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きみに読む物語は実話?最後を考察!ラストシーンのアリーとノア

ラブストーリー
Nicholas Sparks 公式サイトより

映画『きみに読む物語』は実話なのでしょうか?

デュークは老女に物語を読み聞かせます。

「それは、私たちのことね?」

老女の記憶が戻りました!

このノートに書かれた愛の物語は誰が書いたものなの?

ふたりの想い出を楽しそうに聞く老女は時々ふと過去を思い出します。

でも、次の日には忘れてしまいます、、、。

老女はアルツハイマー病を患い、過去を忘れているのです。

一喜一憂するデューク。

私も、ふたりのラブストーリーを一緒に聞きながら、先が気になり、画面に引き込まれました。

そして、

アリーとノアの愛の物語は最後まで心が洗われるように美しかったなあと、

ラストシーンは私の心に強く残りました。

「きみに読む物語」は実話なの?あらすじと感想もお伝えします。

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「きみ(君)に読む物語」概要:物語は実話?原作をご紹介

原作者 ニコラス・スパークス 
ニコラス・スパークス Twitter 公式より

原作はニコラス・スパークスの「The Notebook」(1996年)
実話?
小説「The Notebook」は、
ニコラス・スパークスの妻の祖父母がモデルの実話です。
ふたりは、63年間連れ添った夫婦だったそうです。
(写真は、作家、ニコラス・スパークス)

【概要】

●公開:2004年公開

●製作:アメリカ映画

●監督:ニック・カサヴェテス

●主題歌:エド・シーラン(イギリスのシンガーソングライター)

●原題:英語のタイトルは「The Notebook

●主人公:ライアン・ゴズリング

    レイチェル・マクアダムス

※ライアン・ゴズリング主演の「ラ・ラ・ランド」の記事も書いています。
よろしければ、こちらからお読みください。

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※レイチェル・マクアダムス主演の「アバウトタイム」の記事も書いています。
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映画「きみに読む物語」最後を考察!「アリーとノアの物語」

【結論】物語のノアとアリーは、デュークと老女だったのです。

デューク(ノア)が読んでいたノートは、アリーが書いた愛の物語でした。

来る日も来る日も老女(アリー)に同じ物語を読み聞かせるデューク。

老女は翌日には忘れてしまうのに、、、。

デュークと名乗る初老の男性は物語の主人公、ノアでした。

そして、物語を書いたのはもう一人の主人公、アリー。

二人は長年連れ添った夫婦です。

アリーは自分の病気に気づき、

自分の記憶が薄れることを自覚する中で「二人の愛の物語」の手記を残したのです。

ノートの表紙にはこう記してありました。

愛の物語
愛するノアへ
この物語を読んでくれたら私はあなたの元へ帰ります。

アリーは記憶が薄れる中、ふたりの物語をこのノートに書きました。

記憶をなくしても、ノアのことを忘れたくなかった。

初老のデューク(物語の中ではノア)は、老女アリーに自分のことを思い出して欲しい一心で、毎日せっせとノートを老女に読み聞かせました。

映画『きみに読む物語』考察:アリーは何度もノアの元へ戻ってきた!

Nicholas Sparks 公式サイトより

アリー最後の言葉

(一時的に記憶を取り戻していた)

奇跡が起きると思う?

私たちは一緒に死ねるかしら?

愛しているわ」

デューク(ノア)が読んでいたノートは、アリーが書いた愛の物語でした。

ノートの表紙にはこう記してありました。

愛の物語
愛するノアへ
この物語を読んでくれたら私はあなたの元へ帰ります。

アリーは記憶が薄れる中、ふたりの物語をこのノートを書きました。

記憶をなくしても、ノアのことを忘れたくなかった。

一番大切な二人の愛の物語を聞いたら、

絶対に思い出すことが出来る。

そう信じてこのノートをノアに預けたのだと想像します。

死期を悟ったデューク(ノア)と老女(アリー)は同じベッドで手をつないで旅立ちました。

アリーはなんどもノアの元へ戻ってきた!

