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昼下りの情事 映画のネタバレと感想・あらすじとオードリーの魅力~

ラブストーリー

『昼下がりの情事』(1957年)をあらためて鑑賞しました。

オードリーが恋する男性を演じるゲーリークーパーは25年以上も年上なんです!

ビリーワイルダー監督がオードリーヘップバーンの可愛らしい魅力を上手に引き出しています。
ふたりは、「麗しのサブリナ」から2度目のタッグを組んでいます。

映画『昼下がりの情事』そのあらすじや感想をお届けします~

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映画「昼下りの情事」 概要

【概要】

●製作年と国:1957年アメリカ公開

●ジャンル:ラブコメディー

●監督:ビリー・ワイルダー

●原作:クロード・アネ
「アリア―ヌ」

●主演:オードリー・ヘップバーン
ゲーリー・クーパー

※ビリー・ワイルダー監督とオードリー・ヘプバーンは、『麗しのサブリナ』に続いて二度目の共演です!

※ゲーリー・クーパーと言えば、
『誰がために鐘は鳴るイングリッド・バーグマンとの共演が素敵でしたね~

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「昼下りの情事」 映画  キャスト

【キャスト】

●アリアーヌ・シャヴァス
オードリー・ヘップバーン
(音楽学校でチェロを演奏)


●フランク・フラナガン
ゲーリー・クーパー
(アメリカの大富豪・恋の達人)


●クロード・シャヴァス
モーリス・シュヴァリエ
(アリアーヌの父親・私立探偵)

●X氏=ジョン・マッギーバー
(浮気調査の依頼人)

●X夫人=リーズ・ブールダン

●ミシェル=ヴァン・ドゥード
(アリアーヌの音楽学校の男友達)

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「昼下りの情事」 映画  あらすじを簡単に!(ネタバレなし)

