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フェイブルマンズ【実話】最後の監督は誰? ラストシーンを解説

ドラマ

映画『フェイブルマンズ』のラストシーンが気になります。

『フェイブルマンズ』はスピルバーグ監督の伝記映画です。

私の子供時代に大きな感動を与えてくれた

『ET』や『インディ・ジョーンズ』のスティーブン・スピルバーグ監督。

少年が初めて家族と観た映画は「史上最大のショー」だった。

感性豊かな少年は大きな夢を抱いた。

そして、最後に登場する監督は誰?

ラストの監督はスピルバーグの映画人生に大きな影響を与えたジョン・ホード監督でした。

映画『フェイブルマンズ』は2023年のグローブ賞でドラマ部門の作品賞と、監督賞を獲得しました。

映画『フェイブルマンズ』を鑑賞しましたので、

あらすじや見どころを解説、感想などもお届けします~。

この記事が、映画『フェイブルマンズ』をさらに楽しんでいただくために、お役に立てたら嬉しいです。

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『フェイブルマンズ』最後に登場するあの監督と俳優は誰?

【最後に登場する監督は?】

最後の監督は=ジョン・フォード監督

演じたのは、デイヴィッド・リンチ氏(現役の監督)
カメオ出演かと思いきや、最後のクレジットにしっかり名前が記されていました。

物語の終盤です。
サミーは学校をやめて、映画の仕事に就きたいと父親に話しました。

映画会社から面接の通知を受け取り、おもむくと、、、。

一風変わった、
映画制作会社のトップとの面談でした。

部屋の壁にはジョン・ウェイン主演の
西部劇のポスターがあちこちに貼られていました。
そうです!
その人はこれらの映画を監督した
ジョン・フォード氏=監督・映画プロデューサー・俳優でした。

演じたのは、デブィッド・リンチ(David/Lynch)氏。
現役の監督です。

映画『フェイブルマンズ』最後に登場、ジョン・フォード監督て誰?

【ジョン・フォード監督とは?】

ジョン・フォード監督は、
スピル・バーグ氏が映画業界に入り、

一番はじめに影響を受けた監督です。

スピルバーグ氏は、
自分は多くの監督(下に記載)から影響を受けたと話しています。

●ジョン・フォード
●スタンリー・キューブリック
●デヴィッド・リーン
●黒澤明
●アルフレッド・ヒッチコック
●ウォルト・ディズニー

そして、
映画業界で最初に出会った人が、ジョン・フォード監督でした。

映画『フェイブルマンズ』では、
初めて映画制作会社に足を踏み入れたサミー
(スピルバーグ氏)が、
ジョン・フォード監督の会社に入る面接に合格してこの物語は終わります。

【ジョン・フォード監督の経歴】

スピル・バーグ氏が映画業界に入り、
一番はじめに影響を受けた監督です。

ジョン・フォード監督は、
ハリウッドの映画製作者の中で最も影響力のあった監督の一人として認識されています。

ジャック・フォードの名前で俳優となり、
その後、
初期の低予算西部劇で映画監督としてデビュー。

1910年から1960年に監督として活躍し、
140本以上の映画を発表した。
アカデミー監督賞を4回受賞。

代表作は、
●駅馬車(1939年)
ジョン・ウェイン主演の西部劇

●怒りの葡萄(1940年)
ヘンリー・フォンダ主演
●捜索者(1956年)
ジョン・ウェイン主演の西部劇
●静かなる男(1952年)ジョン・ウェイン主演
●リバティ・バランスを射った男(1962年)
ジョン・ウェイン、ジェームズ・スチュアート主演

映画『フェイブルマンズ』ラストに登場する監督:あらすじより、結末は?

