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『ルイスウェイン生涯愛した妻とネコ』ラストを考察!あらすじと感想

ドラマ

映画『ルイス・ウェイン生涯愛した妻とネコ』

カンバーバッチがネコ画家を主演、愛する妻と猫を失った時に彼は?

夫婦が最後の景色に見たものは?

世界は見方しだいで美しく見える!

そして、

たくさんの猫ちゃんたちがすごく可愛い!

魅力的な妻エミリー・リチャードソンを演じるのはクレア・フォイ。

『ルイス・ウェイン生涯愛した妻とネコ』を考察、あらすじと感想もお伝えします。

この記事が、映画「ルイス・ウェイン生涯愛した妻とネコ」をより楽しむためのお役に立てれば嬉しいです。

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映画『ルイス・ウェイン生涯愛した妻とネコ』ラストを考察!感想も

【考察と感想】

私も見たことがあります、彼の絵はがきや絵本。

猫が食事をしたり、シャワーを浴びたり、ボートを漕いだり。

猫を擬人化したあのイラストを描いたルイス・ウェイン。

私が感動したのは、エミリーが死んだ後もルイスの心の中で生きていて、ずっと描くことを続けさせてくれたことです。

カンバーバッチの演技も素晴らしかったし、クレア・フォイも魅力的でした。

そして、イギリスの田舎の景色が美しかったなあ~

あと、嬉しかったことは、

エミリーが家族になることをかたくなに認めなかった姉のキャロラインが亡くなるとき、

枕元にエミリーからもらった石を置いていたことです。

ああ、キャロラインも本当はエミリーが好きだったのでは?と感じました。

物語を振り返ります。

庭で猫のピーターを見つけたのは癌と診断された妻エミリーですが、

ピーターの存在がどれだけ夫婦を慰めてくれたことでしょう。

その後3人はかけがえのない時間を一緒に過ごしたのです。

猫のイラストを描くきっかけが妻エミリーを喜ばせる為だったんだなあと思うと、

タイトルの意味に納得がいきます。

『ルイス・ウェイン生涯愛した妻と猫。』

妻の早すぎる死からなんとか立ち直れたのは、ピーターがいたから。

そして、猫の絵を描き続けたから。

エミリーが亡くなる前に

「この世界は美しいわ、この美しい世界を多くの人々に見せてあげてね、

どんなにつらくても描き続けてね。」

こう伝えたのは

ルイスに自分が死んだ後も生き続けてほしいと思ったからなのでしょう。

ルイスは猫の絵を、エミリーと一緒に描いていたのではないでしょうか。

猫のピーターが死んでしまった後は子供をなくしたかのように、支えを無くしてしまいました。

当時、猫をペットとして飼う習慣がなかった世の中にキャットソサエティーを誕生させたのも

ルイスとエミリーだったと言えるでしょう。

エミリーが亡くなる前に身に着けていたショールの布をルイスのノートにはさみました。

自分がいつも近くにいるよ、描き続けてね、いつも見ているわと。

まるでお守りのように。

『ルイスウェイン生涯愛した妻とネコ』 夫婦が最後の景色にみたものは?

心地よい庭で猫たちと穏やかに過ごす年老いたルイスは、最後にこの布を見つけます。

ルイスはハッと思い出して歩き出しました。

ノートと、妻の布と石を大事に持って。

目指すのは、エミリーとピーターと3人でかけがえのない時間を過ごしたあの池のほとり。

自分の人生の中で一番大事な場所。

現在ルイスがいる病院は3人が住んでいた家とは遠く離れていますが、

ルイスはあの思い出の場所に立つことができたのです。

それはルイスだけに見える、あの懐かしい景色。

ああ、エミリーがルイスを導いたんだなあ~

世界は見かた次第でこんなにも美しく見えるのですね!