【簡単なあらすじ(ネタバレなし)】

パリ音楽学院でチェロを学ぶアリアーヌは、

探偵業の父親を訪ねてきた男が

リッツホテルへ妻の不倫相手を撃ちに行く事を知り、

妻と入れ替わって彼を救います。

何人も恋人がいるその男性に大人の魅力を感じ、

好きになりますが、

背伸びをして自分にも大勢の彼がいると装います。

リッツホテルのスウィートルームでは、

楽団が『魅惑のワルツ』を演奏すると二人だけの時間が始まります、、、。

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映画「昼下りの情事」ネタバレあらすじ

あらすじ①~④と⑤結末(ネタバレ)よりご覧ください。

「昼下りの情事」 映画    あらすじ①父親は私立探偵

【あらすじ①】

ときは1950年代

ところは、人々が自由に恋愛し、愛情表現を楽しむ街パリ

アリアーヌはパリ音楽学校でチェロを学ぶ学生です。

父親は私立探偵をしており、今日も妻の浮気調査を依頼したX氏がロンドン出張を早め、

事務所に来ています。

写真を見せられ、妻に間違いないと確信したX氏は

浮気現場を訪れ、相手の男性をピストルで撃つと言うのです。

今晩、リッツホテルのスウィートルーム・14号室。

相手の男性はアメリカの実業家で恋の達人で名高いフランク・フラナガン氏。

アメリカ人を撃つと終身刑ですよ、と言って父親は6万フランの代金をX氏から受け取りました。

フラナガン氏が死んでしまうと、探偵事務所の浮気調査は減ってしまうので、高額をいただくことにしたのです。

「昼下りの情事」 映画    あらすじ②リッツホテルで彼を救う

【あらすじ②】

アリアーヌは音楽学校で演奏中、友人のミシェルに何度も時間を尋ねます。

小銭を彼に借りて、リッツホテルのフラナガン氏につないでもらおうとしますが、断られてしまいました。

次に、

警察に電話して、これから殺人が起こりますと通報したのですが、

事件が起きてから電話をするように言われました。

そうだ、自分が直接ホテルへ出かけようと、リッツホテルまでミシェルの車で送ってもらいました。

14号室の廊下では、X氏が楽団が部屋から出てくるのを待っています。

アリアーヌは隣の16号室から侵入し、バルコニーを移動して14号室に入り、

フラナガン氏と女性にX氏がピストルを持って外にいると忠告しました。

オーケストラの曲が「魅惑のワルツ」に変わり、彼らが退散します。

入れ替わりに入ってきたX氏は、妻ではない若い女性(アリアーヌ)を見て、

妻ではなかった!自分の勘違いだったと喜んで立ち去りました。

スウィートルームでフラナガン氏と恋人同士を演じたアリアーヌ

お礼に明日、この部屋へ来ないかと誘われました。

4時ならとアリアーヌは同意したのでした。

父から、フランク氏は最低の女たらしだと聞いていたので、行くべきか迷いますが、

アリアーヌはこの大人の男性に興味を持ちました。

翌日、(廊下にチェロを置いて)14号室をノックしました。

そして、

彼がパリ最終日のホテル出発までを一緒に過ごしました。

スーツケースが閉まらなかったので、アリアーヌが座ると閉じることができました。

鞄のイニシャルAを見て彼は名前を当てようとしますが、、、

ひとつも当たりませんでした。

「アドルフではないわ、少女Aよ。」

フラナガン氏は、

なぜか自分の女性遍歴をよく知っていて

機微に長けたアリアーヌとの会話が気に入ったようです。

しかし、

「女性との付き合いは深入りしないこと、気楽に楽しむこと、そうすれば次に別の出会いがある」

というのがフラナガン氏の考え方です。

アリアーヌも精一杯それに合わせて別れました。

別れ際にはカルチェではなく、

彼の胸に差してあったカーネーションを一輪、記念にもらって。。。

「昼下りの情事」 映画    あらすじ③再会そして恋に落ちる!

【あらすじ③】

家の冷蔵庫には、しおれたカーネーションが大事に取ってありました。

アリアーヌはフラナガン氏に恋をしてしまい、

しばらく元気がありませんでした。

それから1年後のある日、ミシェルとオペラを鑑賞していると、

最前列に女性を伴って座ったフラナガン氏を見かけ、息を飲みました。

休憩時間に偶然をよそおい話しかけると、はじめはアリアーヌを忘れていたようでしたが、

(痩せたアドルフ)を思い出してくれ、明日の4時に

あのスウィートルームに誘われました。

(4時の子だとを覚えていたんですね~)

アリアーヌは翌日、父親が依頼人の貿易商から預かった白い毛皮のコートを

羽織ってリッツホテルの彼を訪ねました。

夏なのに、こんな豪華な毛皮を着て来たアリアーヌにフラナガン氏はまた興味を持ったようです。

毛皮は貿易商の彼からもらったシベリア製で、

香水とバナナのインポートをしているの

アリアーヌは、父親の事件簿を盗み見た中から架空の話をします。

次のデートは楽団を連れて日中のピクニックへ出かけました。

事件簿から知った男の情報を自分の彼のように話します。

「アルプスの青年ガイド、セバスチャンは足を出していて膝にえくぼがあるの。」

その日、別の彼からもらった足首のアンクレットをしていたので、

フランク氏は怒って湖に投げ捨ててしまいました。

フラナガン氏は少しずつアリアーヌの男性歴に嫉妬するようになりました。

夜になる前に帰ってしまう彼女、昼下がりの女。

純粋そのものなのに、大勢の彼がいて、覚めた恋愛観をもっている。

そんな彼女のことが気になって仕方がなくなりました。

いらいらしている時にサウナで偶然あのX氏に会い、

私立探偵事務所を紹介されました。

「昼下りの情事」 映画    あらすじ④彼女の正体は?

【あらすじ④】

彼女のことを知らないからこんなにもやもやするんだ!

フラナガン氏は名刺の私立探偵事務所を訪ねた。

彼を見て探偵は「ようこそミスターフラナガン氏」と応対します。

(彼のことはよく知っていますからネ)

彼の依頼内容は、

若い娘に振り回されているけど、素性がわからないから

明日リッツからの帰りを尾行して欲しいということでした。

どんな子かと尋ねますと、

リッツのスウィートルームのバルコニーからやって来て、

アドルフではない少女Aだそうです。

19人の男がいることも。

数学者、貿易商、闘牛士、45歳の侯爵、アルプスのガイド、ベルギーの銀行家、修道士、etc

「おう、まるでウチの事件簿のようだ!」と探偵。

いつものフラナガン氏の好みの女性たちとはタイプが違って

痩せてて、学生風だともいいます。

そして、

「6時にはホテルから帰ってしまうんだ。

真夏なのに白い毛皮を着て来たり、

足にアンクレットをして挑発したり。

でも何も受け取らず、自分から持っていったのは

1輪のカーネーションだけ!」

探偵は、その少女が自分の娘だと確信しました。

依頼を受けた探偵は、帰り際にフラナガン氏に尋ねます。

「彼女を愛していますか?」

「興味はあるが、愛とは違う」

翌日、リッツの部屋を訪ねた探偵は彼女についての報告をします。

「名前はアリアーヌ。

音楽院に通うチェリストで、父親とパリに住んでいること。

交際相手はあなた、一人ですよ。

彼女は本気です、早くパリからお逃げなさい」

フラナガン氏がそれでも彼女に興味を持ったので、

料金は要らない、彼女は私の娘だから。

どうか、元の生活に戻してやってほしい、、、。」

と懇願するのでした。

昼下りの情事 映画      あらすじと結末(ネタバレ)

