ダウントン・アビーの住人は今回も大忙し。
ヴァイオレット(マギー・スミス)が若い時の恋人?からニースの別荘を譲られます。
そんな都合がいい話が本当にあるの?
南仏ヴィラを訪問するグランサム伯爵一行。
一方、ダウントンではメアリーが撮影クルーの手伝いでてんやわんや。
映画『ダウントンアビー/新たなる時代へ』
その簡単なあらすじをお伝えします~
ダウントンアビー映画2 簡単なあらすじ(ネタバレなし)
※あらすじは下の①②③④にまとめています。
ダウントンアビー映画2 ①時代背景
ときは1928年
前作の映画は1927年にイギリス国王ジョージ5世とメアリー王妃夫妻が
ダウントン・アビーを訪問するという設定でした。
今作の映画2は、その1年後の1928年です。
当主を受け継いだメアリーは屋敷の維持にお金がかかり、修繕費に頭を悩ませている。
ダウントンアビーを撮影場所に提供することで修繕費に充てられる。
そんな、貴族の苦しい台所事情がうかがえます。
ダウントンアビー映画2 ②ダウントン・アビーの屋敷 ロケ地は?
【ダウントン・アビーの屋敷ロケ地】
●ダウントンアビーはロンドンから北のヨークシャー州にあるダウントン村の設定です。
撮影ロケ地はハイクレア城
イギリスハンプシャー州の城館で、
ロンドンから西へ100キロメートルに位置する。
現在の所有者は、8代目カナ―ヴォン伯爵夫人フィオナ・カナ―ヴォン
(夏の間は一般公開されているそうです、いつか訪ねてみたいですね~)
ダウントンアビー映画2 ③フランス・ニースの別荘 ロケ地は?
【フランスニースの別荘ロケ地】
●グランサム伯爵夫妻他がモンミライ侯爵から招待されたフランス・ニースの別荘
撮影ロケ地は、
サントロペから約1時間のところにあるヴィラ・ロッカベラ(Villa Roccabella)です。
建物の外観は真っ白で洒落ています。
中での撮影は、ピンク色の壁、ピンク色の大理石の柱が際立ち、美しいお部屋です。
個人で借りることが出来る家だそうです、
予算が気になります~
このヴィラには、
広大な庭園(屋外でテントを張って食事シーンがありましたネ)
屋内温水プール、
プライベートビーチまであります。(トムとルーシーが水着姿でくつろぐあの浜辺ですネ)
ダウントンアビー映画2 ④簡単なあらすじ(ネタバレなし)
【簡単なあらすじ】
1)ダウントン・アビー
ダウントン・アビーの屋敷ははあちこちが傷み、修繕の必要にせまられていました。
そこへハリウッドの無声映画会社が、屋敷を撮影場所に貸してほしいと申し入れてきます。
実質当主のメアリーは、謝礼を目当てにそれを受け入れます。
監督・女優・男優が撮影を進める中、
音を合わせる段階でメアリーは女優の声を担当し大活躍。
また、資金不足でエキストラが雇えない監督を助け、
召使いたちも晩さん会のエキストラ役を引き受け、大興奮。
映画撮影はダウントンアビーの住人の協力のお陰で大成功でした!
2)フランス・ニース
一方、伯爵の母、ヴァイオレットが若いときに知り合った
フランスのモンミライユ侯爵が最近亡くなり、その遺言でニースの別荘を譲リ受けることになりました。
グランサム伯爵夫妻、次女のイーディス夫妻と故三女の夫と新妻の一行が使用人を数人連れ、
ニースの別荘へ招かれました。
若かりしヴァイオレットの秘密がニースで明らかになるかもしれません?
伯爵一行がニースの別荘をもらい受け、ダウントンに戻った数日後
ヴァイオレットの容体が悪くなりました。。。
※結末が気になる方は、ネタバレありの記事も書いています。
こちらからお読みください!