感動的な最後の景色でした。

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『ルイス・ウェイン生涯愛した妻とネコ』あらすじと結末

アーティスト/ルイス・ウェイン(1860年、イギリスロンドンに生まれる)

ルイスの実話を元にした物語です。

猫の画家として有名なルイス・ウェインは絵が売れても貧乏でした。

彼が最後まで愛したのは早く死んでしまった妻と二人が愛した猫。

あらすじ①~③と結末④(ネタバレ)をお届けします。

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『ルイス・ウェイン生涯愛した妻とネコ』あらすじ①エミリーに出会う

【あらすじ】

1881年

舞台はイギリスです。

ウェイン家は上流社会の出身ですが、父親が亡くなり、

20歳のルイスが主として稼ぎ手となり、母親の他、5人の姉妹を養うことになりました。

ルイスは美術学校で学んでおり、新聞社でイラストレーターとしてパートタイムで働いていました。

編集者、ウィリアム卿は,

彼にフルタイムで働くよう勧めますが、作曲や劇作家など他にもやりたいことがあって断りました。

ただ、イラスト以外は収入につながりませんでした。

あるとき、妹たちの家庭教師に、

エミリー・リチャードソンに住み込みで働いてもらうことになりました。

ルイスは収入確保のため、フルタイムの仕事に切り替えます。

ある晩、子供達の教育を目的に家族で
「テンペスト」を観劇に行きました。

観劇中、洪水で溺れる子供の頃の恐怖を思い出し、

席を立ったルイスをエミリーが心配してトイレまで駆けつけました。

その様子を見ていた隣人から二人の噂が流れ、

姉のキャロラインはエミリーを解雇します。

別れの挨拶にルイスの部屋をエミリーが訪ねると、

ルイスは勇気を出して愛を告白し、二人は結婚することになりました。

エミリーは、下層階級の出身でルイスより10歳年上であり、

当時はこの結婚は良く思われませんでしたが、

二人の意思は固かったのです。

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『ルイス・ウェイン生涯愛した妻とネコ』あらすじ②猫のピーター

【あらすじ②】

1884年

結婚した二人はロンドンのハムステッドに新居をかまえ、

幸せに暮らし始めました。

フリーランスで追加の仕事をしながら、

相変わらず実家へ仕送りし、

母や姉妹の面倒もみていました。

ところが、エミリーが乳がんの診断を受け、生活は一変します。

そんな時エミリーが庭に迷い込んだ白黒の子猫を見つけ、たいそう気に入りました。

当時(ビクトリア時代の後半)猫をペットとして飼う習慣はありませんでしたが、

二人はピーターと名付けて子供のように可愛がりました。

病気で弱っているエミリーの為、ルイスはピーターの絵をたくさん書きました。

景気がわるくなって仕事量が減り、ウィリアム卿には残されたエミリーとの時間を大切にするよう、アドバイスされます。

ルイスとエミリーとピーターはいつも一緒に散歩しました。

池の前で切り株のベンチに座り、一緒にゆっくり過ごしました。

池の側にはきれいな花が咲いていました。

冬には3人で雪だるまを作って遊びました。

ピーターはエミリーとルイスの何よりも慰めの存在でした。

ある日、ピーターのイラストを描き、部屋中に飾ってエミリーを喜ばせます。

それらの絵をウィリアム卿に見せると、クリスマス版の特集として見開きでロンドンニュース紙の一面を飾りました。

病気で動けなくなったエミリーをなんとか喜ばせようと、ピーターを人間に見立てた絵を書いてみました。

エミリーがルイスに言います。

「世界は美しいわ、

どんなに苦しくても描き続けて多くの人に美しい世界を見せてあげてね」

ある晩、エミリーがこっそり起きて、ルイスの書きかけのノートに何かを残しました。

翌朝、目玉焼きとベーコンを焼いて朝食を持っていくとエミリーはもう起きませんでした。

家族が葬式に来てくれました。

窓にはエミリーが集め大事にしていた石が並べて飾ってありました。

ルイスはエミリーを失った悲しみを紛らわすかのように猫の絵を描き続けました。

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『ルイス・ウェイン生涯愛した妻とネコ』あらすじ③猫の絵を描き続ける

