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映画『真珠の耳飾りの少女』のモデルは誰?ラストの考察と原作についてもご紹介!

ドラマ

映画『真珠の耳飾りの少女』を鑑賞しました。

フェルメールと、彼が描いた絵画のモデルとなった少女の物語でした。

「青いターバンの少女」とも呼ばれるこの絵画は、300年前にフェルメールが描いたものですが、少女についてはっきりした記録がありません。

この映画はフィクションであり、原作があります。

しかし、フェルメールと少女との間柄はきっとこんな風だったんだな、と信じてしまいそうな内容でした。

映画『真珠の耳飾りの少女』を鑑賞しましたので、あらすじと感想をまとめます。

モデルの少女について、ラストの解釈も考察していきますね。

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映画『真珠の耳飾りの少女』は実話なのか、モデルはいる?

この映画はフィクションであり、実話ではありません。

原作の小説を元に、モデルは使用人の少女だという内容で映画が作られました。

フェルメールの絵画のモデルについては詳しい記録が残っていないのではっきり分かっていません。

フェルメールの娘がモデルだという説もあります。

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映画『真珠の耳飾りの少女』の原作について

映画の原題は、原題:「Girl with a Pearl Earring」です。

この映画はフィクションで、原作があります。

原作は、トレイシー・シュヴァリエ氏の同名の小説「Girl with a Pearl Earring」です。

1999年に発表された歴史小説で、17世紀の画家フェルメールの絵画『真珠の耳飾りの少女』に着想を得て書かれました。

この小説は、フェルメールの絵画のモデルの少女が、「使用人だった」という説が題材になっています。

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映画『真珠の耳飾りの少女』の簡単なあらすじ

舞台は、1665年オランダのデルフト。

タイル絵師だった父親が事故で失明し、代わりに家計を支えることになった少女グリート。

そのためグリートは、画家のヨハネス・フェルメール家の住み込みの使用人となる。

グリートは、色彩感覚や絵を描く際の光の取り入れ方に優れた感覚を持っている。

タイル絵師だった父親のセンスを引き継いだのかも知れない。

グリートは年若く、純真で魅力的な少女だった。

しかし、フェルメールがグリートに惹かれたのは、彼女が持つ絵画のセンスや色彩感覚だった。

フェルメールが、自分と同じ感性を持つグリートをモデルに『真珠の耳飾りの少女』を完成させるまでの物語。

フェルメールがグリートをモデルに描いた時も、

彼女の色の感覚を見込んで絵の具の混ぜ方を教える時も、ふたりには師弟関係しかなかった。

フェルメールとグリートには内心、恋愛感情があったのか?

少なくとも二人は最後までプラトニックな関係でした。

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映画『真珠の耳飾りの少女』ラストの意味を考察!

私は、グリートはピーターと結婚して子供たちと幸せに暮らしている場面を想像しました。

数年後、タネキが運んでくれた真珠のイヤリングは、フェルメールがグリートに感謝して送り届けてくれたのだと解釈しました。

フェルメールはグリートが自分と同じ感性を持つことに驚いた。

少女グリートが、自分と同じ色や光、構図に才能を持つことに惹かれた。

グリートはアトリエでフェルメールと過ごすうちに画家フェルメールに淡い恋心を抱いたようだ。

しかし、フェルメールは少女を女性としてみてはいなかった。

あくまでも、パトロンがグリートに興味がある眼をもってモデルのグリートを観察した。

二人が一線を超えるシーンは皆無だった。

ラストシーンは絵が完成し、フェルメール家の使用人を辞めて実家に戻ったグリートに女中頭のタネケが訪ねてきた。

絵の具で封印された布に包まれていたものは、あの真珠の耳飾りだった。

これは何を意味するのだろう?

映画のラストの解釈は視聴者に託されて終わった。

私は、グリートはピーターと結婚して子供たちと幸せに暮らしている場面を想像しました。

数年後、タネキが運んでくれた真珠のイヤリングは、フェルメールがグリートに感謝して送り届けてくれたのだと解釈しました。

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映画『真珠の耳飾りの少女』の感想

グリートはまだ年若かったけれど本当に美しかったですね。

知的で控えめだけれど清楚な美しさを持っていました。

しかし、少女がフェルメールを尊敬し、恋心を抱いても、フェルメールには師弟関係以上の気持ちはなさそうでした。

フェルメールがグリートに絵の具の調合を任せたのは彼女の才能を信じたから。

しかし、フェルメールの妻がアトリエに籠る二人に嫉妬するのは無理もないでしょう。

怒りながらアトリエに入り、完成された絵のモデルを見ると、夫人の真珠の耳飾りを付けたグリートがいました。

にっこり微笑むグリートは髪の毛を青いターバンでまとめ、少し口を開けてとても可愛かった。

夫人は「どうして私じゃないの!?」と泣き叫びます。

夫人の気持ちもわかるけれど、幼い少女が大粒の真珠を身に付けているギャップがこの絵を更に魅力的にしているとも言えるでしょう。

300年前の顔料は苦労して色を作り出す作業なんだな、、、というところに感心しました。

だから、フェルメールは絵に関心がない、色のセンスがない妻に任せられない作業をグリートに託したのだなとも思いました。

この映画はフィクションですが、絵のモデルを背景に画家の心情やモデルとの関係、家族背景まで想像するとワクワクしますよね。

私は、仮定のストーリーだと知っていても、映画を見ながらどんどん物語に引き込まれていきました。

最後にタネキが運んでくれた贈り物を見て心から良かったなと思えました。

グリートも報われた思いがしたことでしょう。

プロテスタントなので、耳に穴をあけることは絶対にできないグリートが、フェルメールの為に耳に穴を開けたのです。

あの絵はパトロンに渡ってしまいましたが、フェルメールとグリートが二人で作り上げた絵画なんですよね!

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映画『真珠の耳飾りの少女』の概要とキャスト

こちらでは映画の概要とキャストを紹介していきます。

概要

製作年:2003年
製作国:イギリスとルクセンブルクの合作映画
監督:ピーター・ウェーバー
原題:「Girl with a Pearl Earring」
原作:トレイシー・シュヴァリエ氏の同名の小説「Girl with a Pearl Earring」
主人公:コリン・ファース
スカーレット・ヨハンソン

キャスト

ヨハネス・フェルメール=コリン・ファース(画家)
グリート=スカーレット・ヨハンソン(使用人の少女)
ファン・ライフェン=トム・ウィルキンソン(絵画のパトロン)
ピーター=キリアン・マーフィー(精肉屋の息子)
フェルメール夫人=エッシー・デイヴィス(フェルメールの妻)
コーネリア=アラキナ・マン(フェルメールの娘)

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