映画『汚名』を鑑賞しました。
ヒッチコック監督のサスペンス映画にしては珍しく、ラブストーリーの要素が多かったです。
主演の二人が美しいのでとても見ごたえがありました。
ケーリー・グラントとイングリッド・バーグマンの二人が一緒に並ぶだけで絵になります!
それにしても、最後の5分はどうなることかとハラハラしましたよ。
映画『汚名』の見どころまとめます。
よろしければ、私の感想もお伝えしますね!
この記事が、映画「汚名」をさらに楽しんでいただくために、お役に立てたら嬉しいです。
映画「汚名」を簡単にまとめます!
アイリスに接触してきたのは、FBIのデブリン。
愛国心が強いアイリスがデブリンに頼まれた仕事は、スパイになること。
ブラジルに潜伏中のドイツ、ナチスの活動をスパイするため、懐に入るアイリス。
セバスチャンはアイリスの父親の友人でもあり、ナチの支援者でもあった。
セバスチャンはアイリスが好きだったので、すぐに求婚され、妻となることでアイリスは情報を引き出しやすくなった。
しかし、アイリスがアメリカのスパイだと知ったセバスチャンと母親はアイリスを毒殺することにした。
自分のコーヒーに毒が入っていることに気づいた時、アイリスにはもう体力が残っていなかった。
デヴリンはアイリスを救い出せるのか!
映画「汚名」のwiki!概要とキャスト
映画『汚名』は白黒映画ですが、何年の作品でしょうか?
ケーリー・グラントとイングリッド・バーグマン。
この、美男美女の二人を知らない人はいないでしょう。
「汚名」の概要
製作国:アメリカ
ジャンル:サスペンス
脚本:ベン・ヘクト
監督:アルフレッド・ヒッチコック
主人公:
イングリッド・バーグマン
ケーリー・グラント
「汚名」のキャスト
デヴリン=ケーリー・グラント(FBIの一員)
セバスチャン=クロード・レインズ(ナチスの支援者)
セバスチャンの母=レオポルディーネ・コンスタンチン(ナチスの支援者)
執事ジョセフ=アレクシス・ミノティス(セバスチャンの家の執事)
ポール=ルイス・カルハーン(FBIの上司)
セバスチャンを演じたクロード・レインズは、『カサブランカ』の警官を演じていました。
ずっと、気に入らない警官だったのに、最後はいい人で終わったんですよ。
映画「汚名」を解説
はじまりは、父親のスパイ容疑の裁判でした。
ナチスのスパイだった父親は禁固20年の刑を受けたのです。
裁判を傍聴していた娘のアリシアは無言で立ち去りました。
アリシアに近づいてきたデヴリンは、FBIのエージェントでした。
アリシアが父親とは反対にアメリカへの愛国心が強いことを知り、ブラジルに逃げたドイツナチスの残党を追って欲しいと頼みます。
迷いながらも協力を承諾したアリシアは、デヴリンと共にリオ行きの飛行機に乗りました。
しかし、一緒に行動するうちにふたりは愛し合うようになったのです。
アリシアの仕事は、ナチスの有力な支援者、セバスチャンから情報を引き出すこと。
その連絡係はデヴリンですが、デヴリンは本当はアリシアを愛しています。
セバスチャンはかつて、アリシアの父親の友人だったので近づくのは簡単でした。
しかし、セバスチャンはアリシアに結婚を申し込みました。
アリシアはデヴリンが仕事以上に自分に関心がないのでは?と失望し、セバスチャンの求婚を受け入れました。
二人はお互いの気持ちをはっきり伝えられず、それぞれの任務を遂行します。
新妻お披露目パーティーの夜、アリシアはデヴリンを手引きし、ワインセラーに忍び込みました。
デヴリンは、ワインボトルに隠された怪しい砂を発見したのです。
後に分かったことですが、砂はウラン鉱石でした。
アリシアは、ワインセラー室の鍵をそっとセバスチャンの鍵束に戻しましたが、セバスチャンはそれに気が付きました。
そして、ワイン室に侵入者があり、秘密がバレたことが分かり、アリシアが自分のスパイだったことを確信しました。
困ったセバスチャンは、一緒にナチスを支援する母親に相談します。
もし、ナチスの仲間にアリシアのスパイ行為がバレれば、セバスチャン母子は抹殺されます。
彼らに知られないよう、アリシアを病気でゆっくり亡き者にしようと、コーヒーに少しづつ毒を盛りました。
業務連絡に来ても冴えないアリシアは、二日酔いだと見栄を張りましたが、デヴリンは心配していました。
そうとは知らず、アリシアの体調はどんどん悪化しました。
ある日、アリシアのコーヒーを飲み間違えた友人を止めるセバスチャン親子の慌て方は異常でした。
このときアリシアは初めて自分の正体がバレていることに気づきました。
しかし、アリシアにはもう逃げ出せる体力が残っていませんでした。
5日も約束の連絡に来ないアリシアの身を案じ、デヴリンはセバスチャンの屋敷を訪ねました。
セバスチャンはナチスのメンバーと会議中だったので、二階のアリシアの寝室をそっと覗きました。
すると、ベッドに横たわるアリシアを見て声をかけると、アリシアが毒を盛られ、睡眠薬を飲まされていて歩けないと言います。
アリシアは、ウラン鉱石がアイモラス山から掘られていることを聞き出していました。
アリシアは遠のく意識の中、デヴリンが本当は自分を愛していると言ってくれ心から喜びます。
しかし、ふたりは無事に屋敷から出られるのでしょうか?