アリーがノートに書いた言葉通りに。

映画『きみに読む物語』考察:最後まで一途なノア(デューク)の想い

Nicholas Sparks 公式サイトより

デュークの最後の言葉

「私たちの愛の奇跡を信じてるよ、今までだって何度も戻って来てくれただろ?」

最後までそう信じてアリーの書いたノートを読み聞かせたのです。

自分の命ある限り、アリーと過ごしたノア。

奇跡的に心臓発作から一命をとり止め、

最後に残された時間、もう一度アリーと愛を確認します。

「また会おう」と言い残して。

このノアの強い愛情と信念が二人の最後を一緒に旅立たせてくれたに違いないと思いました。

翌朝、看護師が最後まで手をつないで離れなかった二人を発見しました。

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映画「きみに読む物語」私の感想!感動の名言がいっぱい

The Notebook Facebook公式より

【名言と感想】

一途にアリーを想うノアの愛情表現が私の胸に響きましたが、

まっすぐに受け止めるアリーの笑顔がいつも可愛かった。

ふたりで家族を築き、幸せに年を重ねた二人。

アリーがアルツハイマー症を患い、記憶をなくしても

同じ施設で暮らすノア。(デュークと名乗って)

アリーが記憶を取り戻すと信じて

最後まで添い遂げるために。

若きノアを支えたノアの父親の存在も素敵でした。
いつかアリーと住みたい家を建てられるよう、自分の財産を処分してノアに贈りました。

アリーが貧乏なノアと一緒になることを反対しながらも、本当は心のどこかで娘がノアを選んでもいいと思っていた母親の涙も私は好きです。

ノアの父親、アリーの母親、自分も同じような経験をしてきたのかもしれません。

映画「きみに読む物語」ノアのお父さんも素敵な人

「こんな美人だとは思わなかった」

初めてノアの家を訪ねたアリーにノアの父親はこう言いました。

ふたりで詩を朗読して楽しんでいましたね。

穏やかで知的なお父さんです。

夜遅くだというのに、

「パンケーキを食べないかい?」

とアリーに腕を振るいました。

アリーは自分が描いた絵を贈り、

喜んでパンケーキをご馳走になりました。

そのお父さんは、ノアが戦地から帰った時、自分の住む家を売っていました。

ノアが憧れのウィンザー農園を購入できるよう、資金を作ってくれたのです。

引っ越して間もなくお父さんを失ったノアは

アリーの理想の家の建築を目指して改築に没頭しました。

お父さんの気持ちに応えたかったのでしょう。

この家を改築したらアリーが戻ってくれるかもしれない

新聞に農園とノアの写真が載ったのがきっかけで、ノアの居場所を知り、アリーが訪ねてきました。

7年ぶりに。

お父さんが息子を応援する気持ちが通じたんですね。

映画「きみに読む物語」ノアとアリー、7年後の再会

The Notebook Facebook公式より

彼女は突然彼の人生に戻ってきた。

アリー:どうして、手紙をくれなかったの?

7年間、毎日待ってたわ。

ノア:365日、毎日書いたよ。

毎日、愛していた、今も愛している。

約束しただろ、君の住みたがっていた家を手に入れたよ。

一途にアリーを想い、毎日手紙を書いたノアの強い気持ちが伝わってくる言葉です。

そして、

改築した家は、アリーの住みたがっていた家なのです。

絵を描くことが好きなアリーのために、

アート部屋があり、キャンパスが置いてありました。

ベッドで目覚めたアリーがアート部屋に行けるように、

床に矢印を書いてサプライズで部屋を案内した工夫

私の好きな場面です。

映画『きみに読む物語』アリーは婚約者の元へ帰るの?

The Notebook Facebook公式より

「ずっと君と一緒に居たい。

君が選んだのなら、辛くても自分は耐えられる。

無難に選ぶな、彼も俺も両親も忘れろ。What do you want?自分で決めるんだ

これはノアの言葉ですが、一番の名言だと思いました!

アリーは、はじめはロンのところへ戻りましたね。

でもアリーが自分の気持ちに気づいたのは

届かなかった、ノアが送ってくれた365通の手紙を母親からもらったから。
(母親が隠してアリーに届けなかった。)

7年前、毎日書き続けてくれたノアの一途な愛情を知り、

自分の中にも同じ気持ちがまだあることを確信したのです。

お母さんはこの手紙を隠したけれど、捨ててなかったんだなあ

私は嬉しかったです。

映画「きみに会う物語」母親がアリーを連れて行った場所は?

Nicholas Sparks 公式サイトより

あなたに後悔してほしくないの。

そう言って、母親がアリーを連れて行った先は砂利の採掘場。

母親:「25年前に駆け落ちした人よ。

昔は、カッコよかったの。

でも、隣町でおじいさまに連れ戻されてね、その後あなたのパパと結婚したの。

パパはいい人よ。パパとの生活は、幸せよ。

後悔していないわ。

あなたにも、後悔してほしくないの。」

母親はその男性を見て涙をこぼした。

「おかしいわね、25年も前のことなのに涙が出るなんて」

お母さんは心の底から幸せなのでしょうか?

