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エターナルサンシャインあらすじとキャスト!髪色はなぜ変化した?感想も

ラブストーリー

映画『エターナル・サンシャイン』二回続けて観ました。

なぜなら、よく分からなかったからです。

一度目、二度目と、どんどん良くなる映画です。

二回目にはクレメンタインの髪の毛の色に注目すると理解が深まりましたよ。

『エターナル・サンシャイン』映画のあらすじと感想をお伝えします。

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映画エターナルサンシャイン あらすじ 髪色の変化なぜ?

クレメンタインの髪の色は、青・茶・赤・緑・青と変化します。

物語は時系列がバラバラですから、クレメンタインの髪の色で時を判断することが出来ますよ!

①はじまり、は青

②交際後半、記憶消去の直前は茶色。

③交際前半、関係が順調な頃は赤色。

④海での出会いは緑色。

⑤再びはじまり、は青色。

エターナルサンシャイン映画   あらすじ① 青色:はじまり?

【あらすじ①】

〈ジョエルとクレメンタイン〉

バレンタインデーが近い。

ジョエルはある朝、突然会社を休んで電車に乗った。

モントークの海へ行きたくなったのだ。

2月の海は寂しい。

オレンジ色のパーカーを着た女性が一人歩いていた。

髪の毛を青く染めていた。

カフェにはその女性もいて、飲み物にお酒を入れて飲んでいた。

帰りの列車を待つホームにも彼女が居た。

向こうから手を振るが、ジョエルはなんとなく目をそらす。

列車の中でその女性が話しかけてきた。

おとなしいジョエルとは正反対、積極的でよく話す。

話が面白い。

彼女は自分にはない魅力を持っていた。

よく行く書店で働いていることが分かった。

名前はクレメンタイン。

車で彼女の家まで送った。

自分の家に戻ったジョエルは彼女に電話した。

内気なジョエルが少し勇気を出した。

「明日の夜はチャールズ川でピクニックよ!」

二人は氷の上で並んで横になり空の星座を観る。

「こんなに幸せな気持ちは初めてだ!!」

二人の最高の想い出になった。

彼女はジョエルの家に泊りにくることになった。

歯ブラシを取りに自分の部屋に寄るクレメンタイン。

※車で待っているジョエルの窓を若い男がノックする。

「何かお困りですか?」

奇妙な質問だった。

〈ラクーナ社〉

ジョエルはわけが分からなかった。

友人夫婦を訪ねて取り乱す。

先日のけんかを謝りたかった。

少し早めのバレンタインのプレゼントを持って彼女の職場へ訪ねた。

彼女はジョエルを初めて見るお客のように接した。

しかも、若いボーイフレンドとキスをしていた。

何がなんだか分からない。

友人がラクーナ社の手紙を見せてくれた。

「クレメンタインはジョエルの記憶を消去しました。」

ラクーナ社を訪ねると、医師は言った。

「彼女は幸せではなかった。前へ進みたかったのです」

ショックを受けたジョエルは自分もクレメンタインの記憶消去手術を受けることにした。

新品の青いパジャマを着て、薬を飲み自分のベッドに寝た。

ラクーナ社のスタンとパトリックが彼の部屋に入ってきた。

ジョエルからクレメンタインの記憶消去を始めた。

エターナルサンシャイン映画   あらすじ② 茶色:交際後半

【あらすじ②】

〈ジョエルとクレメンタイン〉

夜中の3時、酔ったクレメンタインが帰ってきた。

髪の毛を茶色に染めていた。

ジョエルの車をぶつけたらしい。

怒ったジョエルは少し言い過ぎたかも知れない。

クレメンタインは衝動的だ。

部屋の鍵をジョエルに返して出て行ってしまった。

〈ラクーナ社〉

スタンとパトリックはジョエルの部屋で記憶消去を始めた。

パトリックは、最近ガールフレンドが出来たらしい。

〈ジョエルとクレメンタイン〉

二人で街を歩いているとき、小さな女の子を見かけた。

子供が欲しいというクレメンタイン。

まだ早いよ、育てられないだろう?今度話そうというジョエル。

いつもいつも、今度と言うジョエルにクレメンタインは怒りだした。

うんざりするジョエル。

別のある日、無口なジョエルに一人で話しかけるクレメンタイン。

もっと自分のことを話してほしい、

私を怒らせないで

私に日記を見せて

パッションはないの?