【監督とのラスト、結末は?】

お昼ご飯から戻ったジョン・フォード氏は、

頬にキスマークの口紅をつけ、
片方に黒い眼帯をして葉巻にマッチで火を灯してぷかぷか吸う様子など、
雰囲気はジョン・フォード監督そのまま、

無駄口はたたかず、
映画に厳しい姿勢の人ですが、

コミカルな描かれ方でした。

サミーの面談では、

「壁に掛けられた二枚の絵画の地平線がどこに見えるか?」
と質問しました。

下と、上だと答えたサミーは合格しました。
そして、
さっさと部屋を出て行けと言われます。


ずっと怒られているかのような面談は、
無事合格したのです。

こうして

サミー青年(スティルバーグ青年)は映画の世界に足を踏み入れることになりました。

最後の監督(ジョン・フォード)を演じたデヴィッド・リンチ氏

〈デヴィッドリンチについて〉

※デイヴィッド・リンチ氏は、1946年生まれ、高名な監督です。

代表作は、
●1980年『エレファントマン』
●1986年『ブルー・ベルベッド』
●1990年『ワイルド・アット・ハート』
●2001年『マルホランド・ドライブ』
●2006年『インランド・エンパイア』

アカデミー監督賞には3度ノミネートされ、
20019年にアカデミー名誉賞を授与された。

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映画『フェイブルマンズ』ラストシーンの解説!私の感想も

【解説】と【感想】

ラストシーンは
大御所監督(ジョン・フォード氏)との出会いに大興奮

映画の世界に足を踏み入れたサミーの足取りの軽さ!
サミー青年の可能性を感じる終わり方でした。

私が一番好きな映画はETです。
友達と映画館で鑑賞しました。

ETと少年の交流にドキドキ、感動したことをはっきり覚えています。
(私もまだ少女だったんです!)
ETを自転車の前に乗せて、空を上るあの音楽を聞くと、
今でも胸がワクワクします。

「インディージョーンズ」を夏休みに映画館で観た時も
どこからこんなアイディアが湧いてくるんだろう?
と感心したことを思い出します。
(怖い場面もよーく覚えています)

いつも私を感動させてくれた、スティーブン・スピルバーグ監督の半生を描く伝記映画。

私は、『フェイブルマンズ』を通して
サミー(スピルバーグ氏)の映画との出会いの物語を興味深く鑑賞しました。

 

サミーが映画に興味を持ち、映画へと導いたきっかけは、

父親が八ミリビデオを持っていたこと、
それをサミーに渡した母親の存在があったから
でした。

妹たちを
トイレットペーパーをグルグル巻きにしてミイラしたり、
馬車を襲わせて妹たちに叫ばせたり
ほのぼのする子供時代は笑いをさそいました。

サミーがどんどん映画つくりにのめり込んでいく様子が楽しかったです。

理系の父親とアートの分野の母親

両方の影響を受けて今日のスピルバーグ氏が誕生したんだなと、

とても納得しました。

映画の天才は、子供のころから感性が豊かでした。

『ジョーズ』や『ジュラシック・パーク』など、
生々しい怖い映画を作る監督が、
少年時代はあんなに怖がりだったなんて、
意外ですよね。

私も自分の子供時代を思い出しました。
あの八ミリカメラが私の家にもありました。

父親が家族の様子を撮って、白いスクリーンで上映してくれました。

もちろんサミーのように
編集は誰も出来ませんでしたよ。

サミーの母は、大変、自由な人でしたね。
サミーが、「どうしていつも自分が世界の中心でいないと気が済まないんだ?
と、その自由さ(わがまま)に困惑して尋ねた場面が印象的でした。

母親は家を出ていくときに

自分の心のままに生きてね
と言いました。

これは、大人になるサミーが
映画つくりを選ぶことを後押しした言葉だったと思います。
自由でいたかった、お母さん自身への言葉でした。

お母さんの伯父さん、ボリスは言いました。
芸術と家庭の両立は難しい」と。
お母さんを気遣った言葉です。

経済的には、恵まれた環境で育ったけれど、
母親と父親の心がはなれていく様子に傷つくサミーや妹たち。
この部分を描くのはスピルバーグ氏も辛かったことでしょう。

サミー少年が、
ビデオを撮りながら、
母親の叔父さんへの恋心を知ってしまい、

辛くて悩む様子は見ていて可哀そうでした。

映画との出会い
家族のこと
学校時代のいじめや彼女のこと

ラストシーンは
大御所監督(ジョン・フォード氏)との出会いに大興奮

映画の世界に足を踏み入れたサミーの足取りの軽さ!