もちろん、お父さんはいい人で、安定な暮らしをくれ、

アリーが生まれて幸せであるに違いありません。

でも、どこかで、この人と一緒に行きたかった、

そう思う気持ちがあるのだと思いました。

アリーにお金で苦労させたくない。

でも、自分と同じ後悔もしてほしくない、

自分の後悔がにじんだ涙だったと思いました。

映画「きみに読む物語」婚約者もアリーを愛していた

The Notebook Facebook公式より

アリー:自分の気持ちが分からないの。

あなたといる時とノアといる時は違う私なの。

ロン(婚約者):初恋は忘れられないものだ

でも、僕だけの君でいて欲しい

結婚前に何かにけじめをつけたいというアリーを快く送り出した婚約者。

自分の元へ戻って来てほしいという気持ちが伝わる言葉でした。

ロンはとても好感が持てる素敵な人です。

戦地で負傷して介護したアリーを好きになり、

けがが治ってから、本当にアリーをデートに誘いに来ました。

裕福でスマートで優しい、理想的な男性でしたが、

アリーの心の中にいたノアが強かった。

ロンの愛情も本物だったと思うのです。

映画「きみに読む物語」看護師はノア(デューク)がアリーに会えるよう願った

「退院したのね?でも、アリーの部屋を訪ねてはダメよ。私はコーヒーを淹れてくるからちょっと席を外すわね。」

看護師のコーヒーカップにはまだコーヒーが入っていました。(コーヒーを入れに行く必要はなかったのです)

この看護師の配慮が嬉しかったですね。

デューク(ノア)のアリーへの献身的な愛情をずっと見てきた人。

奇跡的に体力が復活したデュークにアリーと会わせてあげたいと内心思ったのでしょう。

でも、まさか二人がそのまま一緒に旅立つとは思わなかったでしょうね。

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「きみに読む物語」映画のあらすじ

WarnerBros 公式サイトより

【あらすじ】

ーーーデュークと老女ーーー

デュークは老女と同じ療養施設に入所し、

今日も老女にノートの物語を読み聞かせます。

アルツハイマー症の老女はこの物語をなんども聞いていますが、

すぐに忘れてします。

ーーー物語ーーー

The Notebook Facebook公式より

舞台は1940年

アメリカ南部の街、シーブルック

出会いはノアの一目ぼれだった。

夏の間だけ別荘で過ごす17歳のアリーは笑顔が最高。

材木工場でまじめに働くノアは根気よくアリーを誘った。

次第にアリーもノアに惹かれた。

ふたりの恋愛は笑顔と若いエネルギーにあふれ、明るくて一生懸命。

たくさん、ケンカもした。

アリーが家に招かれると、ノアは父親とテラスで詩を読んでいた。

ノアの好きな詩は、ホイットマン。

アリーは自分が描いた絵をノアの父親にプレゼントした。

ノアが案内したウィンザー農場はぼろ屋敷だが、

いつかこの農場を買い取りたいとアリーに言う。

どんな家に住みたい?

住みたい家の間取りは?、、、アリーの希望を聞いた。

好きな絵が書きたい、、、ふたりは夢を語り合った。

しかし、

アリーの両親は貧乏で教養がないという理由でノアとの交際を許さなかった。

引き離されアリーが自宅に戻ってもたふたりはお互いずっと想いあっており、

ノアは365日、毎日アリーに手紙を書いた。

アリーは毎日ノアからの手紙を待ったが、

その手紙は母親に隠され、アリーが読むことはなかった。

ノアは最後の手紙を書いた。

そして、アメリカとドイツの戦争が始まった。

ノアは友人フィンと軍隊に入り、戦ったが、

フィンを戦争で失い、シーブルックに戻ってきた。

父親が家を売って、ウィンザー農園を買い取ってくれた。

しかし、すぐに父親を亡くし、打ちひしがれたノアはウィンザー農園の改築に没頭した。

同じ頃

大学生のアリーはボランティアで、戦地で負傷した兵士の看護に当たっていた

負傷したロンは病院でアリーを見染め、

退院するとアリーをデートに誘った。

お金持ちでハンサム、しかも誠実で、申し分のない男性だった。

アリーは家族に祝福されてロンと婚約した。

結婚式を控え、ウェディングドレスを選ぶアリーは幸福だった。

ある日、新聞でノアとウィンザー農園の記事を見て

どうしてもノアにもう一度会いたいと思った。

結婚前のけじめを付けるために

ウィンザー農園を訪ねることにした。

7年ぶりの再会。

アリーはとつぜん、ノアの人生に戻ってきた。

ーーデュークの物語を聞いていた老女ーー

老女「前に聞いたことがあるわ、何度も、、、。

身を乗り出した老女はこの話を聞いた記憶があるという。

老女:「早く続きが知りたいわ

そこへ、老女に面会の家族が訪ねてきた。

老女「はじめまして、お名前は?

