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「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」2022年・続編のあらすじと感想

ドラマ

映画『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』2022年・続編についてお伝えします。

ラインナップは以下になります。

1)大切な人との別れ

2)ダウントンの屋敷にハリウッドの撮影団

3)ニースからの招待状

今回もダウントンの人々の衣装や生活習慣、交錯する人間関係が楽しめそうです!

映画『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』2022年・続編のあらすじと感想をお届けします。

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「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」2022年・続編のあらすじと結末

20世紀前半のイギリス貴族グランサム伯爵家の邸宅

ダウントン・アビーに映画の撮影スタッフがやってくる!

そして、グランサム伯爵夫妻にニースの別荘から届いた不思議な招待状は?

「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」2022年・続編のあらすじ①はじまりは結婚式

【あらすじ①】

舞台は

1928年イギリス北東部ヨークシャー州のイギリス貴族が住むカントリーハウス、

「ダウントン・アビー」

近辺の広大な敷地を治めるのはグランサム伯爵です。

今日、ダウントン・アビーの現当主で長女メアリーと親族は喜びに湧いていました。

トム(故三女シビルの夫)とルーシーの結婚式を挙げています。

(前作の映画で出会った二人がゴールインしたんですね!おめでとうございます~)

教会の前ではガーデンパーティーが開かれ、プロの写真スタッフもいます。

ダウントンの使用人たちも正装し、それぞれ写真を撮ってもらっています。

(トムとルーシーは幸せそうにハネムーンへ旅立ちましたネ)

その頃、

ダウントン・アビーではあちこちが老朽化し、修繕の必要にせまられていました

(屋根は雨漏りしていて、痛々しいです、、、)

そこへ、ハリウッドの映画制作会社が撮影にダウントンの屋敷を使用したいと申し入れがありました。

グランサム伯爵(ロバート)や、前執事のカーソンは

屋敷で撮影を行うなどとはとんでもないと反対しましたが、

現当主のメアリーは、この収入を屋根の修繕費に充てられると思い、

屋敷を撮影場所として提供することを了承しました。

(メアリーの新しいことを取り入れる決断力に感服します)

同じころ、

体調の優れないグランサム伯爵(ロバート)の母、ヴァイオレットが驚きの発言をします。

64年前に、短期間滞在したフランス・ニースで知り合ったモンミライユ侯爵が最近亡くなり、

その遺言で南仏の別荘を自分に贈られたというのです。

(南仏の別荘?洒落てるでしょうね~)

ヴァイオレットは侯爵とはその後、何十年も会っていません。

その申し出は少し寛大過ぎはしないか?

ロバートと妻コーラ、孫のメアリーは疑問を抱きますが、

フランスの、現モンミライユ侯爵(亡くなった侯爵の息子)は

ロバート夫妻を別荘に招待してくれており、

この招待を受けることにしました。

グランサム伯爵夫妻(ロバートとコーラ)と、

メアリーの妹イーディスとその夫バーティ(ヘクサム侯爵夫妻)

新婚のトムとルーシーがフランスへ旅立ちました。

従者べイツ、世話人のカーソンたちも同行しました。

果たして、フランス・ニースの別荘には何か秘密でもあるのでしょうか?

「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」2022年・続編のあらすじ②映画の撮影所

【あらすじ②】

ダウントン・アビーに映画撮影のクルーが到着しました。

映画監督ジャック・バーバー率いるクルーの撮影機材や、

豪華な衣装、一行のルイヴィトンのトランクが何個も運びこまれました。

セットで使うピアノまで屋敷に運ばれたのです。

ハリウッドの有名な男優、ガイ・デクスターと女優のマーナ・ダルグリッシュも到着しました。

まるで、雑誌から抜け出たように華やかな世界です。

監督のバーバー、男優のガイ、女優のマーナは屋敷内の客室で寝泊まりします。

使用人たちも俳優を見て大変、興奮しています。

(本当に皆、張り切っています!)

特に若き料理長助手のデイジーはマーナの大ファンです。

ところが、女優のマーナは美人ですが、態度が冷たくて、皆をガッカリさせます。

撮影が始まりました。

大騒ぎのダウントンをメアリーが冷静に仕切ります。

当時の映画はサイレントで、俳優たちの演技を録画し、後から音声を付け足して完成させます。

撮っているのは「ギャンブラー」という映画で、
カジノゲームのような台でディーラーが駒を
振ります。

その駒の音まで全部後から別に入れるのです。

ある日、屋敷の広大な芝生の庭では男優ガイと女優マーナのシーンを撮影していました。

ところが、その撮影中に監督に緊急の電話が入ったとメアリーが取り継ぎます。

戻ってきた監督は、予算不足でいったん撮影を中止しました。

撮影後の録音に費用がかかる、、、

それを乗り切るためにダウントンの屋敷で録音まで行うことがメアリーから提案されました。

音声技師のスタビンズと力を合わせ、

男優ガイは上手く声を当てられますが、マーナが上手く出来ず、

癇癪を起こしてしまいました。

そこで、きれいなイギリス英語が話せるメアリーに白羽の矢があたり、

映像を見ながらマイク越しにマーナの声を当てていきました。

(メアリーの音声の仕事は見事でした!)