セバスチャンはアリシアにスパイされたことを仲間に知らせていません。
知られたら先に失態したフプカのように抹殺されるでしょう。
デヴリンはアリシアにコートを着せ、抱きかかえて階段を下りました。
セバスチャンと母親が駆けつけ、連れ出すのを止めようとしましたが、仲間がどうしたんだ?と会議室から出てきました。
二人は、アリシアの体調が悪いのでデヴリンが気づいて病院へ運んでくれると、嘘を言うしかありませんでした。
最近、ナチスの仲間たちは尾行されることがあり、セバスチャンのことを内心疑っていました。
セバスチャンはアリシアを介抱するふりをしてデブリンと3人で外へ出ました。
外にあった車にアリシアとデヴリンが乗り込み、ふたりは難を逃れました。
しかし、車に乗せてもらえなかったセバスチャンは、屋敷の中へ入るよう仲間から言われて映画は終わりました。
きっと、セバスチャンも母親も生きて戻れないでしょう。
映画「汚名」ヒッチコック監督のカメオ出演は?
ヒッチコック監督はいつも自分の映画にカメオ出演します。
今回も、ヒッチコック監督はユーモアに登場していましたよ!
アリシアの新妻披露パーティーの招待客としてシャンパンを一口もらって、チラッと映りました。
映画「汚名」の感想!イングリッドバーグマンの透明な美しさに見惚れました
ナチスのスパイをしていた父親とは反対にアメリカに愛国心が強いアリシアがFBIに目を付けられたようです。
危険な任務を素人の女性によく頼めたものだと思います。
アリシアもデヴリンも、お互いこの仕事を止めて欲しいと思いながら本心を明かせませんでした。
セバスチャンの家でワイン室を探るときにはいつ見つかるかととてもドキドキしました。
ヒッチコック監督の作品にはこうしたドキドキハラハラする場面が多いですよね。
ウラン鉱石がワインボトルに隠されていることを知り、さらにどこの砂かを探る段階でアリシアの身分がバレました。
でも、スパイを嫁にしていたとナチスの仲間に知られれば、セバスチャンと母親は殺されます。
そこで、アリシアにゆっくり毒が盛られたのですが。
危機一髪、屋敷に現れたデヴリンはアリシアを助け出せるのか?
ナチスの仲間たちに怪しまれながらアリシアを抱え階段を下りて外へ出るまで。
この時間の緊張感は半端なかったですよね。
意識がもうろうとするイングリッドバーグマンは消え入りそうな美しさがありました。
ラストは、アリシアとデヴリンが車に乗れたので私はホッと息をつきました。
しかし、セバスチャンは乗せてもらえず、仲間が見てるから乗せてくれとせがみました。
この後、セバスチャンが制裁されることが想像できますが、映画は終わりました。
最後までどうなるかとドキドキして身体が動きませんでした…。
この記事が、映画「汚名」をより深く知るためのお役に立てたら嬉しいです。
※イングリッド・バーグマンが主演の『カサブランカ』の記事も書いています。
よろしければこちらからご覧ください。
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