NFLのマイケル・オアー選手を知らない人はいないでしょう～
マイケル・オアー選手の半生を支えた、
里親テューイ家とマイケルの感動物語。
2011年チームは、NFLの優勝決定戦では大活躍、
実在するマイケル・オアー選手についても調べてみました。
THE BLIND SIDE/映画『しあわせの隠れ場所』のあらすじを解説します。
私の感想もお届けしますネ。
『幸せの隠れ場所』映画は実話？マイケルのモデルは実在人物！
【マイケルは実在人物】
この映画のマイケルのモデルになった人物を調べてみました。
マイケル・オアーは実在する元アメリカンフットボールの選手です。
メンフィスの貧しい地域で生まれました。
父親には会ったことがありません。
また母親はアルコール中毒であったため、離れて育ち、転校を繰り返しました。
2004年、リー・アン・テューイ、ショーン・テューイ夫妻の家に引き取られ、
温かい家庭で暮らし、本来持っていた高い身体能力を開花させました。
週に20時間も家庭教師に学び、学業にも励みました。
アメフトの能力と同時に、成績もぐんぐん伸びました。
大学進学を決める際に、多くの大学からスポーツ奨学金のオファーを受けましたが
テューイ夫妻の母校であるミシシッピ大学（オールミス）を選びました。
2009年のNFL（全米アメリカンフットボールリーグ）のドラフト1巡目にボルチモア・レイブンズに指名され入団しました。
5年間1380万ドルの契約をチームと結びました。
ポジションは、ライトタックルですが、レフトタックルでもプレイをしています。
1m93cm、141kgの巨体ながら、40ヤードを5.34秒で走るスピードを持っています。
（身体が大きくて、足も早いんですね！）
新人の年には、月間MVPに選出されています。
2011年チームは、NFLの優勝決定戦、スーパーボールで強者ペイトリオッツを破り、優勝しました。
スーパーボールって、米国で最も人気のあるスポーツイベントですよね。
優勝決定戦は盛り上がったに違いありません。
そこで活躍したマイケル・オアー選手はたいへん強い選手だったのですね！
※サンドラ・ブロックの出世作となった映画『スピード』の記事も書いています。
よろしければ、こちらからお読みください。
映画『幸せの隠れ場所』英語タイトル『THE BLIND SIDE 』のあらすじ
【あらすじ】
アメリカ、ミシシッピ州のメンフィスが舞台。
あるカトリックの高校に通う子供たちの学校行事を見学した帰り道。
リー・アン・テューイとショーン夫妻は
学校の体育館で夜を過ごすため、寒い雨の中を歩くマイケルを見かけた。
体育館はすでに閉まっている。
アンは放っておけず、自宅のソファで休ませた。
マイケルは、父親にはずっと会っていない、母親とも離れて暮らしている。
テューイ夫妻はしばらくマイケルを自宅で面倒みることにした。
一緒に家族として過ごしながら、マイケルを自分たちの子供として育てたいと思うようになった。
そして、正式に養子として家族に迎え入れた。
マイケルの成績は少しずつ上がり、アメフト部に入部した。
アンは、マイケルにはアメフトの才能があると見出し、
大学のスポーツ奨学金がもらえるのではないかと思った。
奨学金申請に必要な成績を基準まで上げるため、
スー夫人という家庭教師に来てもらい、マイケルは週に20時間も勉学に励んだ。
結果、何校もの大学からオファーをもらったマイケルは、
テューイ夫妻の母校ミシシッピ大学への進学を決めた。
ところが、NFL（全米アメリカンフットボールチーム）が、
テューイ夫妻は才能あるマイケルを母校へ入学させるために育てて送ったのではないか？
と、疑い調査をはじめたため、マイケルは疑心暗鬼に陥り家を出てしまった。
迷ったマイケルはアンに気持ちを打ち明ける。
アンは、「自分の人生なんだから、あなたが自分で決めなさい」と
アドバイスをする。
その結果マイケルは、自分の進路を自信を持って決めることができた。
（心揺さぶられる物語でした。）
映画『幸せの隠れ場所』英語タイトル『THE BLIND SIDE 』の感想
【感想】
テューイ夫妻のマイケルに対する優しさ、寛容さに驚きました。
本当の子供と同じように愛して育てたテューイ夫妻は素晴らしい人格者だと思いました。
夫妻はマイケルを養子に迎え、二人の子供と同じように育て、なおかつ彼のアメフトの才能を見出し、最大限に応援しました。
特に、マイケルの資質の中でProtect（守る）Defense （防衛）が98パーセントもあることにアンが注目したのは見事な判断だと思いました。
本人の強みを活かし,
「チームを守りなさい、家族だと思って！」
と声をかけるシーンが好きです。
マイケルはもともと、素直で優しい性格ですが、夫妻や家族の親切に応えようと
努力する様子も健気で、心から応援したくなりました。
夫妻の二人の子供たちも、同じように素直で優しく、マイケルを家族として迎え入れてくれましたね。
Ｓ・Ｊこと小さい息子ちゃんは伸び伸び育っていて、マイケルが大好き。
特に、学校のカフェで兄弟がお昼ご飯を食べる様子は楽しそうで、
二人の仲の良さが微笑ましく感じられました。
車の事故では体を張ってS・Jを守ったマイケルはS・Jを弟のように愛していたのではないでしょうか。
友達に敬遠されてもマイケルをかばうお姉ちゃんも気持ちの優しい女の子でした。
夫妻の公平さ、おおらかさを見て、このように優しい子供たちが育ったんだろうなあと思いました。
私が好きな場面は、アンがマイケルに
It’s your decision .（自分で決めなさい）
It’s your life.（あなたの人生だから）
と伝えるシーンです。
何も押しつけないでマイケルの人格を尊重した言葉だと思ったからです。
そして、NFLの調査員に
「自分の愛する家族の学校だからミシシッピ大学を選びました」
と嬉しそうに答えたマイケルの笑顔に迷いはなく、
同時に家族の強い絆を感じました。
『幸せの隠れ場所/THE BLIND SIDE 』映画の概要とキャストと受賞！
サンドラ・ブロックは、この映画でアカデミー主演女優賞を受賞しています。
『幸せの隠れ場所』映画の概要
【概要】
●制作公開：2009年のアメリカ映画
●ジャンル：ヒューマンドラマ
●監督：ジョン・リー・ハンコック
●英語タイトル：THE BLIND SIDE
※全米アメリカンフットボール（NFL)の
マイケル・オアー選手の半生を支えた、
里親テューイ家との感動物語。
『幸せの隠れ場所』映画のキャストと受賞
【キャスト・受賞】
•リー・アン・テューイ（サンドラ・ブロック）母
•マイケル・オアー（クィントン・アーロン）後にアメフト選手
•ショーン・テューイ（ティム・マッグロ―）父
•Ｓ・Ｊ・テューイ（ジェイ・ヘッド）息子
•コリンズ・テューイ（リリー・コリンズ）娘
•スー夫人（キャシー・ベイツ）家庭教師
この映画で、
サンドラ・ブロックは、2010年にアカデミー主演女優賞を受賞。
また、ゴールデングローブ主演女優賞も受賞しました。
困ったマイケルを放っておけなかった思いやり深い女性、
頭が良くて決断力のある女性；アンは、
サンドラ・ブロックにピッタリの役柄だと思いました。
以上、
(ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。）
※サンドラ・ブロックとライアン・レイノルズが主演の他の記事も書いています。
よろしければ、こちらからお読みください。
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