うんざりするジョエル。

〈ラクーナ社〉

施術中のジョエルの家を受付のメアリーが訪ねてきた。

パトリックにガールフレンドから電話が入った。

「すぐに行くよ、タンジェリン!」

あれ?タンジェリンはジョエルがクレメンタインを呼んだニックネームだ。

パトリックはジョエルが用意したバレンタインのプレゼントをクレメンタインに渡している。

※ジョエルからクレメンタインを盗んだ奴はパトリックだ!

〈ジョエルとクレメンタイン〉

記憶がどんどん消えていく。

氷の上で寝転んで空を見上げる二人の一番の想い出。

ここで死んでもいいと思ったくらい感動した。

ドクター、この記憶だけは消さないで!

ジョエルはだんだん走り出した。

記憶を消したくない!!

エターナルサンシャイン映画   あらすじ③ 赤色:交際前半

【あらすじ③】

〈ジョエルとクレメンタイン〉

クレメンタインは髪の毛を赤く染めていた。

ジョエルがクレメンタインにうったえる。

君は消される

僕が頼んだ

クレメンタインが提案した。

「私が存在しない記憶に二人で隠れましょう」

パトリックは4歳の子供の記憶にいた。

クレメンタインはお手伝いさんとしてママのそばにいる。

「気を付けて、パトリックは僕をコピーして君に近ついてるんだ!」

〈ラクーナ社〉

スタンとメアリーがお酒を飲んで遊びまわっていた。

自動消去装置が警告音を出して止まった。

ジョエルが記憶のどこかへ消えてしまったからだ。

電話でドクターを呼んだ

ジョエルが記憶を消されないように逃げ回っている。

〈ジョエルとクレメンタイン〉

ジョエルとクレメンタインはどんどん走る。

記憶を消されないように。

クレメンタインが居なかったころ。

小学生の頃のジョエル。

いじめっ子にいじめられる(小)ジョエルを(小)クレメンタインが助ける。

逃げよう

もう時間がない

どこへ行くの?

二人で過ごした頃のクレメンタインがどんどん消えていく

二人の時間がどんどん記憶から消えていく

〈ラクーナ社〉

施術中のドクターにメアリーが好意を伝える。

「忘却はより良き前進を生む」

二人の価値観が同じなのが分かった。

追いかけてきたドクターの妻は二人を見て失望する。

メアリーは過去にドクターと不倫をしていて

ドクターとの記憶を自分で消していたのだ。

メアリーは会社に戻って自分のカルテを見つけ、カセットテープを聞いた。

記憶を消す前の自分の声、ドクターが好きだった。

〈ジョエルとクレメンタイン〉

ジョエルがクレメンタインに本屋で気持ちを伝える。

「記憶から消されても愛していた。

君とやり直したい。」

「私はいかれた女で安らぎを求めているだけなの。大丈夫よ。」

とクレメンタイン。

でも、クレメンタインは消えてしまった。

エターナルサンシャイン映画   あらすじ④ 緑色:出会い

【あらすじ④】

〈ジョエルとクレメンタイン〉

出会いは海辺のバーベキューパーティーだった。

はじめは気乗りがしなかった。

片隅でひとり食事をしていると、話しかけてきたクレメンタイン。

髪の毛を緑色に染めていた。

チキンを食べていい?と聞くが、返事を待たずに食べていた。

よく話し、自分とは正反対だけど、魅力的だ。

お互い自己紹介をした。

(この記憶ももうすぐ消えるのね、とクレメンタイン)

(今を楽しもう、とジョエル。)

海辺の空き家へ入って一晩ここに住もうというクレメンタイン

人の家だよ

大丈夫よ

あの時ジョエルは家に入らず帰ってしまった。

記憶はここまで。

「今度は入ってみたら?