サミー青年の可能性を感じる終わり方でした。
そして、
いつかこの続きを観たいと思いました。

(解説と感想、終わり)

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『フェイブルマンズ』映画:簡単なあらすじ(ネタバレ)

【簡単なあらすじ】
スティーブン・スティーブン監督の半自叙伝。
(少年期から青年期まで)

●少年と映画の出会い
●家族のこと
●学校生活でのいじめ、彼女のこと
●ずっと映画を撮り続けてきたこと

が描かれています。

ニュージャージー州で生まれ育ったサミー少年の映画との出会い。
8ミリビデオカメラで映画編集に明け暮れ、アリゾナ州で少年期を過ごした。

青年期、学校生活で友達や彼女に出会い、
映画への思いを持ち続けた。

映画の世界へ足を踏み入れるチャンスを得たところまでが描かれた物語。

映画『フェイブルマンズ』は実話!タイトルの意味は?

【実話】

映画『フェイブルマンズ』は、
スピル・バーグ氏の自叙伝、実話です。

【タイトルの意味】

映画では、実名のスピルバーグ姓ではなく、
「フェイブルマン」=架空の名前
これは家族の姓です。

「フェイブルマンズ」=「フェイブルマン」一家
の意味

また、フェイブルマンを英語の辞書で調べると、
fabel(ファーベル)=寓話、作り話、ストーリー
の意味があります。

したがって、

「おとぎ話/フェイブル一家の物語、」
このような意味でしょう。

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映画『フェイブルマンズ』ネタバレあらすじ!結末まで

【あらすじから結末まで】

映画『フェイブルマンズ』

①サミーと映画の出会い
②映画を撮ることに夢中になった少年時代
③フェイブルマン一家:父親と母親のこと
④青年期/学校生活:モニカ、ローガン
⑤結末:サミー映画の世界へ

映画『フェイブルマンズ』あらすじ① サミーと映画の出会い

【サミーと映画の出会い】

フェイブルマンズ家は父と母、サミー少年と3人の妹、6人家族でした。

サミーの父は電気会社の技術者で理知的な人
母親は明るく自由かったつな人、ピアニストから家庭に入る
家族で観たその映画は、「史上最大のショー」
車が列車と正面衝突し、列車が脱線し人が恐怖で叫んだり、、
中からサーカスのライオンが放り出されたり、、、


リアルな映像は観客をあっと言わせました。

ただでさえ怖がりのサミー少年は、
その夜、ベッドでうなされました。

父親は技術者なので、
「映画とは、科学秘術で作られたもので、
光を当てて作られただけだ、」
と小さいサミーに説明しましたが、
もちろんサミーは納得できません。

Xmasのプレゼントにもらった電動列車を走らせ、
映画を再現し、電車を激突させます。

そんなサミーを心配した母親は
父親が持つ八ミリビデオカメラをサミーに渡します。

母親は、
ビデオカメラで映画のように撮影することで、
映画はこうして作られたのだよ、
怖くないよと教えたかったのです。

映画『フェイブルマンズ』 あらすじ② 映画を撮ることに夢中だった少年時代

【映画を撮ることに夢中だった少年時代】

父親と母親はタイプが反対でしたが、
サミーはこのふたりから得た両方の感性を受け取り、成長します。

少年サミーは8ミリカメラのテープを切って、貼って、つなぐ作業がどんどん上手になります。

妹たちにトイレっとペーパーを巻きつけてミイラに仕立て、
洋服ダンスからガイコツを登場させて

妹たちの本気の叫びを撮影しました。

ボーイ・スカウトの仲間たちと戦争映画を撮り、
撃たれた胸から血が吹き出るように工夫しました。

主役の男の子に感情移入をアドバイスすることも忘れません。

サミー少年の生活は全て、映画を撮ることで回っていきます。
そして、家族もそれを応援しました。
(父親は、趣味として応援)

映画『フェイブルマンズ』あらすじ③ フェイブルマン一家:父親と母親のこと

【フェイブルマンズ一家】

妻のピアノ演奏を静かにに聞く父は、
母の人生においても観客のようでした。

父の友人、バニーはジョークがうまく、母はよく笑います。。
子供たちもバニー叔父さんにとてもなついていました。
バニーは、まるでフェイブルマン家の家族の一員でした。

母親(サミーのお婆ちゃん)を亡くした母を元気つけようと、
野外キャンプでの映像を編集をしていたサミーは、
母親が父親の友人=ベニーに恋心を持っていることを知ります。
中学生のサミーは思い悩みます。