あら、いいお名前ね」

看護師がアリーを連れに来た。

家族「パパ、

ママは認知症よ、治らないわ、忘れてしまったの。

パパが施設施設に一緒に住むことはないわ」

デューク:「ママは最愛の人だ、私はママから離れない。

ママの居るところが私の家なんだ」

物語を読むデュークと老女は夫婦なのです。

デュークは老女の為に同じ施設に住み込んでいます。

今日は子供や孫たちがふたりを訪ねてくれました。

老女は自分の家族だとは思わずにあいさつしました。

ーーー物語のつづきーーー

The Notebook Facebook公式より

7年ぶりの再会。

私、結婚するの、アリーが言った。

(結婚前にノアに会いに来たという)

ノアは突然のことに驚き、すぐに反応できなかったが、

アリーを家に招き入れた。

ふたりは幸福な時間を過ごし、

翌日も訪ねてきたアリーにノアはとっておきの景色を見せた。

湖には数えきれないほどの白鳥がふたりを見守り、

美しい景色の中ボートをこぐふたり。

(白鳥が湖にびっしりいて夢のような景色でした)

こらえきれずにアリーが叫んだ。

アリー:どうして、手紙をくれなかったの?

7年間、毎日待ってたわ。

ノア:365日、毎日書いたよ、

1年間毎日愛していた。

今もずっと愛している。

約束しただろ、君の住みたがっていた家を手に入れたよ。

ノアの用意した家にはアリーが欲しがっていた絵を描く部屋もあった。

7年間のすれ違いに気づいたふたりはもう引き返せなかった。

ふたりは無我夢中で、二日間を一緒に過ごした。

しかし、

翌朝、アリーの母親が迎えに来た。

アリーのホテルでは婚約者のロンも待っている。

母親がアリーを連れて行った場所には、砂利採掘場で働く男性がいた。

母親:「25年前に駆け落ちした人よ。

昔は、カッコよかったのよ。

でも、隣町でおじいさまに連れ戻されてね、その後あなたのパパと結婚したの。

パパとの生活は、幸せよ。

後悔していないわ。

あなたにも、後悔してほしくないの。」

でも、母親は涙を流した。

そして、

預かっていた365通の手紙を返してくれた。

「あなたにも、後悔してほしくないの。

 あなたが自分で決めなさい、」と言って。

アリーはホテルで待つロンのところへ戻る途中、ノアの手紙を読み、胸が詰まって泣いた。

それから

両手にスーツケースを持ってノアの元へ戻ってきた。

アリーが選んだのはノアだった。

ーーー老女とデュークーーー

老女:「思い出したわ!

それは私たちのことね?

子供たちは元気?」

老女が思い出したのだ。

デュークは音楽を流した。

「元気だよ、

さあ、僕たちの曲だ、一緒に踊ろう」

だが、記憶は5分ともたなかった。

「あなたは誰なの?」

そう言われてデュークは肩を震わせ泣いた。

その晩、デュークはアルバムを見返した。

今より少し若いデュークと老女と家族の写真。

そうです。

物語のノアとアリーは、

デュークと老女だったのです。

読み聞かせていたノートの表紙には、

アリー・カルフーン著 

愛の物語

愛するノアへ

これを読んでくれたら私はあなたの元へ帰ります。

デューク(ノア)は長く心臓病を患っており、

その夜、ふたたび発作を起こしたが

幸い一命をとり止めた。

退院してすぐ、アリーの部屋を訪ねようとする。

看護師は、アリーの部屋に行ってはダメよ、と止めるが、

コーヒーを淹れてくるからしばらくいなくなるわ、と言って席を外した。

老女(アリー)は眠っていたが、枕元で見守るノアに気づいた。

「ノアね?」

アリーの記憶が戻っていた。

老女アリー「不安だったわ。

私たちの愛が奇跡を起こすと思う?

デューク(ノア)「思うよ、今までだって何度も戻ってくれただろ。

私たちの愛に不可能はないよ。

また会おう。」

同じベッドでふたりは愛を伝え、確認し合い、眠った。

翌朝、アリーの部屋に来た看護師は

ふたりが手をつなぎ、深い眼りについたことを知った。

ふたりは一緒に旅立ったのだ。

良かった、最後に二人がもう一度会えて。(涙)

以上、

(ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。)

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