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ドラマ『ダウントン・アビー』シーズン1ー第1話「嵐の予感」あらすじを解説!感想も!

ドラマ

シーズン1第1話「嵐の予感」

ダウントン・アビーにタイタニック号沈没の知らせが届き、動揺が走った。

グランサム伯爵家の後継者が亡くなったのだ。

長女メアリーの婚約者でもあった。

1912年(第一次世界大戦前)

イングランド郊外のヨークシャー州のダウントン・アビーには、代7代目グランサム伯爵(クローリー)一家が使用人と暮らしている。

当主のロバート
アメリカから嫁いできた妻コーラ
長女メアリー
次女イーディス
三女シビル

ここへ、タイタニック号沈没の知らせが入り、、、。

ダウントン屋敷は騒然とした。

こちらでは、

ドラマ『ダウントン・アビー』(シーズン1第1話)のあらすじをまとめています。

よろしければ、私の感想も添えています。

この記事が、ドラマ「ダウントンアビー」をさらに楽しんでいただくために、お役に立てたら嬉しいです。

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ダウントン・アビー シーズン1ー第1話「嵐の予感」 あらすじ

【シーズン1第1話「嵐の予感」】

1912年4月
(第一次世界大戦前)の
 イングランドのヨークシャー地方
ダウントンアビーの屋敷には7代目グランサム伯爵一家が暮らしています。

ある朝、村の電話局へ
慌ただしく電信が届きます。

タイタニック号の悲劇

グランサム伯爵が持つ邸宅ダウントンアビーでは、今日も使用人たちが朝早くから忙しそうに働きます。

メイド頭で、メアリー付きの侍女アンナも起き出しました。

台所では、料理長のパットモアさんが料理見習のデイジーに暖炉の薪をくべるよう指示しました。

デイジーはまだまだ要領がわるいようです。

新聞配達が自転車でダウントン屋敷に新聞を届けます。

今日の配達は何故か遅れました。

伯爵(ロバート)が手を汚さぬよう、下僕のウィリアムが新聞にアイロンを当てて、インクを乾かしてから届けています。

ロバートが犬を連れて階段を下りてきました。

そして、
タイタニック号が沈没したニュースを読み、沈痛な面持ちになりました。

そこへ弁護士マレーから電報が届き、ロバートは青ざめました。

グランサム伯爵家の跡取り、ロバートの親戚ジェームズとその息子パトリックがタイタニック号に乗っていて、助からなかったからです。

メアリー、イージス、シビルの三人の娘親戚が亡くなり、喪に服すため、黒いドレスに着替えました。

メアリーは亡くなったパトリックと内々に婚約していました。

ロバートの母で、先代の伯爵夫人ヴァイオレットダウントン屋敷を訪ねてきます。

タイタニック号の事故を聞き、伯爵家の今後を危うんでいました。

いつもは仲が良くない、嫁のコーラと同盟関係を結びましょうと言うのです。

従者ジョン・ベイツ


その朝、汽車でダウントンの村を目指すジョン・ベイツ

クローリー家の当主ロバートの従者としてダウントンアビーに雇われることになりました。

ベイツがダウントンアビーへ到着し、伯爵夫人付き侍女、サラ・オブライエンが出迎えました。

サラは、ベイツの脚が不自由で、杖を付いているのを見て、最初から気に入らない様子でした。

ベイツを使用人部屋へ案内したトーマス・バロー次の伯爵付きの従者は自分だと思っていたので、意地悪をします。

使用人部屋へロバートがベイツの到着を確かめに来ました。

使用人たちは、立ち上がって、当主に挨拶します。

当主が使用人部屋へ顔を出すのは稀なのです。

ベイツは伯爵の戦争時代の従卒でした。

ジョン・ベイツの足が不自由なため、重い荷物を持てず、下僕たちは不満を抱えています。

執事カーソンも当主ロバートに、ベイツでは役不足だと、進言しました。

コーラや、メアリーも使用人たちからの噂を聞いて、ベイツに冷たく当たります。

しかし、ロバートはなんとかチャンスをあげたいと思っているのです。

使用人部屋の廊下で、サラとトーマスがベイツを辞めさせようと悪だくみしています。

アンナが通りかかり、「なんの陰謀かしら?」と、視線を投げかけました。

カーソンやほかの使用人からの圧力を受け、ロバートはベイツの試用期間を終えたが
雇用できないことを本人に伝えました。

苦渋の選択でした。

部屋で泣いているベイツにアンナが差し入れを持って行きます。

気丈にふるまうジョン・ベイツでした。

伯爵家の跡取りは誰に?

