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映画『ティファニーで朝食を』なぜ名作なの?あらすじを簡単にご紹介!

ラブストーリー

映画『ティファニーで朝食を』は、なぜ名作なのかな?と思いながら3回目の鑑賞をしました。

よくわからないけど、オードリーが可愛いと思った1回目。

「ホリーはちょっと変わった人、それだけでは言い表せないなぁ」と思った2回目。

そして、ホリーの自由奔放な性格が好きになったのはポールだけではありません。

3回目は私もなんだかホリーが羨ましくなりました。

あんな風に気ままに生きてみたいな、と。

でも、ホリーには深い事情があったようです。

小説では話の聞き役の僕がいるのですが、映画ではアパートの上階に住むポールが彼女の魅力に惹かれていきます。

映画『ティファニーで朝食を』はなぜ名作なのか?気になっている方に、私の感想をまとめますね。

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映画『ティファニーで朝食を』なぜ名作なの?私の感想

【名作の理由】ホリーという自由奔放な女性から目がはなせない。

ずっと不安を抱え、自分の居場所を探していたホリー。

そんなホリーの魅力をオードリー・ヘップバーンが見事に演じているから。

ホリーは不思議な魅力を持っています。

天真爛漫な明るさがあるけど、どこか変わっていて掴みどころがない女性。

可愛くて美しいオードリー・ヘップバーンが演じるから余計に気になります。

ニューヨークのティファニーに憧れながら現実離れした生活を送るホリー。

ホリーがティファニーに行くのは、そこに行くと安心できるから。

ティファニーに行くと自分の気持ちをリセットできるから。

ホリーを見事に演じたオードリー・ヘップバーンの演技が良かったです!

ホリーが気になって強く印象に残っています。

他にも気になる場面がたくさんありました。

窓から出入りする上階のポールとのやり取りは楽しそうでした。

でも、ホリーが窓際でギターを抱え、一人静かに歌うムーンリバーのメロディーは寂しそうでした。

14歳で結婚した夫が迎えに来た時には、ホリーがただの変わった女性だとは思えなくなりました。

兄と二人、苦労して生きてきたのでしょう。

名前を変えて、別の人生を生きていたホリー。

ホリーは自由と幸せを探しにニューヨークに出て来たのではないでしょうか?

たった一人の身内であるお兄さんのことをずっと慕いながら。

ティファニーで朝食を摂る生活にあこがれるなんて、夢があるなあ…これは私の最初の感想でした。

本当は、ホリーがティファニーに行くのは、気持ちが落ち込んだ時にティファニーへ行くと安心できるから。

ドレスアップしてクロワッサンとコーヒーの朝食を食べながらお店を覗きこみ、安心して現実に戻りました。

時折見せるホリーの寂しそうな表情を見ると、いつも大胆なホリーの心の中は繊細なことに気づきます。

お金がないポールがティファニーで選んでくれたプレゼントはおもちゃの指輪にティファニー店でイニシャルを彫ること。

ティファニーの指輪は買えなくても、ホリーが憧れるティファニーで何かプレゼントを買いたい。

ポールのその気持ちが優しい…

おもちゃの指輪をティファニーの製品以上に大切に扱ってくれた店員さん。

真面目な顔で、真摯に向き合ってくれましたよね、素敵でした!

ティファニーはホリーにとって現実逃避できる、居心地の良い場所だったのです。

ラストシーン。

ホリーはポールの指輪を自分の指に入れながら、ポールが好きな気持ちを素直に認めました。

雨の中、猫を必死に探し出し、最後は自分の元へ来てくれたホリーをポールは強く抱きしめました。

ホリーは、ティファニーに替わる自分の居場所をポールの中に見つけたのだと思います。

きっと映画を見ていた誰もがホリーをますます好きになったことでしょう。

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映画『ティファニーで朝食を』どんな話?あらすじを簡単に!(ネタバレ)

タクシーで朝早くニューヨーク5番街の「ティファニー」に乗りつけたのは、黒いロングドレスにサングラス姿の上品なマダム?

