こちらでは、映画『カサブランカ』の主役が決まるまでの裏話をまとめています。
つい口ずさんでしまう、サムが弾くピアノ音楽「時の過ゆくままに」も気になります。
陰のあるハンフリー・ボガートが渋く、イングリッド・バーグマンの瞳が美しくて、白黒が映える配役ですよね。
映画『カサブランカ』の主役が決まるまでや、監督についても調査しましたのでお伝えします。
この記事が、映画「カサブランカ」をより楽しんでいただくためのお役に立てれば嬉しいです。
映画「カサブランカ」の主役はどのようにハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンに決まったのか?
トレンチコート姿の渋いハンフリー・ボガート
うるんだ瞳の美女イングリッド・バーグマン
見つめ合う二人
あまりにも有名なシーンですよね!
さて、
「カサブランカ」の顔、主役の二人はどのように決まったのでしょうか?
映画「カサブランカ」の主演がハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンに決定するまで
イングリッドバーグマン本人への出演依頼がありました。
「制作担当のハル・ウォリスがワーナーであたためているアイディアがある。
北アフリカを舞台にしたストーリーで、彼は君にぴったりだと考えている。
相手役にはボガートの名前があがっている。」
これを読むと、製作者は初めからイングリッド・バーグマンをイルザのイメージとして映画を作ろうとしていたんですね!
また、相手役のリックはハンフリー・ボガートのほかに、ロナルド・レーガン(アメリカ第40代大統領)の名前もあがったそうです。
ロナルド・レーガンのリック役も観てみたかったですが、個人的にはやはりハンフリー・ボガートがはまり役だと思うのです!
映画「カサブランカ」の主演ハンフリー・ボガートはどんな人?
【ハンフリー・ボガート】
愛称はボギー
・1899年生まれ
・ニューヨーク出身
・1940-1950年代を代表するハリウッド映画の俳優
・ホガートは、ヘビースモーカーとしても有名
以降20年近くワーナー・ブラザースのほぼ専属で活動・ギャング映画の適役を多く演じた
40歳を過ぎて「マルタの鷹」「カサブランカ」でハードボイルド、スターの地位を確立・「アフリカの女王」で、1951年アカデミー主演男優賞を受賞・「マルタの鷹」「アフリカの女王」の監督であるジョン・ヒューストンの作品に多く出演
※映画の中で、リックが煙草を吸う姿がステキなのは、私生活でも楽しんでいたからなのですね!
愛称のボギーは、ハンフリー・ボガートの雰囲気にピッタリだと思いましたよ。
映画「カサブランカ」の主演イングリッド・バーグマンはどんな人?
【イングリッド・バーグマン】
潤んだ瞳が美しすぎるイングリッド・バーグマン
・1915年生まれ
・スウェーデン、ストックフォルム出身
・ヨーロッパとアメリカで活躍した女優
代表的な作品は、
「誰がために鐘は鳴る」
「ガス燈」(1944年アカデミー主演女優賞受賞)
「汚名」
「追想」(1956年アカデミー助演女優賞受賞)
「オリエント急行殺人事件」(1974年アカデミー助演女優賞受賞)
※「カサブランカ」から約30年。
「オリエント急行殺人事件」でイングリッド・バーグマンを見て変わらぬ気品を感じましたよ!
映画「カサブランカ」の監督について
マイケル・カーティス監督は、映画「カサブランカ」でアカデミー監督賞を受賞しています。
映画「カサブランカ」のマイケル・カーティス監督はどんな人?
【監督】
・1886年生まれ
・ハンガリーブダペスト出身
・1927年にワーナー・ブラザーズに入り、アメリカに帰化した
・代表作は「カサブランカ」
映画「カサブランカ」のマイケル・カーティス監督の代表作品
【アカデミー賞】
カサブランカ(1944年)アカデミー監督賞を受賞
「四人の姉妹 」(1939年)アカデミー監督賞
「汚れた顔の天使」(1939年)アカデミー監督賞
「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー」(1943年)アカデミー監督賞
※やはり、「カサブランカ」は代表作なんですね!
映画「カサブランカ」の音楽 「時の過ゆくままに」
【音楽】
※映画の中でドーリー・ウィルソンが歌うアズ・タイム・ゴーズバイ「時の過ゆくままに」(ハーマン・フッフェルド作曲)が耳に残りました。
この映画のために作られた曲ではないんですね…。
「カサブランカ」の盛り上がりに欠かせない曲ではないでしょうか。
この記事が、映画「カサブランカ」をもっと深く知るための参考になれば嬉しいです。
※映画「カサブランカ」の別の記事も書いています。
よろしければ、こちらからご覧ください。

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