さよならは言ったことにしましょう。」
クレメンタイン

「あの時、伝えなかったこと、I love you.」
ジョエル

クレメンタインの返事は、
「モントークで会いましょう。」

〈ラクーナ社〉

ドクターの施術が終わった。

クレメンタインの記憶がジョエルから完全に消えた。

エターナルサンシャイン映画   あらすじ⑤ 青色:はじまり?再び

【あらすじ⑤】

ジョエルが部屋で目覚めた。

青いパジャマを着ている。

とつぜん列車に乗ってモントークへ向かった。

はじめのシーンが繰り返される。

クレメンタインが歯ブラシを取りに自分の部屋に戻ると、封筒が届いていた。

ラクーナ社のメアリーの手紙とカセットテープが入っていた。

ジョエルの車に入り、ふたりでカセットを聞く。

クレメンタインがジョエルへの不満を延々と話し続けている。

記憶を消すためにライナー社へ行った時の会話だ。

同様のカセットテープがジョエルの家にも届いていた。

延々とクレメンタインの悪口を言っている。

「いいのよお互い様」とクレメンタインは言うが、あまりにも不快で帰ってしまう。

ジョエルはクレメンタインを呼び止めた。

「私はただのイカレ女で安らぎを求めているの。

私はきっとあなたに退屈して嫌いになるわ。

いつか息苦しさを感じるようになるわ。」

そう言うクレメンタインに、

「分かった」とジョエル。

先に行き詰まることはあるだろうけど、

今は目の前の相手が好きだから

前に進むことに決めた二人。

愛し合っていればけんかもする。

とことん相手がイヤになることもある。

いいことばかりが恋愛じゃない。

でも、大切な想い出にも目を向けてみよう。

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映画エターナル・サンシャイン 感想も!

【感想】

『忘却は必ずしも人を前進させるわけではない。

忘却はより良き前進を生む』

そう信じてドクターとの記憶を消去したラクーナ社のメアリーは

同じことを繰り返します。

またドクターを好きになったのです。

記憶を消しても同じ人に惹かれる強い気持ちにはかなわない。

そんなメッセージが伝わってきます。

そして、主人公のジョエルとクレメンタインも同様でした。

ジョエルはクレメンタインとの交際後半の頃の彼女が消えても平気だった。

しかし、楽しかった想い出までがどんどん消えていき、

自分がどれほどクレメンタインを好きだったかに気が付く。

一生懸命逃げても、どんどん消えていくクレメンタインとの想い出。

忘れたくない大事な記憶まで消すことはないのですよね。

やみくもに記憶を消すのではなく。

時間をおいて考えてみよう。

そんな思いが伝わってきました。

はじめ、時系列が逆なのに気が付かず観ていてずっと、あれ??

そんな感じでした。

よく整理できず、二回観てみました。

二回目はもっと良かったと思いました。

ジョエルがクレメンタインの記憶を消したくない気持ちがもっと強く伝わってきました。

クレメンタインの髪色が変わる理由にも納得しました。

①はじまり、は青

②交際後半、記憶消去の直前は茶色。

③交際前半、関係が順調な頃は赤色。

④海での出会いは緑色。

⑤再びはじまり、は青色。

二回目は、あっ、クレメンタインの髪の色が変わった!

と、彼女の気持ちを想像しながら観るのが楽しかったです。

消えていくクレメンタインを見て、

どんなに自分が彼女を愛していたかに気がつき、消されまいともがくジョエル。

知らないうちにジョエルの気持ちに入り込んで一緒に走っているような感覚でした。

言葉にしていない心理描写までもがリアルに伝わってきました。

きっと二人はまた倦怠期を迎えるかもしれない。

でも、今は目の前の相手が好きだから一緒にいたい。

最後に二人が出した決断を応援したいと思います。

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エターナル・サンシャイン映画  概要・キャスト・受賞

※本作は脚本の素晴らしさが特に称賛された映画です。

エターナルサンシャイン映画 概要  

【概要】

●2004年のアメリカ映画

●ジャンル:ラブストーリー・ファンタジー

●監督:ミシェル・ゴンドリー

●主役:ジム・キャリー

   ケイト・ウィンスレット

エターナルサンシャイン映画   キャスト

【キャスト】

●ジョエル(ジム・キャリー)

●クレメンタイン
(ケイト・ウィンスレット)

●パトリック(イライジャ・ウッド)

●スタン(マーク・ラファエロ)

●メアリー(キルスティン・ダンスト)

※イライジャ・ウッドはロード・オブ・ザ・リングの中心人物を演じました。

また、キルスティン・ダンストは、スパイダーマンのヒロイン役もつとめましたネ。

エターナルサンシャイン映画 受賞

【受賞】

●アカデミー賞:脚本賞

●サターン賞:SF映画作品賞

●英国アカデミー賞:編集賞・脚本賞

●ラスベガス映画批評家協会賞:脚本賞・ 主演女優賞

●英国エンパイア賞:英国主演女優賞

など、特に脚本賞と主演女優賞を多く受賞しました。

 

以上、
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

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