ダウントンアビー映画2 ヴァイオレットが素晴らしい理由
ダウントンアビー映画2 ヴァイオレットが素晴らしい理由(バイオレットの人柄)
【ヴァイオレットの人柄】
<ダウントン・アビーシリーズでの台詞>
1)ヴァイオレットと言えば、シーズン1での台詞が有名です。
週末という単語を知らなかった
働き方の会話をしているとき
「労働者は平日に働き、週末に休む」
と聞いて、
「週末?週末って何?」
と、とぼけた質問をします。
無理もありません、働いたことがない方なのですから。
ヴァイオレットの人生では、平日と週末を分けて考える必要がなかったのでしょう。
2)同じくシーズン1より
使用人が辞めると聞いた時のヴァイオレットのリアクションに、
え?なんて自分勝手な解釈かしら?となりますよ!
「どうして使用人は辞めたがるのかしら?
いつも優しくしてあげているのに、
ほとんどの時は、、、。」
召使のない生活は考えられないヴァイオレット
彼女なりに優しく、を心がけていたんですね~
ただ、いつもいつも優しくしてるわけではないという自覚もあるようです。
ヴァイオレットおばあ様だからこそ許されるわがままでもあります
3)私が聞いていて吹き出した台詞
シーズン3より
『私に過ちはない』
息子ロバートが強気な母を時々さとします。
ロバート:「間違えた時にはきちんと過ちを認めて下さいね。」
ヴァイオレット:「それは簡単なことよ、私が間違えることはありませんから」
自信満々に間違いではないと言い切る気の強さが反って可愛らしいヴァイオレットです。
ダウントン・アビー映画2 女優マギー・スミスについて
【女優マギースミス】
ヴァイオレット役を演じるマギー・スミスについて調べてみました。
●1934年生まれ
●イギリスの女優、映画、舞台、テレビで幅広く活躍。
●オックスフォード大学の演劇科で学ぶ
●1956年に映画デビューしました。
(オックスフォード大学には演劇科があるのですね~)
【受賞】
●アカデミー主演女優賞
1969年『ミス・ブロディの青春』
●アカデミー助演女優賞
1978年『カリフォルニア・スイート』
(若くして、アカデミー主演女優賞と助演女優賞、二つも受賞されたのですね~)
【最近のヒット映画】
●天使にラブソングの修道院長役(1992年)
コメディー映画ですが、
殺人を目撃した歌手を裁判まで修道院で預かります
聖歌隊に参加した歌手が修道院で騒動を巻き起こすのですが、
この修道院のお堅い院長がマギー・スミス
この映画の重要人物、お堅い役はピッタリかと思います。
●ハリーポッターシリーズのミネルバ・マクゴナガル先生役(2001-2011年)
私の知るマギー・スミスは、
ハリーを厳しく教えながらも優しく見守る、
魔法学校ホグワーツのマクゴナガル先生です。
マクゴナガル先生がいなかったら、ハリーはこの学校に馴染めなかったでしょう。
【イギリスの勲章を叙勲】
マギースミスはデイムの称号をもらっています。(すごい方なんですネ!)
1970年大英帝国勲章第3位
1990年大英帝国勲章第2位
※映画『天使にラブソングを』の記事も書いています。
(マギー・スミスは修道院長の役柄)
よろしければ、こちらからお読みください。
ダウントンアビー映画2 ヴァイオレットについての感想~
【感想】
マギー・スミスは長年、色々な役を演じてきた素晴らしい女優さんなんですネ!!
私の好きな正義の人、ハリーポッターのマクゴナガル先生から
ダウントン・アビーの前伯爵未亡人ヴァイオレットまで。
時代は流れ、貴族の生活は苦しくなりますが、
ヴァイオレットは変わらず、気高くプライドを持ってわが道を生きています。
彼女のユーモアあふれる、機知に富んだ毒舌がなければ『ダウントンアビー』はつまらなかったでしょう。
今作では古い友人からフランス・ニースの別荘をもらい受け、
故孫娘(三女)シビルの娘シビーに贈る心つかいを見せます。
そんなところが、孫娘(長女)のメラニーとヴァイオレットはそっくりです。
いつもダウントンアビーとクローリー家を一番に考える二人は素敵だなあと思います。
これからもダウントン・アビーの平和と発展を応援しています!
(ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。)
※『ダウントンアビー映画2』もっと詳しくネタバレありのあらすじも書いています。
こちらからお読みください!
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