斐あって被害を軽減させることに大きく貢献した。

その時、10年ぶりにアメリカから戻っていた
栄おばあちゃんの養子、侘助(わびすけ)が言った。

オズを乗っ取った人工知能ラブマシーンは自分が開発者で、アメリカ国防省に納品したんだと。

それを聞いた栄おばあちゃんは長刀(なぎなた)を持ち出して侘助に説教をした。

「身内の不始末は身内で片付けるよ」

(さすが、武士の末裔だけあります、人さまに迷惑をかけることはしない!という強い意志が伝わります)

サマーウォーズ 映画 あらすじ③ 「まだ負けていない!」

【あらすじ③】

(7月31日)

OZ(オズ)アカウント乗っ取り事件の翌朝

栄おばあちゃんは心臓発作で死去した。

陣内家では女性陣が栄の葬儀の用意で忙しくしていた。

健二はアカウントを乗っ取られただけで、犯人ではないことが分かった。

陣内家の男性陣は、数学の天才である健二と

格闘ゲームの達人、佳主馬(かずま)少年を中心に

ラブマシーンの討伐へ動き出した。

陣内家の身内は様々な職業についていた。

電気屋のおじさんが大学に納品するはずのスーパーコンピュータを持ち込んだ。

水産業のおじさんがコンピュータのエンジンを冷やす大量の氷を部屋に持ち込んだ。

皆で作戦を練り、

ゲーム少年、佳主馬(かずま)のアバター、キングカズマが戦いを挑む、

作戦通り、一時はラブマシーンの封じ込めに成功した。

ところが、

コンピュータの部屋を冷やしていた氷が

おばあちゃんに良かれと部屋に運ばれてしまい、スーパーコンピュータがダウン。

閉じ込められたラブマシーンは飛び出して更に多くのアカウントを乗っ取った。

そして、最後はキングカズマのアカウントまで奪われた。

ラブマシーンは4億の奪われたアカウントの権限を操り、

小惑星探知機「あらわし」が世界にある核施設のどこかへ落ち始めた。

一同は消沈したが、、、そのとき

「まだ負けていない!」と一喝したのは健二だった。

そこで公表されたおばあちゃんの遺言書がまた一族を励ました。

「先ずは落ち着きなさい。

古くからの知り合いを大切にしっかり働くように。

侘助(わびすけ)が帰ってきたらお腹いっぱい食べさせてあげて。

皆でいつもと同じご飯を食べなさい。

お腹がすいてることと、一人でいることが一番いけないよ。

あなたたちがいたお陰で幸せでした」

(さすが、栄おばあちゃん!まるで一族の今の様子を見ているような声掛けですネ)

夏樹のお母さんが全員でご飯を食べましょう、と言った。

サマーウォーズ 映画 ④結末(ネタバレあり)「僕のアカウントを使ってください!」

【あらすじと結末】

夏樹がおばあちゃんに仕込まれた花札(こいこい)でラブマシーンと勝負した。

最後は掛け金が足りなくなり、窮地に立たされた時、一人の弱弱しいアバターが申し出た。

「ボクのアカウントを使ってください」

すると

次々に、あちこちからアカウントを差し出す世界中の仲間が現れた。

「私のアカウントを使ってください」

お陰でゲームが再開でき、

夏樹は花札(こいこい)でラブマシーンに勝利し、カウントダウンが止まった。

これで「あらわし」が核施設に落とされる危機は回避されたと思ったが、

カウントダウンがまた始まった。

今度は「あらわし」を陣内家の敷地に落とすよう操作された。

またもや打つ手がなくなったかと思われたとき。

健二が得意の数学と計算能力で管理塔に入り、GPSを操作して墜落の位置をずらそうと奮闘する。

時間がない、
パスワードを解く、
締め出された、
もう一度解く、

倒れていたかずまが起き上がり、ラブマシーンを倒す。

あと1分。
パスワードは?
GPS操作は?

