当サイトはプロモーションを含みます。

『ザ・ホエール』 あらすじと結末を解説!考察と感想も!

ドラマ
The Whale IMDB公式より

映画「ザ・ホエール」が2023年4月7日に公開されます。

過食症から肥満症になり、引きこもっているチャーリーが、別れた娘との絆を取り戻す物語。

第95回アカデミー賞において、ブレンダン・フレイザーが主演男優賞を受賞しました。

ブレンダン・フレイザー演じる主人公チャーリーが自分の人生を懺悔するかのような

苦しい、でもとても素晴らしい演技をしています。

観ていてどんどん引き込まれてしまいました。

そして別れた娘エリーの良い点を見つけ、ほめ、惜しみない愛を伝えるのです。

映画「ザ・ホエール」、観ていてつらくなるような場面が多々ありましたが、最後は涙が止まりませんでした。

映画「ザ・ホエール」を鑑賞しました。

あらすじを結末まで解説、考察します。

よろしければ私の感想もどうぞ~。

スポンサーリンク

映画『ザ・ホエール』あらすじと結末

The Whale IMDB公式より

【簡単なあらすじ】

肥満症で心不全の兆候があり、
余命
わずかだと悟ったチャーリーが
残された時間に、別れた娘との絆を取り戻そうとする物語。

チャーリーは体重が600ポンド(270キロ)ある肥満症の英語教師。

授業はカメラをオフにして、
全てオンラインで行っており、
ずっと家に引きこもっている。

チャーリーはまだ40代だが、
ボーイフレンドのアランを亡くし、
暴飲暴食から肥満症になり、健康を害していた。

友人はアランの妹で、看護師のリズだけ。

買い物もリズに頼み、
ピザの配達員とは、いつもドア越しで顔を合わせたことがない。

リズが聴診器を当てると、
心不全の兆候があるのに、
お金がないからと病院へ行くのを拒んでいた。

チャーリーは、自分の余命がわずかなことを悟り、
娘のエリーに電話した。

アランと暮らすために離婚してから、
元妻メアリーは当時8歳だった娘とずっと会わせてくれなかった。

訪ねて来たエリーは反抗的で、
学校でも家でも多くの問題を抱え性格が屈折していた

それでも、チャーリーが学校のエッセイを見てやることになり、エリーは定期的に会いに来た。

もう一人、
新興宗教(ニューライフ)の宣教師トーマスも、

死期の近いチャーリーに寄り添おうと定期的に訪ねて来た。

映画『ザ・ホエール』あらすじ①血圧238/134の意味

The Whale IMDB公式より

チャーリーの狭くて暗いアパートの部屋で会話が続きます

【あらすじ①】

1日目

チャーリーの心臓はとても弱っている。
心不全が悪化しているようだ。
このままでは、週末に死ぬことになる。

看護師で、たった一人の友人の
リズは何度も病院へ行くように勧めたが、
チャーリーはいつも、sorry と言うだけだった。
保険に入っていないから、病院代が払えないからだ。