父親がコンピュータ会社の技術者に転職したため、
家族は引っ越します。
サミーや妹たちが身内のように慕っていたベニーおじさんとはお別れです。

ベニーに会えなくなり、母親は沈みがちに。。。

映画『フェイブルマンズ』あらすじ④ 青年期/学校生活:モニカ、ローガン

【サミーの学校生活】

父親の転勤で家族は引っ越し、
サミーと妹たちは新しい高校へ通います。

この地域では、フェイブルマン家の宗教の人々が少なく、
サミーは学校でいじめを受けます。

それでも、サミーを救い、居場所を作ってくれたのは
映画を作ることでした。

自分をいじめたローガンを主人公に学校行事をまとめた映画は大好評。
「どうして、こんな映画を作ったんだ?」
驚くローガンに、
「僕はただ、いい映画をつくりたかっただけだ」

そう言うサミーには
「最高の映画を作ること」が何より大事なことでした。

別れもありましたが、
明るく、積極的な彼女、モニカとの出会いもサミーを成長させました。

しかし、両親の中はどんどん冷えていきます。

とうとう、自分の気持ちを吐き出した母親、
サミーの両親はは別居を決めました。

サミーも妹たちも苦しみます。

もちろん
両親も傷心しました。

映画『フェイブルマンズ』結末:サミー映画の世界へ、あの監督に出会う

【結末:映画の世界へ】

両親は別居し、
サミーは父親と暮らしています。

サミーは学校をやめて、映画を製作する会社に就職しようと
何通もの手紙を書きました。

父親が、郵便受けから持ってきた手紙のなかに一件の返事を見つけます。

ある映画制作会社からの面接のオファーでした。

ネクタイをしめてその会社に行くと、
案内してくれた男性から、

彼(ボス)に会う時には、
ネクタイをしない方がいいと言われます。
その、一風変わった人は?

ボスの部屋に貼られた西部劇(ジョン・ウェイン主演)のポスターを見た時からサミーはそわそわし始めます。

そして、お昼ご飯から戻ったそのボスは、

サミーが子供のころから尊敬してきた西部劇の巨匠

ジョン・フォード監督でした。

何故か口紅(リップマーク)を頬に付けたその監督からの質問は、

「2枚の絵には地平線はどこにあるのが正しいか?」

この質問に2つとも正解したサミーは合格だったようです。

ビルを出て、スタジオの間をスキップするサミー。

こうしてサミー青年(スティーブン・スピルバーグ青年)は、

映画の世界へ足を踏み入れたのでした。

(おしまい)

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映画『フェイブルマンズ』概要・キャスト・受賞

【概要】

●公開:2022年11月
●製作:アメリカ
●ジャンル:伝記、自叙伝
●監督:スティーブン・スピルバーグ
●脚本:トニー・クシュナー
スティーブン・スピルバーグ
●音楽:ジョン・ウィリアムズ
●主演:ミシェル・ウィリアムズ
ガブリエル・ラベル

【受賞】

〈2023年第80回ゴールデングローブ賞〉

受賞
●作品賞(ドラマ部門)

●監督賞

〈2023年度、アカデミー賞〉

7部門にノミネートされています。
●作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、助演男優賞など

 【キャスト】

●サミー・フェイブルマン
ガブリエル・ラベル演)
=主人公(サム)
●ミッツィ・フェイブルマン
ミシェル・ウィリアムズ演)
=サミーの母親
●バート・フェイブルマン
ポール・ダノ演)=サミーの父親
●べニー・ローウィ(セス・ローゲン演)
=父、バートの親友
●レジ―・フェイブルマン
ジュリア・バターズ演)=サミーの妹
●ナタリー・フェイブルマン
キーリー・カルステン演)=サミーの妹
●ハダサー・フェイブルマン
ジーニー・バーリン演)=サミーの妹
●ボリス:(シャド・ハーシュ演)
=母、ミッツィの伯父
●モニカ:(クロエ・イースト演)
●ローガン:(サム・レヒナー演)
※ジョン・フォード監督役
=(デイヴィッド・リンチ演)

こちらの記事が、映画「フェイブルマンズ」をより深く知るために参考になれば嬉しいです。

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