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映画『her/世界で一つの彼女』のあらすじと考察!感想も

ラブストーリー

映画『her/世界で一つの彼女』を鑑賞しました。

この映画で気になるのは人口知能型OS(サマンサ)の声。
低音のなんとも魅力的なハスキーな声でした。

人生に疲れた中年男セオドアとサマンサの不思議な恋愛は成立するのでしょうか?

サマンサは人格を持つ、思いやりのある素敵な女性でした。
近未来にこんな人口知能型OSが現れるかもしれないですね!

『her/世界で一つの彼女』映画のあらすじと考察をお伝えします。
よろしければ、私の感想もどうぞ~。

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映画『her/世界で一つの彼女』概要とキャスト!サマンサの声は誰?

別れてほしいと言う妻のことが忘れられない中年男セオドア。
声だけでつながる人工知能の女性サマンサ。
二人の不思議な恋愛が始まる。

この映画で気になるのはサマンサの声!
低音のなんとも魅力的なハスキーな声でしたよね~。

サマンサの声

●サマンサの声=スカーレット・ヨハンソン

概要と受賞!監督は誰?

●公開:2013年
●製作:アメリカ
●ジャンル:ラブストーリー、近未来SF
●監督:スパイク・ジョーンズ
●脚本:スパイク・ジョーンズ
●主人公:ホアキン・フェニックス

※受賞:第86回アカデミー賞で脚本賞を受賞。

キャスト(登場人物)

●セオドア=ホアキン・フェニックス(主人公)
●サマンサの声=スカーレット・ヨハンソン(人工知能の声)
●エイミー=エイミー・アダムス(セオドアの友人)
●キャサリン=ルーニー・マーラー(セオドアの元妻)
●アメリア=オリヴィア・ワイルド(デートの相手)
●チャールズ =マット・レッシャー(エイミーの夫)
●ポール=クリス・プラット(セオドアの同僚)

吹き替え

●セオドア=松本保典
●サマンサ=林原めぐみ
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映画『her/世界で一つの彼女』あらすじ(ネタバレなし)

舞台は近未来のロサンゼルス。

主人公のセオドアの職業は思いを伝える手紙(ラブレター)を他人の代わりに書く代筆ライター。

私生活では幼なじみから夫婦になり長年一緒に過ごした妻キャサリンと協議離婚中。
ふさぎがちで元気がなかった。
元妻のことが忘れられず、前に進めないセオドア。

セオドアの女友達エイミーと夫のチャールズが心配してくれる.。

そこへ人口知能型OSサマンサ(コンピュータの声)と出会い、セオドアは恋に落ちる、、、。
彼女は姿を持たないが、頭がよくてセクシーで魅力的。
サマンサは自分の意志を持ち、セオドアのことを理解し助けた。

時にはセオドアと元妻キャサリンに嫉妬もする。
二人の不思議な恋が始まった。

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映画『her/世界で一つの彼女』の結末(ネタバレあり)

元妻が忘れられない中年男セオドアは、人口知能型OSサマンサ(コンピュータの声)と出会い恋に落ちた。

肉体は持たないが自分の意志を持つ、賢いサマンサ。
サマンサのお陰でセオドアは前に進む決心をし、元妻エイミーとの離婚届にサインした。

ところがサマンサとの連絡が取れないことが続くようになった。
サマンサの人工知能はどんどん進化し、最近ではセオドアだけでなく多くの人間と交流していた。
恋人は全部で641人いるという。

何人と付き合っても「セオドアを一番愛している」と言ってくれた。

だが、サマンサたち人工知能型OSはどんどん進化し、とうとう未知の世界へ旅立ってしまった。
別れのとき、セオドアは「君を真剣に愛していた」とサマンサに伝えた。

セオドアは悲しんだが前へ進むことにし、元妻キャサリンにラブレターを書いた。

「きみに謝りたい。
君を責め、追い詰めたことを謝りたい。
愛している。
こころの中にいつも君がいる。
きみに感謝している。」

セオドアの職業は思いを伝える手紙(ラブレター)を代筆すること。
ラストシーンではセオドアが本当に伝えたかった人、自分の愛する元妻へ手紙を書いた。

(おわり)

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映画『her/世界で一つの彼女』ラストシーンを考察

姿がないサマンサ(人口知能型OSサマンサ)との不思議な恋愛は成立するのでしょうか?

はじめはセオドアの乾いた心を埋めてくれる存在だったのかもしれない。
サマンサが強い自己を持ち、セオドアに寄り添える魅力的な女性だったから恋愛に発展したのだと思います。
意外にサマンサもセオドアの元妻キャサリンや友人のエイミーに嫉妬し、まるで人間のように進化していきました。

二人の恋愛が成就したら恐いな、でも応援したいな、、、
そんな風に考えながら鑑賞しました。

胸が掴まれる会話がたくさんありました。

「君は酸素が必要ないのでは?」というセオドアの言葉に傷つくサマンサ。

いつも悩み続けるセオドアにサマンサがかけた言葉。
「あなたはいつも心に恐怖を抱えてる、解放してあげたいの」
とセオドアを思いやるサマンサ。

そんな魅力的なサマンサに引っ張られ、セオドアは明るくなった。
人生が楽しいと思えるようになった。

サマンサに恋をしたセオドアだけでなく、映画を観ている私たちもサマンサをリアルに感じたのはサマンサが賢く思いやりのある人格を持っていたから。

人口知能型OSたちがリアル世界から去ることがなかったら二人はどうなったのかな?と想像せずにはいられません。

でも、セオドアはこの後、元妻エイミーに初めて自分の気持ちを伝える手紙を書きました。
ずっと職業として人の気持ちを伝えて来たのに、自分の気持ちは大事な人に伝えていなかったことに気付きました。

きみに謝りたい。
君を責め、追い詰めたことを謝りたい。
愛している。
こころの中にいつも君がいる。
きみに感謝している。

それに気づかせてくれたのはサマンサだったと思います。
サマンサとの交流がセオドアを成長させ、前進させてくれました。

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映画『her/世界で一つの彼女』感想

スカーレット・ヨハンソンの声が低音で語り掛けるようで、聞いていて安心できました。
ずっと聞いていたくなる声ですよね!

二人の会話が温かくて、でも身体がないことで触れられず、悩む二人が時に切なく感じました。

近未来にはこんなAIができたら、もう人間同士で付き合いが必要なくなるのでは?と不安に思いながら引き込まれて見ました。

でも、ラストは意外でしたね。
あっという間に人工知能たちが別の世界に移動し、もう会えなくなる。
二人の別れは辛かった。

ラストにセオドアが気づいたことは、自分の元妻への愛情がまだ深いこと。

手紙の代筆を稼業(とりわけラブレターが得意!)にしながら、自分は本当に愛する人、キャサリンに想いを伝えていなかった。

サマンサとの別れは辛かったけれど、キャサリンとの関係を見直す力をくれたことはセオドアの成長につながりました。

キャサリンからの返事は見ている私たちに委ねられて終わりましたね。

離婚届にサインをするキャサリンは辛そうでした。
きっと、ふたりはやり直せる!そうなるといいな。
サマンサとの恋愛が糧になる結果を祈ります。

以上、
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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