「よろしくお願いします!」

健二がボタンを押した。

「あらわし」は陣内家の敷地をそれた。

なんと、それて落ちた地下からは源泉が湧いて吹き上げた。

(8月1日)

栄おばあちゃんの葬式は、栄おばあちゃんの誕生日だった。

ニッコリ笑ったおばあちゃんの遺影の周りには大好きだった朝顔が飾られた。

そして、
陣内一族全員で「ハッピーバースデー」の歌を合唱した。

夏樹は健二のことを見直したようだ。

二人は付き合うことになるのでは?

(おわり)

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サマーウォーズ 映画 感想も~   僕のアカウントを使ってください!

【感想】

長野県上田市と言えば、少し前の大河ドラマ『真田丸』が重なります。

そういえば、あのドラマも親子、兄弟、師弟関係のきずなが強かったなあ。

陣内家を見ていると、

普通の人々が人や地域のつながりを大切に生きているんだなあと

感じました。

私の父の田舎も兄弟が多く、いとこも多くて

子供の頃は行事の度に集まっていました。

陣内家ほどではありませんが。

それにしても、栄おばあちゃんの人脈の広さ、強さには驚かされました。

インターネットとは無縁のおばあちゃんが、古いメモ帳や、年賀状を広げて次々に電話をしました。

システムがダウンしても、アナログは動くんだなという気づきがありました。

オズのアカウント乗っ取りの混乱のなか、

個人では動かせないことも、人がつながれば治められるということも分かりました。

栄おばあちゃんは、便利なインターネットに頼り切った世の中に

人と人とのつながりを忘れないでと教えてくれたのだと思います。

もしもの時に、と手紙を残していました。

自分が死んだときの陣内家の様子が目に浮かんでいるような書き出しでした。

「先ずは落ち着きなさい」

おばあちゃんの考えは地域の人とのつながりを大切にすること。

「人間、お腹がすいてることと一人でいることが一番よくない、、、」と。

一人でいる侘助が居心地わるくならないよう、最後まで気使う優しさは流石だなあと感服しました。

侘助も、強がっていたけど、おばあちゃんに恩返しがしたくて自分が開発したプログラムを自慢したんだと思いました。

自分を受け入れてくれた心の広いおばあちゃんに感謝していたのだろうと思います。

一人のアカウントはたった一つだけど、その一つが世界中から沢山集まったから夏樹のゲームが再開され、勝利できました。

「僕のアカウントを使ってください!」

そこから、次につながり、巨大に膨れ上がったラブマシーンから力を奪うことができました。

おばあちゃんの言う、人と人とのつながりはインターネットの中にもあったんですね。

「僕のアカウントを使ってください!」

一人の力は小さいけれど、大勢が力を合わせた勝利でした。

『サマーウォーズ』を観て、いつもはめんどうな大勢の人間関係もなかなかいいものだなあと受け止めました。

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サマーウォーズ 映画 概要(監督・キャストと声優も)

おばあちゃんの声が正にピッタリ、
この映画の成功につながったなあ~と思います。

主題歌は私の青春時代の山下達郎が担当しています。
ちょっと楽しみです!

サマーウォーズ 映画 概要  (監督・キャストと声優も)

【概要・監督】

●制作と公開:2009年日本映画

●ジャンル:アニメ

●脚本:奥寺佐渡子

●キャッチコピー:

「これは新しい戦争だ」

「つながりこそが、ボクらの武器」

●主題歌:「僕らの夏の夢」(山下達郎)

●監督:細田守

※細田守監督は、人気のアニメ映画を多く手掛けています。
「竜とそばかすの姫」「未来のミライ」  「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」

【キャストと声優】

●陣内栄(じんのうち さかえ)
声:富司純子

●小磯健二(こいそ けんじ)
声:神木龍之介

●篠原夏樹(しのはら なつき)
声:桜庭ななみ

●佐久間敬(さくま たかし)声:横川貴大

●陣内 侘助(じんのうち わびすけ)
声:斉藤 歩

●池尻 佳主馬(いけじり かずま)
声:谷村 美月

以上、

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

※細田監督の作品『おおかみこどもの雨と雪』の記事も書いています。
よろしければ、こちらからお読みください。

おおかみこどもの雪と雨のその後が気になる!ラストを原作から考察します
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