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PIG/ピッグ ネタバレ考察・あらすじ感想・豚はどこ?ニコラスケイジ白熱!

ドラマ
PIG/ピッグ公式サイトより引用

『PIG/ピッグ』映画のあらすじと考察、感想をお届けします!

ちょっとネタバレになっちゃいます、ごめんなさい~

「俺の豚を返してくれ!」

ニコラス・ケイジ演ずるロブは森で豚とトリュフハンターをして暮らしていました。

ある晩、ハンターに欠かせない豚が盗まれてしまいます。

そこでボブは何年も封じ込めてきた過去と向き合うことになるのです。

『PIG/ピッグ』映画のあらすじと考察、感想をお届けします!

 

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PIG/ピッグ映画 概要

【概要】

●2021年のアメリカ映画

●2022年10月7日日本公開

●ジャンル:ヒューマンドラマ

●監督:マイケル・サルノスキ

●主演:ニコラス・ケイジ

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PIG/ピッグ映画 キャスト

【キャスト】

●ロビン・フェルド=ニコラス・ケイジ
(通称ロブ、山奥でトリュフ狩りをし、豚と暮らす)

●アミール=アレックス・ウルフ
(トリュフの仲買人)

●ダリウス=アダム・アーキン
(アミールの父)

●エドガー=ダリウス・ピアース
(格闘技場の経営者、ロブの古い知り合い)

●デレク・フィンウェイ=デヴィッド・ネル
(高級レストランのシェフ、ロブの昔の弟子)

●シャーロット=ニーナ・ベルフォーテ
(デレクのレストランのウェイトレス)

●ローレライ・フェルド=カサンドラ・ヴァイオレット
(ロブの妻、愛称:ローリー、死別)

https://twitter.com/pigmoviejp/status/1562717719652626432
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PIG/ピッグ映画 ネタバレあらすじ

大切な人を失くした過去を封じ込め、孤独に暮らしていた主人公が

同じく大切な者(豚)を取り戻すために過去と向き合うことになります、、、。

あらすじ①~③と④結末(ネタバレ)を書いています。

PIG/ピッグ映画 あらすじ① 最愛の豚が盗まれた

【あらすじ①】

ロブはオレゴンの森林の中に小屋を建て、豚と一緒に静かに暮らしていた。

自給自足に近い質素な生活だが、豚を可愛がり、幸せだった。

生計はその豚が見つけてくれる高給食材用のトリュフを売って賄っていた。

定期的にロブからトリュフを買い付けに来るアミールは、高級食材店にトリュフを卸す仲買人だった。

アミールは、ロブと上手く付き合っていた。

彼は、黄色いスポーツカーで森の中までやって来た。

ある晩、豚が騒ぐのでロブが起きると、二人組の男に襲われボブは気絶して倒れた。

朝方、傷みをこらえて起き上がると、

豚がいない。

口笛を吹いてもやって来ない。

いつも豚がご飯を食べていたフライパンがドアの近くに転がっていた。

ロブは焦り、小屋の隣に片付け、何年も運転していない車にガソリンを入れ人里へ下りた。

車は途中で動かなくなり、道路の真ん中を歩いて知り合いがいるレストランを目指した。

レストランはすでに代が変わっており、店主に聞くと、知り合いは10年前に亡くなっていた。

電話を借りて、黄色いスポーツカーのアミールを呼び出した。

二人で地元のライバルハンターに探りを入れると、

襲撃犯は豚をポートランド市街のある人物に渡したと言うが、それ以上は分からなかった。

PIG/ピッグ映画 あらすじ② ロブの過去

【あらすじ②】

ロブの豚は誰に盗まれたのか?

ロブには大切な豚だった。

アミールに頼んでポートランドの街まで送ってもらい、

二人が目指したのは、ポートランドホテルだった。

ホテルはすでに廃業していたが、

地下にはファイトクラブのような格闘技場が残っていた。

今でも料理関係者の賭け事をする場のようだ。

そして、

その壁にはロブの本名、ROBIN FELD が刻まれていた。

ロブはポートランドで最も有名なレストラン、『ヘスティア』の元メインシェフで、この業界で知らないものはいなかった。

そして、かつてのロブはこの格闘技上でも強い存在であった。

ロブと戦うために何人もがお金を賭け、そのうちの一人がロブに挑んだ。

ロブは後ろで手を結ばれ、全く抵抗しなかった。

殴られ役として出場したのだ。

散々傷めつけられ、倒れてから起き上がったロブは、格闘技場の経営者エドガーに尋ねた。

「俺の豚が盗まれた、どこにいるのか知らないか?」

経営者エドガーはロブの必死な姿を見て、メモ紙を渡してくれた。

ある、高級レストランの名前が書いてあった。

アミールはこの格闘技場でこんなに影響力のあったロブの過去を知り、たいへん驚いた。

翌日、ロブはポートランドの市内で、青い一軒家の前に立っていた。

裏庭には小さな男の子がいて楽器を弾いていた。

ロブは男の子に話しかけて言った。

「以前、この家に住んでいたんだ。

庭にオレンジフルーツの木があったんだよ。」

ロブは懐かしそうに庭を眺めた。

エドガーから教えてもらったレストランを予約し、アミールと食卓についた。

ウェイトレスが運んできた料理を見ながらロブは不満そうに

シェフを呼んでくれと言った。

「トリュフのメニューは置いてあるかい?」と尋ねる。

この時、この店のシェフ、デレクがロブの顔を思い出した。

デレクはかつてこの偉大なシェフ=ロブの弟子だったのだ。

急にデレクはそわそわして、ロブのけがをした顔を気つかう。

ロブはデレクが見習いだったころをよく覚えていて、

「この店のコンセプトは何だ?