【あらすじ③】

1891年

ルイス・ウェインの猫の世界を描いた作品が大人気となります。

絵本、絵葉書、グリーティングカードにも描かれ、

海外でも発売されたのです。

人々は猫に対する意識を変えることになり、ペットとして受け入れられていきました。

ルイスは猫をテーマにしたイベントを開催しました。

そしてナショナルキャットクラブの会長にもなりました。

ルイスの作品は売れていたにも関わらず、家族の生活は苦しいものでした。

著作権を持っていなかったのが原因でした。

さらに、末の妹マリーが心の病気にかかってしまいました。

家族はウィリアム卿の所有する別荘に引っ越し、海の近くでマリーを静養させました。

猫たちも一緒です。

ルイスの猫の絵本が何冊も出版され、サイン会に出かけます。

ピーターも一緒に列車の旅をするのでした。

1900年

ピーターが死んでしまいました。

ルイスは泣き暮らします。

エミリーと子供のように可愛がっていたピーターも居なくなってしまったのです。

ルイスの心の病気が始まりました。

1907年

ルイスはニューヨークへ出て自分の仕事を広げました。

すぐに母親がインフルエンザで亡くなります。

1914年

ルイスがイギリスに戻ります。

マリーに続きウィリアム卿が亡くなり、イギリスは第一次世界大戦に参戦します。

それでも家族のために一生懸命に働きますが、ルイスはバスから落ちて頭を打ち、意識が戻らずしばらく入院しました。

彼のデザインした猫のオモチャが生産されましたが、

戦争で運搬中の船が沈んでしまい、ルイスの夢は叶いませんでした。

1917年には姉のキャロラインが亡くなりました。

枕元に駆けつけると、「あなたを誇りに思うわ」と言ってくれたのです。

なんと、エミリーが大切にしていた石が枕元に置いてありました。

エミリーが家庭教師として家族の家に入った時、キャロラインにくれたものです。

彼女は大切に持っていてくれたのですね。

大勢の身内や親しい人々が次々に亡くなり、ルイスの心の病は進んでいきました。

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『ルイス・ウェイン生涯愛した妻とネコ』あらすじと結末 エミリーとピーターのもとへ

【あらすじと結末】

1925年

彼は精神疾患の病院へ入院しました。

ずっと、猫の絵を描いています。

病院を訪れた役人のダン・ライダーは

以前(1881年)列車の中で犬のクレオパトラをルイスにデッサンしてもらったことがありました。(冒頭の列車のシーン)

ダン・ライダーは再会を喜び、二人でベンチに腰をかけゆっくり話をするのでした。

そしてダンは、ルイスが猫をペットとして飼うことが出来るもっと良い施設に移れるよう、

3人の姉妹と力をあわせて運動を呼びかけてくれました。

ルイスの多くのファンが参加してくれ、資金調達に成功し、

キャッツソサエティー

「ルイス・ウェインキャッツ」が誕生します。

1930年

ルイスは郊外にある病院に転院しました。

広い庭があって、猫たちも一緒に暮らせます。

過去のノートを見ていたルイスはエミリーの身に着けていたショールの布の一部がはさんであるのを発見しました。

そのとき、ルイスは何かを思い出しました。

ルイスはノートとショールの布、エミリーの石を持って外へ出てあの思い出の場所をめざします。

エミリーが導いてくれています、

ピーターと3人で過ごした切り株のベンチがあるあの池へ。

(おしまい)

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『ルイス・ウェイン生涯愛した妻とネコ』映画の概要とキャスト

こちらでは、映画「ルイス・ウェイン生涯愛した妻とネコ」の概要とキャストをお伝えしていきますね。

概要

●製作国:イギリス

●公開:2022年

●ジャンル:伝記・ドラマ

●脚本:サイモン・スーチブンソン
   ウィル・シャープ

●監督:ウィル・シャープ

●主演:ベネディクト・カンバーバッチ

   クレア・フォイ

キャスト(登場人物)

●ルイス・ウェイン役
ベネディクト・カンバーバッチ
(主人公、猫画家)

●エミリー・リチャードソン(ウェイン)役=クレア・フォイ
(家庭教師、のちにルイスの妻)

●ウィリアム・イングラム卿役
トビー・ジョーンズ
(新聞社の編集長、友人)

●ダン・ライダー役
アディール・アクタール
(病院を訪ねた役人)

●ウェイン夫人役=フィービー・ニコルズ(ルイスの母親)

●キャロライン役
アンドレア・ライズボロー(姉)

●ジョセフィン役=シャロン・ルーニー(姉)

●クレア役=エイミー・ルー・ウッド(妹)

●マリー役=ヘイリー・スクワイアーズ(妹)

●フェリシー役=ステイシー・マーティン(妹)

●ナレーター役=オリビア・コールマン
(ナレーター)

※クレア・フォイはネットフリックスドラマ『ザ・クラウン』の若きエリザベス女王役を観てファンになりました~

 

この記事が、映画「ルイス・ウェイン生涯愛した妻とネコ」をより深く知るための参考になれば嬉しいです。

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