それを見たマーナはまたまた癇癪を起こし、

演技をしようとしません。

そこで、ダウントン屋敷の使用人、デイジーとアンナが女優マーナを励まし、

気持ちが落ち着いたマーナは再び演技に戻ってくれました。

マーナは映画業界がサイレントからトーキーへ移行し始め、不安を抱えたようです

しかも、嬉しいことに資金不足でエキストラが雇えないバーバー氏のさらなる願いを受け、

使用人たちがドレスアップして晩餐会の撮影に駆り出されることになりました。

もう、ダウントン始まって以来の華やいだ経験に使用人たちも大喜びで参加してくれたのです。

低予算で打ち切りになりそうだった映画「ギャンブラー」の撮影が無事終了したのは

メアリーはじめ、ダウントン屋敷の全員が応援し、協力したお陰と言えるでしょう。

(最後に監督バーバー氏もメアリーに格別の謝辞を述べ、

一行はダウントン屋敷を去っていくのです。)

「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」2022年・続編のあらすじ③ニースの別荘

【あらすじ③】

その頃

フランス・ニースに到着した一行は、モンミライユ侯爵とその母モンミライユ夫人の歓待を受け

クルージング、テニス、プールとニースの休暇を思う存分楽しんでいました。

(自然豊かな場所で、海も近く、別荘は真っ白で洒落ています~)

ロバート付きの従者ベイツは、ニースの街中で帽子屋に入り、新しい帽子を買い、
とても満足そうです。

ある日、滞在するニース・別荘の飾り戸棚にヴァイオレットの写真を見つけ、

モンミライユ侯爵がずっとこの写真を大事にしてきたことを知り、一行は疑心暗鬼に陥ります。

(若きヴァイオレットはお姫様のような髪型をしていて、可愛らしいです)

モンミライユ家のサンルームでは弁護士から正式にニースの別荘が母ヴァイオレットへ譲渡されました。

(故モンミライユ侯爵の未亡人は不服そうです、、、)

しかし、ロバートは自分の誕生が、ヴァイオレットと亡くなった侯爵がニースで出会ってから(9か月後)であることを知り、驚き、悩むことになりました、、、。

もしかしたら自分の父親は故モンミライユ侯爵なのではないか?

「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」2022年・続編のあらすじと結末

【あらすじと結末】

撮影の終盤にニース組がダウントン・アビーに戻ってきました。

何と、撮影中の居間の扉を開けたロバートとコーラが映画に映りこみました!

メアリーがマイクに向かって音声を吹き込んでいます。

メアリー、何をやってる?(グランサム伯爵)

カット!!(バーバー監督)

(この場面、可笑しくて笑えました)

この後メアリーは、別荘を祖母が正式に譲り受けたと報告を受けました。

ニースから戻ったトムとルーシーがバイオレットを訪ねてお礼を伝えました。

バイオレットは譲り受けた別荘を、彼らの娘シビーに贈ってくれたのです。

(ヴァイオレットから家族への深い愛情を感じます)

そして、ニースの別荘で見つけた、若きヴァイオレットの写真を手渡すと、

ヴァイオレットは懐かしそうに嬉しそうに受け取りました。

(それは懐かしかったでしょうね、手元に戻ってきて良かった)

一方、ダウントン・アビーに帰ってきたロバートは母ヴァイオレットに自分の出自、

父親は間違いなく先代のグランサム伯爵だと聞き、ほっと安堵します。

母と、フランスのモンミライユ侯爵との間には特別なことは何もなかったのです。

ニース組がダウントン・アビーに戻り、安心したのか、

ヴァイオレットの体調が急変したという知らせが入り、ダウントンアビーに緊張が走りました。

ヴァイオレットは親しい人々に最後の別れを告げ、息を引き取りました。

メアリーはヴァイオレットの後を継いでたくましくこのダウントンアビーを守っていくことを決意し、

祖母との別れを惜しみました。

召使たちは、

心を込めて白い花輪を用意し、ヴァイオレットを見送る霊柩車に飾りました。

長くバイオレットに仕えた元執事のカーソン、料理長のパットモアの悲しみはひとしおでした。

(一つの時代が終わったように感じます)

葬儀の直前、執事のトーマスがメアリーに辞意を告げました。

葬儀が終わったら、男優のガイ・デクスターのお供として付いて行くそうです。

メアリーはトーマスに感謝を述べ、前執事のカーソンに下僕のアンディを執事として訓練するように頼みました。

ヴァイオレットを乗せた車をダウントンアビーの住人たちは使用人も含め、

全員が正装して屋敷の前の私道に並び静粛に見送りました。

バイオレットとの最後の別れになります。

(誰も何も言いませんでした、ただ、この時間を大事にしていました)

しばらくしてから、

トムとルーシーが生まれた赤ん坊を連れ、ダウントンアビーを訪れました。

皆が新しい命の誕生を喜び、嬉しそうに微笑みます。

メアリーも新しい家族(赤ん坊)に話しかけます。

居間の壁の肖像画

青いドレスに身を包んだヴァイオレットが

その様子を嬉しそうに見守っていました。

(その青いドレス、良く似合っていますよ!)