お前のやりたかったお店なのかい?

自分のやりたいことをするといい、、、」

夢を諦めて現実的なレストランを経営するデレクに、優しくアドバイスをした。

最後に、俺の豚が盗まれて探しているが情報をくれと頼むと、

ある住所を教えてくれた。

その住所を知り、驚いたのはアミールだった。

彼の父、ダリウスの住所が書いてあったから、、、。

それを聞いてアミールとけんか別れしたロブは

自転車で彼の父親の屋敷を目指した。

PIG/ピッグ映画 あらすじ③ 豚を探す理由

【あらすじ③】

ロブがアミールの父親、ダリウスをその屋敷に訪ねた。

父親はアミールと同業の事業をしており、成功を収めていた。

ロブの豚の情報はアミールから聞いたという。

トリュフを見つける才能に長けた豚が欲しかったのか?

「俺の豚を返してくれ」

ロブは頼むが、父親は豚を返す気が全くない。

「15000ドルでどうだ?」

「お金は要らない。」

「25000ドルまで値を上げて支払うがこれ以上返せというなら、豚を殺す」

と言って逆に脅してきた。

ロブは落胆して屋敷を出た。

屋敷の外で待っていたアミールはロブに謝った。

どうやらその裏には彼らの父子関係のもつれがあるようだ。

アミールの家族は子供の頃、ロブがシェフをしていたレストラン『ヘスティア』でよく食事をしたという。

その後、父と母はケンカが絶えず、母親は自殺未遂をして現在は病院にいた。

驚いたことに、

ロブが豚を返してほしい理由は、

トリュフ狩りに必要だからではなかった。

ロブは木を確認してトリュフを探すことができるので、豚がいなくてもトリュフ狩りが出来るのだ。

「あの豚が大好きなんだ」

アミールはそれを聞いて心を動かされた。

PIG/ピッグ映画 あらすじと結末(ネタバレ)豚はどこ?

【あらすじと結末】

ロブは、豚を取り戻すためのリストをアミールに手渡した。

アミールの父・ダリウスのために昔の味を再現することにしたのだ。

亡き妻ローリーの遺灰が収めてある箱の中に一緒に入れてあったワインを持ち出した。

妻ローリーとの共通の友ヘレンはパン屋を開いていた。

ロブとヘレンは二人で妻ローリーとの想い出話をした。

ヘレンは、あの塩味のバゲットをまだ焼いており、

それをもらい、ヘレンとハグをして店を出たロブ。

ロブが作った料理は、以前、ダリウス夫妻に出して自分がサーブした料理だった。

A Bird a Bottle &a Salted Baguette 

チキン料理とワインと塩味のバゲット

それらの料理をアミールとロブと父親の3人で食卓を囲んで食べた。

ロブはワインを注いだ。

ダリウスはその料理の味とワインの香りをしっかり覚えていた。

そして、懐かしい味とその思い出がよみがえり、こらえきれずに書斎へ行って泣いた。

追いかけてきたロブにダリウスは告白した。

豚を盗みにやったが、その時、誤って豚を死なせたことを、、、。

それを聞いたロブはショックのあまり、泣き崩れうずくまってしまった。

 

アミールはロブをあの森の入口まで送っていった。

アミールにも責任の一端がある、今回の事件。

それでもロブはトリュフ売買のコンビ復活を伝えて、握手を求めた。

森の水で汚れた顔を洗い、自分の小屋へ戻ったロブ。

いつも、途中まで聞いて止めていた妻の声が入ったカセットテープを最後まで聞いた。

「お誕生日、おめでとうロブ」

そう言って、妻は唄を歌ってくれた。

(おわり)

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PIG/ピッグ映画 感想と考察 豚はどこ?その後

【感想と考察】

『PIG/ピッグ』は、

ロブと妻、アミールと家族。

ロブとアミールの二人が過去を見つめなおし、前に進むことになったストーリーだったと思います。

妻の死から立ち直れず、森の中で豚と静かに暮らしていたロブ。

ところが、トリュフハンターとして才能があったその豚を盗まれます。

飼い豚を探す過程でロブは閉じ込めてきた自分の過去と向き合うことになりました。

また、唯一森の暮らしで交流のあった、トリュフの仲買人のアミール。

豚を探す過程でロブを助けてくれた彼は、

家族との屈折した関係を引きずっていました。

同じく、アミールもロブの豚を介して、ずっと目を背けてきた家族との関係を見直す機会になりました。

父親もずっと苦しんできたことを知り、

アミールは父に抱えていた不信を払しょくして前を向くことができるでしょう。

ロブは豚が盗まれた責任がアミールにあることを許し、

これからも関係を続けていこうと握手を差し出しました。

盗難時のアクシデントで豚は死んでいました。

豚は返って来ませんでしたが、

ロブは過去を思い出として前を向いていくことにしたようです。

ずっと、聞けなかったカセットテープの妻の声を懐かしそうに最後まで聞いていましたね。。。

カセットテープは、ロブの誕生日に妻が歌で祝ってくれたもの。

きれいな声で、楽しそうに笑いながら歌ってくれました。

涙と微笑みが一緒にこぼれるラストシーンでした。

 

(ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。)

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