トイレに行きたいと言うので、リズは補助器具を用意してあげた。
もう、自分だけの力ではトイレまで歩けないほど太っていた。
体重は270キロあった。

The Whale IMDB公式より

若い男性が訪ねて来た。
ニューライフという新興宗教の宣教師をしているそうだ。
チャーリーにはニューライフの教えが必要だと信じ、訪ねて来る。

リズは、ニューライフの教えははチャーリーには必要ないと若い男に言う。

ふたりが帰り、
台所でボールの中からご飯を食べるチャーリー。
引き出しの中には、沢山のチョコバーがあるが、
食べようとして、止めた。

血圧238/134とパソコンに打つと、
救急車を呼びなさい!
と案内された。

やはり、心臓が相当弱っていて、危ないらしい。
チャーリーはスマートフォンから電話をかけた。

The Whale IMDB公式より

補助器具を使って移動、シャワーへ入り、丁寧にひげをそり、身支度を整えた。

窓の外の鳥の皿に餌をあげた。
リズの他に友達は鳥たちだけだった。

訪ねてきたのは、ティーンエイジャーの女の子だった。
きれいになったね、とチャーリー。

私が8歳の時はこんなに太ってなかったのに、おぞましい、、、」
娘とはずっと会っていなかった。

入ってくるなり反抗的な娘の名前はエリー

怒って帰ろうとする娘に
自分の貯金をお前にあげると言うと、
「ママではなく私にくれるの?」とエリー。

その代わり、宿題のエッセイをみることになった。

今日もピザの配達員がドア越しに声をかけた
ピザを置いていくよ、
ありがとう、代金はメールボックスに入っているよ。

映画『ザ・ホエール』あらすじ②チャーリーの過去

The Whale IMDB公式より

【あらすじ②】

2日目

リズが訪ねて来た。

エリーのエッセイを見つけて、怒り出した。
あなたは娘と関わるべきではない、
彼女には母親がいるから心配ないと。

その時、サンドウィッチがのどにつまり窒息しそうなる。
リズが居なかったら、死んでいただろう。
食べ物を噛むことをしないでどうするの!
私の目の前で死ぬところだったのよ!
リズは真剣に怒った。

3日目

今日もオンラインレッスンで学生にエッセイを教えた。
もちろん、カメラはオフにした。

鳥がやってきてチャーリーを慰めてくれる。

思い出の部屋の鍵を開けようとしたが、床に落ちてしまった。
太り過ぎて身体を曲げられないチャーリーは鍵を拾えなかった。

エリーがエッセイの直しを取りにやって来た。
相変わらず、スマホを触ってこちらを見ない、反抗的な態度だ。
ママのことを尋ねると、
お酒を飲んでるときは機嫌がいいそうだ。
鳥が餌を食べに来たことにエリーが気づく。

母親はエリーがここへ来ていることを知らない。

チャーリーがトイレに行っている間に教会の若い男性が来た。
男性の名前はトーマスだった。
エリーが娘だと言うと驚いたが、明日もここに来てねとエリーに言われた。

エリーはチャーリーからエッセイの宿題を5ページもらって帰った。

トーマスは、チャーリーのヘルプをしたいという。
そこで、落としたカギを拾ってもらった。
部屋は、チャーリーのボーイフレンドが使っていたものだった。

The Whale IMDB公式より

リズが訪ねて来た、チャーリーに車いすを持ってきてくれたのだ。
外へ出た方がいいと、ドクターからのアドバイスも伝えた。

しかし、
トーマスを見て怒り出した。
外へトーマスを連れ出し、自分のことを話した。
リズの父親がニューライフの牧師だったこと、
兄のアランはチャーリーのボーイフレンドだったが、
教会の教えに自分が反することに悩みながら、死んでしまったこと。
チャーリーはアランの死が自分のせいだと苦しんでいること。
「チャーリーはもうすぐ死ぬわ(放っておいてほしい)」

今日もピザの配達員がドア越しに声をかけた。
名前はダンだと言う、
チャーリーも自分の名前を教えた。

ダンはチャーリーの数少ない知り合いかも知れない。

映画『ザ・ホエール』あらすじ③元妻・メアリーの告白

The Whale IMDB公式より

【あらすじ③】

4日目

エリーがエッセイを持って訪ねて来た。
いつも世の中に怒っている。
世間に怒るな、パパにだけ怒りなさい

エリーは8歳の自分を置いて出て行った父親を恨んでいた
ずっと、自分の人生に関わって欲しかったと言った。

ママにはお金を送っていたけど、お前(エリー)に会わせてくれなかったんだ。

エリーがサンドウィッチを作ってくれた。
チャーリーは、エリーのことを素晴らしい人間だとほめた。

The Whale IMDB公式より

そこへ、トーマスが訪ねて来た。
エリーは、トーマスの隠していることを聞き出した。

お金を盗み、教会や家族から逃げていた。
そのお金を誰かのために使いたいと言う。
(トーマスはチャーリーとアランの写真に目を止めた。)
この告白をエリーは録音していた。

リズが元妻のメアリーと訪ねて来た。
チャーリーはエリーに睡眠薬を飲まされ、車いすでずっと眠っている。

リズが酸素をチャーリーの鼻から吸わせてくれた。
エリーは睡眠薬を飲ませたことで、リズから叱られた。
エリーは、父が貯金をくれることを話すと、

貯金のことを知らなかったリズは、
そんなお金があるなら病院へ行くべきだと、
怒って出て行ってしまった。
そのあと
反抗心一杯のエリーがチャーリーのことを侮辱したので
母親(メアリー)から出て行きなさい、と言われた。

