1973年の映画『追憶』を鑑賞しました。
ロバート・レッドフォードの白い軍服姿が素敵で見惚れます。(笑)
映画のバックに流れる「追憶」のテーマソングも耳に残りますね。
ロマンティックで切ない、しっとりした曲「追憶」。
テーマ曲を歌っているのは、バーブラ・ストライサンド。
映画『追憶』主人公の女優バーブラ・ストライサンドは、歌唱力が抜群の歌手でもあります。
最後まで二人の結婚生活が続くといいのになぁと応援しながら映画を見ていました。
ラストは二人が偶然再会できて良かったな、、、と思い切なく感じました。
1973年の映画『追憶』を鑑賞しましたので、あらすじや感想をまとめますね。
映画『追憶』ラストシーンの解説
ラストシーンは、ケイティーとハベルが別れてから数年後に再会します。
ニューヨークのテレビの脚本家としてテレビ局を訪れたハベルは、ケイティの知らない奥さんを連れていました。
ケイティ―は原爆禁止の署名活動をしていました。
映画『追憶』ラストシーンのせりふから
「相変わらずだな、、、」原爆反対運動をするケイティに言葉をかけたハベル。
「娘は?」思い出したように聞くハベル。
「元気よ、美しく成長したわ。」
「奥さんとうちに遊びに来たら?」と誘うケイティ―。
「それは出来ない」とハベルは答えました。
お互いを見つめる二人の目は穏やかでした。
ケイティも結婚してると言いましたが、、、
私はケイティは再婚していないのではないかな?と思いました。
ケイティは大学時代からハベルが好きでした。
ハベルと結婚しても、自分は平和の為に行動を起こさないではいられなかった。
それでもハベルのことは大好きでした。
でも、ハベルはケイティのひたむきな姿勢についていけませんでした。
ラストの再会のとき、変わらず自分の生き方を貫くケイティ―を見て、ハベルは嬉しそうでした。
映画『追憶』ラストシーンの想いを考察
子供が産まれた後、2人は別々の道を歩み出しました。
数年後のニューヨークです。
偶然出会った2人が交わす会話。
原爆反対の署名運動をするケイティ―をわざわざ後から追ってハベルは声をかけました。
ハベルはケイティ―が全く変わっていないことが嬉しそうでした。
ハベルはケイティ―に自分にない魅力を感じていたんだと思います。
でも、ハベルは強いケイティ―についていけなかったのです。
もっと穏やかに楽しく生きていきたかったから。
そして、ケイティ―はずっとハベルが好きでした。
今でもハベルを好きだと思います。
でも、そうは言わない切ないラストシーン。
2人ともまだお互いが好きだけど、一緒に生きていくのは難しかったのです。
こみあげてくるものがある、素敵なラストシーンでした。
映画『追憶』概要とキャスト!女優バーブラ・ストライサンドの魅力
1973年の映画『追憶』の概要とキャストをお伝えします。
「追憶」のテーマ曲を歌う歌手・バーブラ・ストライサンドは演技がまっすぐな女優でもあります。
映画『追憶』概要
製作国:アメリカ
監督:シドニー・ポラック
原作:アーサー・ローレンツ「追憶」(The Way We Were)
主題歌:「追憶」(The Way We Were)マーヴィン・ハムリッシュ作曲
主演:バーブラ・ストライサンド
ロバート・レッドフォード
映画『追憶』キャスト(登場人物)
ハベル=ロバート・レッドフォード(主人公)
J・J=ブラッドフォード・ディルマン(ハベルの親友)
キャロル=ロイス・チャイルズ(ハベルの昔の彼女、JJと結婚)
ジョージ=パトリック・オニール
フランキー=ジェームズ・ウッド(ケイティの仲間)
女優バーブラ・ストライサンドの魅力とテーマ曲
テーマ曲=(The Way We Were)「遠い日の思い出、あの頃の私たち」の意味です。
マーヴィン・ハムリッシュが作曲し、バーブラ・ストライサンドが歌った「追憶」は、アカデミー主題歌賞を獲得しました。
作詞は、アラン・バーグマンとマリリン・バーグマンです。
バーブラ・ストライサンドの「追憶」は、1974年(映画の翌年)ビルボード誌の年間ランキングで1位でした。
歌唱力が素晴らしい歌手バーブラ・ストライサンドが主人公のケイティを熱演しました。
ロマンティックで切ない、しっとりした曲です、「追憶」。
このテーマ曲を聴くと、映画のシーンがフラッシュバックし、切なさがこみ上げてきます。
歌詞の中に、「思い出は美しいけど、つらい思い出は忘れたい。」
「あの頃は純粋でいられたの、チャンスがあったらもう一度やり直せるかしら?」とあります。
映画の二人は再会を懐かしんだけれど、それぞれの道に戻ります。
二人にしか分からない想い、そんな思い出があるって素晴らしいですよね。
映画『追憶』あらすじ
平和を愛し、政治活動に熱いケイティーと、特に政治的な意識を持たない裕福な育ちのハベル。
考え方が違う2人は大学の同級生でした
ハベルは、カッコよくてスポーツ万能で誰もが憧れるタイプ。
ケイティの学生時代は、政治活動に一生懸命でちょっぴり浮いていました。
大学時代ハベルには恋人がいて、ケイティとは縁がないまま、卒業後それぞれの道へと進みました。
第二次世界大戦の最中、ケイティーは偶然ニューヨークのバーで、軍人になったハベルと再会します。
「私の下宿でコーヒーでも飲まない?」とケイティ―は思い切ってハベルを誘いました。
翌朝、さっさと帰ろうとするハベルに電話番号を渡すと、ケイティ―の仕事場にハベルが訪ねてきました。
タイプの違う二人だけれど、お互いが気になっていた二人は恋人同士になりました。
しかし、ケイティーはハベルの友人達のブルジョア気質にどうしても馴染めません。
けんかをしながらも時間をかけ、お互いに寄り添い、結婚しました。
学生時代から小説を書いていたハベルは脚本家としてハリウッドで認められるようになります。
でも、ケイティは平和活動が忘れられません。
「君はひたむきすぎる、苦しい、、、生活を楽しむゆとりが欲しい」とハベルは言いました。
どんなに互いが好きで愛していても、上手くいかない関係でした。
二人は生き方が違いました。
ハベルは娘の出産まで側にいてくれました。
映画『追憶』感想
社会人になってから偶然出会ったあのレストランバーからの、回想シーン。
ずっと好きだったけれど学生時代には縁がなかったハベルと恋人同士になる過程がロマンティックでした。
でも、ひたむき過ぎるケイティ―の生き方についていけなくてハベルが浮気をします。
それもブルジョア階級の昔の彼女と、、、ケイティーは傷つきました。
確かにケイティ―は自分の信念を持ち、とことん熱くなり、相手を追い詰めてしまいます。
本当は、不器用なだけでケイティ―はとても素敵な女性なんですよね。
同じくらい強くハベルを愛していました。
「追憶」の意味は、過去のことを思いやること。
さかのぼって過ぎ去ったことを思いしのぶことだそうです。
そして原題=(The Way We Were)、「あの頃の私たち」の意味です。
もう、戻ってこない二人の関係。
でも、ケイティ―は自分の道を進みます。
ロバートレッドフォードはもちろん申し分なくカッコいいです。
でも、ケイティ―を演じたバーブラ・ストライサンドのまっすぐさが、強いけどいじらしくて可愛いくて、ラストシーンはとても切なくなりました。
以上です。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
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