タイタニック号で亡くなったジェームズとパトリックのお葬儀が終わりました。

クローリー家の弁護士マレーがロバートに説明しています。

限嗣相続(げんしぞうぞく)制度により、

伯爵の爵位は男子しか継ぐことができないので、長女メアリーには爵位を引き継ぐ資格がありません。

伯爵家の財産と屋敷は、爵位を引き継いだ男子がもらいます

妻コーラと娘たちには一定の相続分があるだけです

ロバートの後継第8代グランサム伯爵には、遠い親戚ヴァイオレットのまたいとこの孫が就くことになるそうです。

彼は、マシュー・クローリー

母親とマンチェスターに住む、会社法が専門の弁護士だそうです。

父親は医師でしたが、すでに他界しています。

執事カーソンの部屋をを女中頭のヒューズがのぞきました

グランサム伯爵の後継は誰になるのでしょうね?

後継者問題で使用人たちも揺れています。

コーラがアメリカから嫁いだときの持参金は、どうなるのでしょう?

伯爵家の財産に含まれているため、次の当主が引き継ぐのでしょうか?

その頃、
トーマス・バローは村に電報を打ちに出かけていた。

いったい、どこへ電報を打ったのでしょう?

ヴァイオレット(ロバートの母)がダウントンの屋敷を訪ねてきました。

最近リビングに導入された、ライトが眩しいわ、と言いながら。

ヴァイオレットは財産が次の後継者に渡ることを嘆いていた。

コーラの持参金は、ロバートの父が伯爵家の財産として合わせてしまったので、次の後継者に渡ることになるらしい。

コーラの持参金だけでも取り返せないものか?

などと、ロバートとけんか腰に話しているところへ、

女性たち、コーラ、メアリー、イーディス、シビルが入ってきました。

「親子ケンカですか?」と訪ねるコーラに

「意見交換というのよ」と答えたヴァイオレット。

機転の利く、おばあさまですネ。

クロウバラ公爵の目的は?

さてさて、

ロンドンの「クロウバラ公爵」が突然、ダウントンの屋敷を訪れることになりました。

クロウバラ公爵は、メアリーに求婚しに来るのでは?と、皆が色めき立ちます。

ヴァイオレットは公爵からメアリーへの求婚があればメアリーの今後につながるわと、公爵の到着に前向きです。

ダウントンアビーで公爵を出迎えるとは誇らしい」と、執事カーソンは緊張します。

その公爵の迎えのタイミングでベイツは転んでしまいました

とんだ失態です。

(実は、サラが足を引っかけたのです)

ところが、クロウバラ公爵は、あまりメアリーに興味がなさそうです。

以前、ロンドンでクロウバラ公爵に仕えたことがある、トーマスを自分の下僕にと頼んで
屋敷へ入りました。

メアリーが公爵にダウントンの屋敷を案内しようとすると、何故か使用人部屋に遊びに行きたいと言い、

留守のトーマスの部屋へ入ってしまいました。

勝手にトーマスのタンスを開けています

下僕のウィリアムはトーマスに仕事を押し付けられていますが、ホームシックを忘れるために、夢中で働いているようで、家政婦長ヒューズはそっと心配します。


夕食の時、次女イーディスが

「先ほどメアリーと公爵がふたりきりで屋根裏部屋に隠れていたわね」

などと言うので、ロバートは顔をしかめました。

夕食後、

公爵は、ロバートにクローリー家の相続について尋ねました

亡くなったパトリックのことは知っていると言う。

ロバートは、限嗣相続(げんしぞうぞく)制度に逆らう気はないと答えました。

もし、公爵がメアリーと結婚すれば、公爵はメアリーの一定の相続分を引き継ぐことになるでしょう、と。

しかし、公爵は、ロバートが限嗣相続(げんしぞうぞく)制度に逆らう気はないと聞いてがっかりしました。

メアリーの取り分は自分が思っているほど多くはなかったからです。

クロウバラ公爵は、財産をたっぷり持った、女相続人と結婚するのが目的だったようです。

トーマスから電報をもらったクロウバラ公爵がダウントンアビーを訪ねましたが、空振りでした。

トーマスが打った電報は、クロウバラ公爵宛てだったのですね。

しかし、クロウバラ公爵は、以前ロンドンでトーマスと付き合いがあり、何通もラヴレターを出していました。

その手紙の束を暖炉に投げ込み、証拠隠滅を達成して帰りました

だから、トーマスの部屋へ忍び込んだんですね。

あらすじと結末!