出ていくエリーにチャーリーはエッセーを渡した。
これは素晴らしいエッセーだよ!と言って。

チャーリーとメアリーの会話。
久しぶりにふたりはゆっくり話した。

反抗期のエリーをメアリーは持て余していた。
彼女をデビルだと思っていた。
チャーリーは、そんなことはない
エリーは素晴らしい女の子だと言う。
そして、ずっと
エリーに会わせてくれなかったから子育てを手伝えなかったことを残念がった。

メアリーは吐露した。
あなたは、ボーイフレンドと幸せだったでしょ?
私は、近所の人に、夫はボーイフレンドと暮らすために家から出て行ったと
説明しなければいけなかったのよ。」

「自分は沢山過ちをおかしたけど、
エリーの人生には関わりたかったんだ。」(チャーリー)

あなたは、私には、いくらお金が必要だ?
エリーはどうしてる?とだけ聞いたわ。(メアリー)

チャーリーは初めてメアリーに尋ねた。
「メアリー、どうしてるんだい?」

あなたのボーイフレンドアランを見かけたことがあったの。
買い物袋を重そうに運んでいたから、車まで運んであげたわ。
本当は文句が言いたかった。
でも彼は、ありがとうと言ったの。(メアリー)

ふたりは、エリーが小さい時、3人で海へ行ったときの話しをして懐かしんだ。
エリーが砂遊びをしていた。
チャーリーは波に足を入れて遊んだ。

泳いだのはあの時が最後だった、あのとき岩で足を切ったと振り返った。

The Whale IMDB公式より

メアリーはチャーリーの胸に耳を当て、
胸の音を聞いてくれた。
苦しそうな音だった。
チャーリーも遠慮がちにメアリーの肩に手をやった。

「お金があるなら病院へ行くべきよ、
最後にほしいものはある?」

「I need to Know I have done one right thing with my life」

僕は信じたいんだ、自分の人生で、一つだけでも正しいことをしたんだと。)

メアリーはドアを閉めた。

ピザ配達員のダンは、ドアを開けてピザを受け取りに出たチャーリーを遠くから見ていた。
驚きを隠せない顔をして去って行った。
がっかりしたチャーリーは暴飲暴食をしてしまい、吐いた。

