映画『ユー・ガット・メール』を鑑賞しました。
主演のトムハンクスとメグライアンは1993年の『めぐり逢えたら』でも共演していましたね!
とてもお似合いの二人、メグライアンのショートカットがキュート。
この二人の映画はなぜか安心して見られます。
しかし、二人は仕事の上でのライバル、対立する立場にあったのでどうなるかと心配しましたよね。
時代背景は、インターネットのメールが生活に入り始めた初期の頃です。
それ以前の手段は文通だったんですよね。
映画『ユー・ガット・メール』のあらすじと見どころをまとめますね。
よろしければ、私の感想もどうぞ。
映画『ユー・ガット・メール』ロケ地は?
キャスリーンの本屋や、ジョーの行動エリアは、ニューヨークのマンハッタンの高級住宅街にあたるアッパーウェストです。
キャスリーンが経営する「街角の子供向け本屋」は?
店内は、スタジオのセットで撮影しました。
オンラインで知り合った二人が待ち合わせした『カフェラロ』
ラストシーン二人が最後に会うガーデンは?
ハドソン川沿いに続き、川向こうにニュージャージーが見える大きな公園です。
映画『ユー・ガット・メール』ラストシーンの言葉
ラストシーンは、91丁目ガーデン=リバーサイドパークにある花壇。
待ち合わせに現れた「メールの彼」はジョーでした。
キャスリーンがジョーに伝えた言葉。
「あなたで良かった。ずっとそう願ってた!」
二人は同業本屋のライバルとして対立しましたが、メールで吐露する感情は、お互いの本心でした。
「泣かないで、ショップガール」
ショップガールはキャスリーンのハンドルネームです。
今度こそ、二人は互いが必要だと納得し、抱き合いました。
映画『ユー・ガット・メール』簡単なあらすじ
キャスリーンは恋人のフランクには内緒で、メールの彼と交換を楽しんでいました。
彼のハンドルネームは「NY152」。
キャスリーンは、母から受け継いだ「街角の小さな本屋」で児童書店を営んでいます。
ある日、大型チェーン書店「フォックス・ブックス」が近所にオープンします。
本の安売りの他、カフェを併設し、食品や雑貨も販売する「フォックス・ブックス」へ客足は流れて行きます。
実は、「フォックス・ブックス」の経営者ジョーは、メールの相手「NY152」だったのですが、、、。
そうとは知らず、二人は互いに本屋を経営する同業ライバルとして会うたびに対立します。
お互いの正体を知らぬまま、メールのやり取りでは、その日にあったこと、相手に言い過ぎたことなど悩みを打ち明けました。
オンライン上のメールで本音が話せて波長や感覚が合うと、惹かれ合う二人でした。
二人が『カフェ・ラロ』で初めて会う約束をしました。
キャスリーンは目印に、「ジェーン・オースティン」の本の上にバラの花を一本置いて待ちます。
しかし、カフェで待つキャスリーンを見たジョーは相手がキャスリーンと知り、自分が「NY152」だと名乗れませんでした。
キャスリンーンは、カフェに来たジョーに金儲け主義だと噛みつきました。
「メールの彼=NY152」が約束場所に来なかったことで落ち込むキャスリーン。
「生まれて初めて言いたいことをハッキリ言ったけど、後味が悪かった」
ジョーに言った言葉を後悔して、メール相手のジョー本人に後悔を伝えるキャスリンーン。
「君は友達に会いに行き、敵に会った。
それは相手が言わせた言葉だよ。」
噛みつかれたジョーは、キャスリンーンは悪くないとメールで慰めました。
しかし、クリスマスにキャスリーンの本屋はお客が来ず、売り上げがありませんでした。
とうとうキャスリーンは店をクローズすることを決めました。
「友達になって欲しい」
その後、お互いの恋人と別れたジョーとキャスリーンは友達として会うことが増えました。
キャスリンーンは、作家として本を書き始め閉店後の人生が好転する予感がします。
ジョーは少しづつキャスリーンとの距離を縮めます。
「君に出会った時、本屋のライバルでなかったら、すぐに電話番号を聞いたよ。