【あらすじと結末】

アリアーヌがリッツの部屋を訪ねると、何故か楽団員は帰され、

フラナガン氏は荷つくりをしています。

今晩ホテルを出発して、ニースの彼女たちを訪ねると言います。

突然のことにアリアーヌは驚きショックを受けますが、

はじまりと同じようにスーツケースに座って荷造りは完了するのでした。

アリアーヌは気づかれないように後ろを向いて涙をぬぐい、

5時の汽車に乗るフラナガン氏をリヨン駅まで見送ることにしました。

涙目のアリアーヌは、汽車のすすが目に入ったと強がり、

また胸のカーネーションをもらいます、

大事そうに。

(スカーフを三角に折って頭に巻いたアリアーヌは美しかったな~)

「この2-3日は楽しかったわ、
あなたは恋人20号よ。」

汽車が走りだしても、

「この後ベルギーの銀行家とスコットランドの侯爵と会うのよ」

そう言って汽車と一緒に走ります。

全部うそだと分かって聞いていたフラナガン氏ですが、

たまらなくなり、とうとう彼女を汽車へ引き上げました。

「何も言わないで、アリアーヌ」

彼は初めて彼女の名前を呼びました。

父親が嬉しそうにその汽車を見送っていました。

二人はNYで結婚式を挙げるそうですよ。

(おわり)

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「昼下りの情事」  感想とまとめ:オードリーの魅力

【感想とまとめ】

オードリーヘップバーンが大好きで、
何度も彼女の映画を観ています。

可愛いだけでなく機転がきいてジョークも上手い。
オードリー・ヘップバーンは実際もこういう人なんだろうな~とますますファンになりました。

私が『昼下がりの情事』で好きな場面をご紹介します~

1)純粋な少女が大人の男性に恋をし、精一杯強がって恋人が大勢いるふりをするところ。

●一途に想われることが好きではない彼の重荷にならないよう背伸びする様子。

●自分の過去の恋人は19人だと言うのですが、父親の事件簿から盗み見た男性像からの架空の恋人たちなのです。

●父親が依頼人から預かった毛皮のコートをしらっと羽織って行ったり、

父親から聞いたアンクレットを身に着けてフラナガン氏を挑発しました。

2)アリアーヌのジョークが機転がきいていて爽快。

●「また会えるかな?」(フラナガン氏)

「ピストルで撃たれそうになったらね」
(アリアーヌ)

彼がピストルで撃たれることを知って助けに来たことが出会いのきっかけでしたから。

●いつも4時に来て6時に帰るアリアーヌは、

夜は他の用事がいっぱいなの、(あなたには)昼下がりの女よ」(アリアーヌ)

父親と住んでいるから夜になる前に帰るのですが、フラナガン氏には恋多き女を通しているための言い訳がうまい~

「最初のハイヒールね!」(アリアーヌ)

フラナガン氏のことが初恋だった女性のことをこう表現しました。

(アリアーヌの初恋もフラナガン氏だとは言えませんよね)

「アドルフではない少女Aよ」
(アリアーヌ)

鞄のイニシャルAを見てフラナガン氏に名前を聞かれてこう答えました。

3)フランク氏からもらったのは胸のカーネーションだけでした。

彼が胸に差していたカーネーションを冷蔵庫に大事にとっておきました。

何もいらないのです、彼が身に着けていたものが愛おしかったんですね!

4)アリアーヌの本当の姿を知ってもフラナガン氏が彼女の背伸びした発言に付き合う場面。

その前は彼女に何人恋人がいたのか気になり、嫉妬しましたが、
自分しかいないと分かっていながら分からない振りをします。

5)最後まで泣きながら恋多き女を演じようとするアリアーヌが健気で可愛かった~

「私は平気よ、あなたは恋人20号だから」

「この後、スコットランドの侯爵とベルギーの銀行家に会うのよ」

最後まで彼の重荷にならないよう苦しそうに平気だと言うアリアーヌ。

そして、恋愛の達人は彼女の一途な思いを受け止め汽車に引き上げます。

そう、最後に恋に落ちたのはフラナガン氏だったのです!!

 

ここまでお付き合い下さり、ありがとうございました。

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