その晩、明日のエッセイは好きなことを書くようにと生徒たちにメールを送った。

映画『ザ・ホエール』あらすじ④結末:最後の微笑み

The Whale IMDB公式より

【あらすじ④】

5日目

トーマスが嬉しそうに訪ねて来た。

「自分の告白をエリーが録音し、教会と家族に送ってくれた。
教会も家族も僕の後悔を聞いて、許してくれた、
帰って来いと言うんだ、
明日、家へ帰るよ!」

トーマスは聖書を読んでチャーリーを救おうとした。
だが、チャーリーの気持ちは聖書では救われず、
アランとの関係はそんな簡単なことではないと言いたかった。

怒ってトーマスを帰した。

The Whale IMDB公式より

最後のオンライン授業だった。

生徒のエッセイを読み、誉め、コメントをしてから、
カメラをオンにして、自分の姿を生徒たちに初めて公表した。

しかし、誰もが驚き、言葉がなかった。
笑っている生徒もいた。
チャーリーは落胆してパソコンを投げつけ、パソコンは壊れてしまった。

そこへリズが訪ねて来た。
ミートボールとチーズを持ってきてくれた。
昨日、リズを怒らせた。
貯金があることをずっと隠してきた。

Sorry

いつも謝るチャーリー。
でも、もう、リズは病院へ行くようにとは言わなかった。

チャーリーはリズにアランへの気持ちを話した。
アランを救いたかった、
もし、自分が彼を愛さなければ彼は苦しまなかったかもしれない。

リズは涙を流した。

アランがあなたと一緒に過ごした数年は素晴らしい時間だったと思うわ。

The Whale IMDB公式より

エリーが怒って入ってきた。
エッセイは不合格だったと言って。
リズは、チャーリーとエリーを二人きりにしてくれた。

チャーリーの息は相当苦しそうだ。

あれは、4年前に母親が送ってくれたエッセイだ。
とても良く書けてたよ。

お前の前から居なくなってごめん、
ずっと遠くから見守っていたよ。


このエッセイを書いたエリーは素晴らしいよ、
幸せになって欲しい、人を大事にしてほしい。

そのあと、エリーにそのエッセイを読んで欲しいと頼んだ。

エリーはドアを開け、病院へ行こう、パパと、頼んだが。
泣きながら、自分のエッセイを読んだ。

白鯨の感想はとてもよく書けていた。
エリーのエッセイを聞きながら、
チャーリーは最後の力を出して立ち上がり、エリーの方へ歩いた。
初日にはエリーのところまで歩けなかったというのに。
外の日光がまぶしい。
最後、エリーに向かって微笑んだチャーリーの脳裏に浮かんだのは
親子3人でで遊んだ海の景色だった。

(おわり)

スポンサーリンク

映画『ザ・ホエール』エリー最後のエッセイの解説と考察

ラストシーン。
エリーの最後のエッセイを聞きながら、チャーリーは幸せそうに天に召されました。

The Whale IMDB公式より

映画『ザ・ホエール』エリー最後のエッセイを解説

【解説】

4年前にエリーが書いた『白鯨』の感想エッセイをチャーリーはとても気に入っていました。
心不全の悪化で、余命がわずかなことを知り、
疎遠だった娘のエリーとの絆を取り戻そうと努力しました。

自分が残してきた娘と和解しようと試みますが
はじめは屈折した娘の性格に振り回されているように見えました。
ですが、最後はその娘に救われたのだと思います。

「彼は死んでいくのよ。」もう、心臓が弱っていました。
たった一人の友人で看護師、
ボーイフレンドだったアランの妹のリズが
エリーと二人の時間をくれました。

エリーに、
8年前、突然家を出たことを謝り、
ずっとエリーを見守っていたこと、
エリーは素晴らしいエッセイを書く、思いやりのある素敵な女性だよ
人々を大切に幸せになって欲しいと伝えました。

最後にエリーが書いた白鯨のエッセイを読んで欲しいと頼む
チャーリーの息使いはもう絶え絶えでした。

白鯨はただ可哀そうな大きな生き物なのに
殺されたら可哀そうだ、
自分の人生と重ねて読んだと書いていました

エリーの書いたエッセイを聞きながら、
心臓が止まる直前のチャーリーは、

エッセイの中の白鯨のように、
ずっと潜っていた深い海から現れたようでした。

エッセイを聞きながら最後の力を振り絞って突然立ち上がったチャーリーは、
歩いてエリーのいるドアの外の光を浴びます。

彼の頭の中の景色は、
エリーとメアリーとチャーリー、
親子3人で出かけた海辺で、
チャーリーは楽しそうに波と遊んでいました。

そしてニッコリとエリーにほほ笑んで、天に召されたのです。

映画『ザ・ホエール』エリー最後のエッセーを考察


【考察】

最後にエリーが読んだエッセイは、
4年前にエリーが書いたもので、
「白鯨」を読んだエリーの感想エッセイでした。

チャーリーはこのエッセイを4年前に元妻メアリーから送ってもらいました。
それ以来、大事に持っていたのです。
「素晴らしいエッセイだ」と何度もエリーに言いました。

「鯨は感情がないのに、こんなに恨まれて追いかけまわされて可哀そうだ」とエリーは書いています。
「白鯨はただ、かわいそうな、大きな生き物」だと。

エリーにとってチャーリーは「白鯨」の中の鯨だったのではないでしょうか?

身体が大きいからというのではなく、
じっと言いたいことを言えず、暗い海の中に隠れている。
そんな姿が、自分を置いて出て行った父親と重なった。

「白鯨」の小説では、
エイハブ船長は片足をもぎ取られたことをずっと恨んで、

モディ―・ディック(白鯨)をとらえることに執着し続けました。

この本は私の人生について考えさせてくれました。
というくだりでエッセイの朗読は止まりました。

過去に執着しすぎて今に目を向けられないのは良くない、、、
そんな風にエリーが考えようとしたなら良かったな
と想像しつつ、

私もエリーの書いたエッセイを聞きました。

チャーリーは、このエリーの最後のエッセイを聞きながら、
突然立ち上がり、歩いて、とうとう日の光を浴びたのです。
正に「白鯨」の中の鯨が海から顔を出したようでした。