それから映画や食事に誘ったよ。」
「約束を破った彼は許すのに、僕の小さな罪(店を奪った)は許さないの?」
キャスリンーはだんだんジョーを理解するようになりました。
ラストシーンは、リバーサイドパークにあるガーデンです。
愛犬ブルックリンを呼ぶ声。
待ち合わせに現れた「メールの彼=NY152」はジョーでした。
キャスリーンが言いました。
「あなたで良かった。ずっとそう願ってたわ。」
「泣かないで、ショップガール」
ショップガールはキャスリーンのハンドルネームです。
今度こそ、二人はお互いが必要だと認め、抱き合いキスをしました。
映画『ユー・ガット・メール』感想
母から譲られた児童書の老舗書店を守ってきたキャスリンーン。
本の内容を聞いただけでタイトルがすぐに出てくるなんて、キャスリーンは本当に本が好きで、ずっと本と接して来たんですね。
ジョーのゴッドファザーの台詞の引用が面白いと思いました。
「どこの奴だ、知らなかった、、、ゴッドファザーですよ」とジョーが言います。
「マットレスで組め、闘え!」とまたゴッドファザーの台詞でキャスリンーンを焚きつけ、その結果、自分が攻撃されることになった時は面白かったですね。
「カフェラロ」で二人が初めて待ち合わせた時、相棒のケビンに先に店を覗いてもらうとは、ジョーは期待と不安で少年のようにドキドキしたんでしょうね。
フォックス社の進出で児童書書店を閉めることになるとき、店員のおばあさん=バーディがキャスリーンを励ます言葉が好きです。
「あなたは勇敢よ、新しい人生に挑戦するんだから」
閉店せざるを得ないという悲しい結果を、勇敢だと前向きにとらえて励ますことが出来るんだな、と感心しました。
何度も結婚して離婚する父親に「今度は自分のハートを満たす女性を選んでください」とアドバイスしながらジョーはハッとしましたね。
そうです、ジョーのハートを満たしてくれるのはキャスリーンなんです。
ジョーはメールの交換でキャスリンーンの本当の心の内を知っています。
それに気づき、自分がメールの相手だとは言わないで、友達になって欲しいとデイジーを持って見舞いに行く場面、いいですよね!
「彼に会うべきだ」
もうライバル同業者でなくなった二人。
ジョーがすぐに本当のことを話さず、こうして距離を縮めようとする時間が必要だったのかも知れませんね。
「メールの彼」に過度な期待を抱かないよう、「メールの彼」を下げようと必死なジョーの態度が微笑ましかったな。
言葉にすると強がってしまうけど、気を許せる相手には素直に本心を文章で伝えられる。
以前はそれが手紙だったのでしょう。
それが、手紙やメールの良さなんだなと、映画の物語のきっかけにメールが使われていたのが素敵なシチュエーションだと思いました。
映画『ユー・ガット・メール』概要とキャスト
ノーラ・エフロン監督、トム・ハンクス、メグ・ライアンの3人は1993年の「めぐり逢えたら」でもタッグを組みました。
概要
●製作国:アメリカ
●原題:You’ve got a mail
●ジャンル:ラブストーリー
●脚本:ノーラ・エフロン
●監督:ノーラ・エフロン
●主人公:トム・ハンクス
メグ・ライアン
キャスト
●メグライアン演:キャスリーン・ケリー(街角の本屋を営む)
●グレッグ・キニア演=フランク演(キャスリーンの彼)
●パーカー・ポージー演=パトリシア(ジョーの彼女)
●ジーン・ステイプルトン演:バーディ(本屋の店員)
●スティーブ・ザーン演:ジョージ(本屋の店員)
●ヘザー・バーンズ演:クリスティーナ(本屋の店員)
●デイブ・シャペル演:ケビン(フォックスの社員)
以上、
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
※トム・ハンクスとメグ・ライアンの『めぐり逢えたら』の記事も書いています。
よろしければ、こちらからお読みください。
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