(おしまい)

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「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」2022年・続編の感想

【感想】

ダウントン・アビーになくてはならない元グランサム伯爵未亡人・ヴァイオレット。

今作では悲しい別れがありました。

孫娘で、現当主のメアリーとヴァイオレットはよく似ていますね。

頭が良くて、勇敢で決断力があるところがそっくりです。

そして二人とも、なによりダウントン・アビーとクローリー家を優先して行動します。

譲り受けたニースの別荘を、故孫娘が残した子どものシビーへ遺贈しますが、

これも最後までヴァイオレットが一族を思う愛情だったのでしょう。

そんな祖母の立場を引き継ぐメアリー、

悲しいけれど、準備は出来ているようです。

時代は変化し、ダウントン・アビーにも新しい風が吹いています。

メアリーは屋敷を撮影場所に貸すことで収入を確保し、雨漏りする屋根の修繕に充てることを優先しました。

貴族もプライドだけを守るのではなく、新しいことに挑戦していく時代。

そんな行動の始まりだったと思います。

使用人からも惜しまれながらこの世を去った元グランサム伯爵未亡人=ヴァイオレット。

あの、機知に富んだユーモアあふれる毒舌がもう聞けなくなるのかと思うと淋しいです。

映画の終わりにはトムとルーシーの赤ちゃんがダウントン・アビーにやってきました。

新しい家族を歓迎するグランサム家の人々を

肖像画から見守るバイオレットは嬉しそうに微笑んでいます。

彼女はきっとこれからもダウントン・アビーの一族を励まし続けてくれるでしょう。

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「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」2022年・続編の概要

【概要】

●2022年のイギリスとアメリカ映画

●ジャンル:歴史時代劇・ドラマ

●脚本:ジュリアン・フェロウズ

●監督:サイモン・カーティス

※サイモン・カーティス監督の代表作『黄金のアデーレ名画の帰還』はクリムトの名画をめぐる、国をまたいだ裁判を描いた作品です。

こちらを以前に観ましたが、結末に感動しました。

また、これが実話と聞いてとても驚きました。

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「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」2022年・続編のキャスト

【キャスト】

<ダウントン・アビーの住人と親族
(貴族関係)>

●ロバート・クローリー
=ヒュー・ボネヴィル

グランサム伯爵
ダウントン・アビーの当主

コーラ・クローリー
エリザベス・マクガヴァン

グランサム伯爵夫人
ロバートの妻

●ヴァイオレット・クローリー
マギー・スミス

先代グランサム伯爵夫人
ロバートの母

●ロザムンド・ペインズウィック
サマンサボンド

ヴァイオレットの娘

●メアリー・タルボット
ミシェル・ドッカリ―

グランサム伯爵の長女
ダウントン・アビーの実質的な当主

●イーディス・ペラム
ローラ・カーマイケル

へクサム公爵夫人
グランサム伯爵の次女

●バーティ・ペラム
ハリー・ハデン=ペイトン

へクサム公爵
イーディスの夫

●トム・ブランソン=アレン・リーチ
グランサム伯爵の故三女シビルの夫

●ルーシー・ブランソン
タペンス・ミドルトン

トムの新妻

●イザベル・グレイ
ペネロープ・ウィルトン

マートン男爵夫人
メアリーの亡夫マシューの母

<ダウントン・アビーの住人(使用人)>

●トーマス・バロー
ロバート・ジェームズ=コリア―

執事

●チャールズ・カーソン=ジム・カーター
前執事

●エルシー・カーソン=フィリス・ローガン
家政婦長
カーソンの妻

●ジョン・ベイツ=ブレダン・コイル
伯爵付きの従者

●フィリス・バクスター
ラクエル・キャシディー

伯爵夫人付きの侍女

●グラディス・デンカー=スー・ジョンストン
ヴィオレットの侍女

●アンナ・ベイツ=ジョアン・フロガット
メアリーの侍女

●アンディ・パーカー
マイケル・C・フォックス
下僕
デイジーの夫

●アルバート=チャーリー・ワトソン
下僕

●ベリル・パットモア=レズリー・二コル
料理長

●デイジー・パーカー
ソフィー・マクシェラ
料理長助手

●ジョセフ・モールズリ―
ケヴィン・ドイル
元下僕・現学校長


<映画関係者>

●ジャック・バーバー=ヒュー・ダンシー
映画監督

●ガイ・デクスター=ドミニク・ウエスト
ハリウッド俳優

●マーナ・ダルグリッシュ
ローラ・ハドック
サイレント映画女優

<フランス、ニースの別荘の関係者>

●モンライユ候爵=ジョナサン・ザッカイ

●元モンライユ侯爵夫人=ナタリー・バイ
現モンライユ候爵の母

以上

(ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。)

 

※ヴァイオレットについての詳しい記事も書いています。

よろしければ、こちらからお読みください!

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※ヴァイオレット役・マギースミスの代表作映画『天使にラブソングを』の記事も書いています。

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