娘、エリーを救いたくて見守り続けたチャーリー。
最後はエリーに救われて天に召されたんだな、、、と私は思いました。

スポンサーリンク

『ザ・ホエール』映画の感想

The Whale IMDB公式より

【感想】

ボーイフレンドの死から様々な後悔を持つチャーリーは、
ずっと人生の懺悔をしているようで
観ていてつらかったです。

なかでも、子供の時に別れた娘エリーに向き合う様子は
娘に、その姿を「おぞましい」と言われ、
いたたまれませんでした。

それでも、チャーリーはエリーの
反抗的な態度の裏にある優しさに気づいていて
亡くなるまでずっと、根気よく、
きみは素晴らしい人間だと言い続けましたね。

エリーも、態度や言葉はわるくても
トーマスが家に帰れるよう、彼の告白の録音を実家に送ったり、と
表面に出さない優しさを持っている子だと思いました。

お金をくれるから父親を訪ねていると装いながら
本当は、ずっと会いたかった父親に会いに来たのでしょう。
いつも怒っているから急に優しくなれないけど、
亡くなる直前の父親に
パパ、病院へ行こうと泣いて言いましたから。

まだ、10代で今は理解できなくても、
父親が自分にかけてくれた、
自分を信じてくれた言葉に救われる日がくるでしょう。
チャーリーは自分が死んだ先のエリーの幸せだけを願って旅立ちました。

そして、チャーリー以外の人々も心に傷みを抱えていました。

登場人物は少ないけれど、
亡くなったボーイフレンドの妹で、
看護師のリズの献身的な友情には心を打たれました。
彼女も、兄が亡くなった時の後悔をずっと抱えていました。

宣教師のトーマスは、聖書の力でチャーリーを救おうとしますが、
チャーリーがアランを想う気持ちは
聖書では解決しないのです。

別れた元妻、メアリーもとてもいい女性でした。
夫がボーイフレンドと暮らすために家を出たと、
近所の人に説明するのが辛かったと告白しています。
彼女はそれが最善と思い、娘をチャーリーに会わせなかっただけでした。

ピザ屋のダンは、
チャーリーと良い関係になれると思ったのに、
姿を見て逃げるように立ち去り、残念でした。
でも、こっそり、姿を見たことを後悔しているのではないかな?
と考えます。

学生たちも同じです。
ずっと、素晴らしいエッセイの授業をしてくれていた先生
想像と違った姿をしていて驚きましたが、
何の説明もなく、終わってしまった最後の授業がとても残念でした。

ただ、最後に立ち上がってエリーに向かって歩いたチャーリーが
一番望んだ景色を見て亡くなったことに
私は救われる思いがしました。

(感想、おわり)

スポンサーリンク

映画『ザ・ホエール』「白鯨」はどんな小説?

【小説/白鯨】

作者:ハーマン・メルヴィル

主人公(語り部):イシュメール

物語:
ピークォド号に乗る、アメリカ人の船長=エイハブは、白鯨を追っていた。
白鯨の名前は、モディ―・ディック。
エイハブは、モディ―・ディックに片足を食いちぎられてからずっと白鯨を恨んでいた。
それ以来、白鯨を殺すことだけに執念を燃やしてきたのだ。

スポンサーリンク

映画『ザ・ホエール』概要・キャスト

The Whale IMDB公式より

【概要】

●公開:2022年12月
●製作国:アメリカ
●監督:ダーレン・アロノフスキー
●脚本:サミュエル・D・ハンター
●配給:A24
●原題:The Whale
●原作:サミュエル・D・ハンター
●主人公:ブレンダン・フレイザー

【キャスト】

●チャーリー
ブレンダン・フレイザー
肥満症の英語教師

●エリー(セイディー・シンク
8歳の時に分かれた娘
●リズ(ホン・チャウ
友人・看護師
●メアリー(サマンサ・モートン
元妻・エリーの母
●トーマス(タイ・シンプキンス
キリスト教宣教師
●ダン
サティア・スリードハラン
ピザの配達員

ブレンダン・フレイザーは
2023年第95回アカデミー賞で主演男優賞を受賞しています。

The Whale IMDB公式より

以上、
(ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました)

コメント

タイトルとURLをコピーしました