『タクシードライバー』(映画)でロバート・デニーロの若かりし頃を観ました!
デニーロが若くてハンサムなんです~トレードマークのいつもの凄みがまだありません。
最後のシーンはかなりサスペンティックで怖かったです、、、。
映画『タクシードライバー』、あらすじと感想をご紹介します。
映画『タクシードライバー』概要とキャスト!受賞も!
こちらでは、映画『タクシードライバー』の概要と登場人物についてお伝えします。
受賞についてもご紹介しますね!
概要
●制作と公開:1976年のアメリカ映画
●ジャンル:ドラマ・サスペンス・アクション
●監督:マーティン・スコセッシ
●主人公:ロバート・デ・ニーロ
※ロバート・デニーロが若い!演じたトラヴィスは26歳のタクシー運転手。
キャスト
●ロバート・デ・ニーロ(トラヴィス・ビックル)タクシー運転手
●ベッツィー(シビル・シェパード)選挙事務所で働く女性
●アイリス(ジョディ・フォスター)家出した13歳の少女
●スポーツ(ハーヴェイ・カイテル)アイリスを不法に働かせる男
●タクシーの客(マーティン・スコセッシ)妻の浮気を見張る男
※監督みずからタクシーの乗客を演じました。
主人公のタクシーに乗り、妻の浮気現場を見張る男性の役です!
受賞
〈第26回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞〉
〈第49回アカデミー賞にノミネート〉
●作品賞:マイケル・フィリップス /ジュリア・フィリップス
●作曲賞:バーナード・ハーマン
●主演男優賞:ロバート・デ・ニーロ
●助演女優賞:ジョディ・フォスター
※少女のジョディ・フォスターが初々しいけれど、お化粧をした夜の顔はやっぱり美人なんだな~
映画『タクシードライバー』のあらすじと結末
主人公トラヴィス
夜間のタクシードライバーが孤独から自分の生きていく方向を定めて行動するまでの狂気じみた変貌がすさまじい!
あらすじを最後までご紹介します。
タクシードライバー(映画)のあらすじ⓵夜間のタクシー運転手
※主人公はベトナム戦争では元海兵隊員でした。
不眠症を患っていますが、戦争で体調を崩したということかな?
【あらすじ⓵】
ニューヨークのタクシー事務所を訪ねる男。
名前はトラヴィス。
ベトナム帰りの元海兵隊員だ。
不眠症なので、深夜タクシーの運転手の職を希望した。
危ない地域へも車を走らせ、お客を選ばない。
仲間内からは守銭奴とからかわれた。
だが、ニューヨークの夜の街は腐敗しており、
トラヴィスはうんざりしていた。
そんな彼が一目ぼれした女性ベッツィー。
次期大統領候補バランタイン議員の選挙事務所で働いている。
トラヴィスは選挙事務所を訪ねてボランティアを申し込み
ベッツィーをカフェへ誘った。
二度目のデートでは映画に行ったが、
いつも何気に観ているポルノ映画に連れて行ってしまい
ベッツィーは怒って帰ってしまった。
電話をしても出てくれない、
花を送っても受け取り拒否で送り返された。
トラヴィスはまたもや孤独に陥った。
タクシードライバー(映画)のあらすじ②自分のやるべきこと
※せっかくベッツィーと楽しい日常を送れると思ったのに残念です。。。
【あらすじ②】
トラヴィスの不眠症は相変わらずでどんどん心がすさんでいった。
「こんなゴミ駄目のような街を一掃してほしい」
以前トラヴィスは、偶然乗り合わせたバレンタイン議員に頼んだことがある。
そして、ふたたび夜の街であの少女を見かけた。
一度タクシーに乗り込んできたが、男に連れ戻された。
彼女は少女売春の仕事をいやがったのではないか?
少女のことが気になるトラヴィス。
「ゴミ溜めのような街を一掃する。」
自分がそれを実行しようと思い立った。
銃の密売人から銃を何丁も買い込んだ。
食事に気をつかい、体を筋肉質に鍛え始める。
射撃の練習にも通った。
トラヴィスは客をよそおい、
あの少女に接近し、この世界から足を洗い、家へ帰るよう説得する。
家出をした少女はアイリス、13歳(12歳半)だった。
アイリスは(スポーツ)といういわゆる紐男から逃げ出せないでいた。
タクシードライバー(映画)のあらすじ③決行
※どうやって世の中の悪を掃除するのでしょう?
【あらすじ③】
いよいよその時が来た。
次期大統領候補、バランタイン議員の暗殺を計画した。
壇上に立って演説し終わり、SPに囲まれた議員がこちらへ歩いてきた。
モヒカン狩りのヘアスタイルにサングラス姿。
銃を抜こうとしたところをSPに察知され失敗に終わる。
次に再び武装したトラヴィスはアイリスを助けるため、
先ず、紐男スポーツを撃ち、客を相手にするアイリスの部屋に突入。
見張りの男と客の男も撃ち殺した。
トラヴィスも逆襲に合い、重傷を負った。
タクシードライバー(映画)のあらすじと結末!再び夜のタクシー運転手に
※13歳の少女を放っておけなかったんですね~
ベッツィーのことはもういいのでしょうか?
【あらすじと結末】
13歳のアイリスを重傷を負いながら助け出したトラヴィス。
トラヴィスは英雄と称えられ、新聞で大々的に報道された。
アイリスは自分の家に戻り学校へ通っているという。
トラヴィスはタクシー運転手に戻った。
ある日、彼のタクシーにベッツィーが乗ってきた。
「新聞を見たわよ、元気?」
トラヴィスは笑顔を返す。
ベッツィーを送り届けたトラヴィスは代金を受け取らなかった。
そして、いつものようにニューヨークの夜の街に車を走らせるのだった。
(おしまい)
映画『タクシードライバー』の感想!若かりしデニーロ
【感想】
ロバート・デニーロの一番若い姿を観ました。ハンサムで、素敵。
いつも、何でも悟りきっている人のイメージがありましたが、
若かりし頃のデニーロも悩める青年だったんですね。
ベッツィーに恋をする平和な物語が
重い過激なストーリー展開になり、ハラハラしながら鑑賞しました。
それが最後は英雄扱いされ、自然にタクシードライバーの日常に戻り、ちょっと戸惑いました。
トラヴィスの標的は、はじめ次期大統領候補のバランタイン議員でしたが、
それに失敗します。
すぐに体制を立て直して少女アイリスを救うため紐男のスポーツを殺しに行きました。
彼の目的は、この町の腐敗にうんざりしていたときに、
ベッツィーにも振られ、孤独な不安定な自分が何かしたいと思ったところからスタートしました。
標的が大統領なのは、ベッツィーにもう一度振り向いてほしいのだなあと思って観ていました。
その標的がスポーツに変わったのは、なぜなのかわからないまま進みました。
標的は誰でも良かったのでしょうか。
彼のしたいと思うことがあまりにも大きすぎてまとまっていないから?
街の腐敗はそんなにすぐに一掃できるものではありません。
ただ、結果的に13歳の少女を売春から救い出し彼はヒーローになりました。
世の中に一石を投じたというところでしょうか。
動機がアイリスを救うということでなければ、彼は犯罪者になっていたでしょう。
あんなにこだわっていたベッツィーが英雄のトラヴィスを見直したにも関わらず、
トラヴィスの関心はもう薄れてしまったようでした。
トラヴィスの一連の行動は何だったのでしょう?
映画を観終わったあとは、平和ではあるけれど何か釈然としない思いが残りました。
以上、
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
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