ホリーはティファニーのウィンドーを覗きながらクロワッサンの朝食をかじり、歩いてアパートへ帰る。

ホリーはニューヨークの狭いアパートに、猫と住んでいる。

でも、猫には名前がない。。。

ホリーは下(入口玄関)の鍵を持たないで出かけ、上の階に住む日本人の芸術家ユニオシのベルを鳴らして起こすので、ユニヨシはいつも怒っている。

ホリーがティファニーへ行く理由は、「ティファニーで朝食を食べられるような生活を送りたいから。」

ではなく、、、

落ち込んだ時にティファニーに行くと現実を忘れ、不安がなくなるから。

ホリーは金持ち男性に化粧室に行くお金をもらいながら生活している。

ある日、ホリーのアパートの上階にポールという作家の青年が越してきた。

処女作だけ売れたが最近は書いていないらしく、タイプライターのリボンが外れている。

ポールの部屋には、インテリアデザイナーの中年女性が時々来て、小切手を置いて夜には帰る。

ポールとホリーはお互いが気になりながら、友人として付き合うようになった。

彼女はティファニーの夢のことや、入隊している兄、フレッドの話をしてくれた。

ホリーの掴みどころがない、自由で不思議な性格に惹かれるポール。

ホリーはポールが兄に似ているからと、ポールのことを「フレッド」と呼んだ。

ある日、不審な男がアパートの前に立っていた。

ポールが聞くと、彼はホリーの夫でテキサスからホリーを連れ戻しに来たそうだ。

貧しかったホリー(本名ルラメイ)は、14歳で夫ドクの元へ嫁いでいた。

だが、ホリーはここに残りたいと言い、バスで帰る夫をポールと一緒に見送った。

ホリーのことが好きになってしまったポールは中年女性に別れを切り出した。

そして、再び小説を書き始めるとそれが売れたのだ。

本が売れたお祝いにホリーとポールはティファニーへ出かけた。

ポールはティファニーでおもちゃ(お菓子のおまけ)の指輪にイニシャルを彫ってもらい、ホリーへのプレゼントにしようとした。

しかし、ポールの告白をホリーは断ったので、ポールは立ち去った。

ホリーはブラジル人の大富豪ホセと結婚することになり、ポールを家に呼んだ。

久しぶりに彼女の部屋を訪ねると、ホリーはご馳走の用意をしていたが、警察が来て麻薬を密輸した疑いで逮捕されてしまう。

ホリーは刑務所に訪ねていたマフィアのサリー・トマトからの伝言を、知らずに麻薬密輸のメッセンジャーとして伝えていたのだ。

ホリーは刑務所に勾留され、さらに新聞で報道されてしまった。

ポールの仲介で保釈が認められたホリー。

迎えに来てくれたポールはホセからの別れの手紙を預かっていた。

ポールが再びホリーへの気持ちを伝えるが、ホリーは心を開かない。

そして、「私はこの猫のように名前がないの」と言って猫をタクシーから放り出してしまった。

ガッカリしたポールは、「どうして自分の殻に逃げ込んでいるんだ?」と言って、タクシーを降りてしまう。

ティファニーで名前を彫ってもらったおまけの指輪をホリーに渡して。

その指輪を指にはめながら、自分の気持ちに素直になったホリー。

ホリーは土砂降りの雨の中、タクシーを降りて猫とポールの後を追いかけた。

猫を見つけたホリーは泣きながらポールと抱き合った。

ホリーは、ティファニーに替わる安心できる場所をポールの中に見つけたようだ。

(おわり)

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映画『ティファニーで朝食を』概要

ヘンリー・マンシーニの音楽がところどころで流れると、ホリーの切ない思いが伝わってきました。

また、ラストシーンを音楽が美しく飾りました。

●公開:1961年製作
●製作国:アメリカ
●ジャンル:ラブストーリー
●監督:ブレイク・エドワーズ
●音楽:ヘンリー・マンシーニ
●原題:Breakfast at Tiffany’s(トルーマン・カポーティ著)
●主演:オードリー・ヘップバーン
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映画『ティファニーで朝食を』キャスト

主人公のホリーを演じたオードリー・ヘップバーンは、『ローマの休日』から8年後の作品です。

清純なイメージはそのままですが、隠された陰のある役を見事に演じていますよね。

●主人公
・ホリー=オードリー・ヘップバーン
・ポール=ジョージ・ペパード
・中年女性=パトリシア・ニール(ポールのパトロン女性)
・ドク=バディ・イブセン(ホリーのテキサスにいる夫)
・ユニヨシ=ミッキー・ルーニー(日本人の芸術家)
・サリー・トマト=アラン・リード(マフィア)
・ティファニーの店員=ジョン・マッギーヴァー
以上、
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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※オードリーヘップバーンの『ローマの休日』の記事も書いています。
よろしければ、こちらからお読みください。
https://eigafocus.com/romano-kyujitsuarasuji/ ‎

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