クロウバラ公爵はメアリーに求婚しないまま、急用ができたと言ってロンドンへ帰りました。

魚を逃したわね」と、次女のイージスが意地悪くメアリーに言うと、

私にはエサがあるだけマシよ」とメアリーは言い返すのでした。

ふたりはそりが合わないようです。

カーソンとヒューズも、婚約発表を楽しみにしていたので、「小癪な公爵ね!」と頭にきていました。

ベイツは解雇され、公爵と同じロンドン行きの列車に乗るため、クロウバラ公爵と同じ車に乗って屋敷を出ました。

しかし、やはりロバートはベイツを解雇できなかった。

車を止めてベイツをおろし、屋敷へ連れ戻しました。

こうしてベイツはダウントン・アビーに戻って来たのです。

<マンチェスターのある屋敷>

マンチェスターのマシューと母親イザベルが朝ご飯を食べています。
グランサム伯爵から届いた手紙を読んだマシューは、、、

「我々の人生が変わる!!」と母に伝えました。

以上
シーズン1-1あらすじ

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『ダウントン・アビー』(シーズン1-第1話) 解説と感想

イギリスの貴族の暮らしを興味深く鑑賞しました。

個性的な使用人たちの人間模様が複雑で興味深いです。

この先が楽しみ、、、。

タイタニック号沈没のニュースから、伯爵家の運命が変わりそうです。

限嗣相続(げんしそうぞく)制度は、

直系の男子にだけ爵位と財産が渡る制度だということです。

貴族の暮らしに誇りをもって生きてきたグランサム伯爵には自分が守ってきた屋敷と財産が遠い知らない親戚に渡ってしまう。

3人の娘たちにはその権利がない。

という第1話のはじまりです。

さて、遠い親戚、誰も会ったことがない後継者にあたる青年はマシューという弁護士です。

最後に登場のマシューはとても素敵な顔立ちですね。

【第1話で面白かった場面】

ヴァイオレットおばあさまの

ケンカしてるんじゃないわ、意見交換をしているの」という、切り返しが素晴らしかったと思いました。

次女のイーディスが「魚を逃したわね」と意地悪を言うと

私にはエサがあるだけマシよ

という、メアリーの返事も面白かったですね。

(次回はシーズン1-第2話へ)

限嗣相続とは?(fee tail、en tailという)ダウントンアビーの例

限嗣相続(げんしぞうぞく)制度は、
不動産や財産を分散させないために制定されたもの。

直系の男子一人にだけ、土地や屋敷、財産が相続される。

(クローリー家の弁護士マレーがロバートに説明しています。)

限嗣相続(げんしぞうぞく)制度により、

伯爵の爵位は男子しか継ぐことができないので、
長女メアリーには爵位を引き継ぐ資格がありません。

財産もすべて、爵位を引き継いだ男子がもらいます。
コーラと娘たちには一定の相続分があります。

先代(ロバートの父親)が
コーラの嫁入りの時の持参金を、伯爵家の財産に設定したため、
この持参金もすべて次の後継者が引き継ぎます。

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『ダウントン・アビー』(シーズン1ー第1話)概要とキャスト(登場人物)

【概要】

・公開:2010年
・製作:イギリス
・監督:ブライアン・パーシバル他
・ジャンル:歴史劇、時代劇テレビドラマ
・脚本:ジュリアン・フェロウズ
・原作:「ダウントン・アビー」ジュリアン・フェロウズ
・音楽:ジョン・ラン

【キャスト】(クローリー家)

・ロバート・クローリー(ヒュー・ボネヴィル演)=グランサム伯爵
・コーラ・クローリー(エリザベス・マクガヴァン演)=グランサム伯爵夫人
・メアリー・クローリー(ミシェル・ドッカリ―演)=クローリー家の長女
・イーディス・クローリー(ローラ・カーマイケル演)=クローリー家の次女
・シビル・クローリー(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ演)=クローリー家の三女
・バイオレット・クローリー(マギー・スミス演)=グランサム伯爵の母
・マシュー・クローリー(ダン・スティーブンス演)=伯爵の遠い親戚、弁護士
・イザベル・クローリー(ペネロープ・ウィルトン演)=マシューの母

(クローリー家の使用人)

・チャーリー・カーソン(ジム・カーター演)=執事
・エルシー・ヒューズ(フィリス・ローガン演)=家政婦長
・トーマス・バロー(ロブ・ジェームズ・コリア―演)=第1下僕
・サラ・オブライエン(シボーン・フィネラン演)=伯爵夫人付き侍女
・ジョン・ベイツ(ブレンダン・コイル演)=伯爵付きの従者
・アンナ・スミス(ジョアン・フロガット演)=メイド頭、メアリー付きの侍女
・ウィリアム(トーマス・ハウズ演)=第2下僕
・ベリル・パットモア(レズリー・二コル演)=料理人
・デイジー(ソフィー・マクシェラ演)=料理人助手
・グエン・ドーソン(ローズ・レスリー演)=メイド、アンナと同室
・モールズリ―=マシューの家の執事

この記事が、ドラマ「ダウントンアビー」をより深く知るための参考になれば嬉しいです。

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