『ラブ・アクチュアリー』この映画には続編(その後)があるんですよ。
2003年に公開された映画『ラブ・アクチュアリー』は、クリスマスに観られる定番の映画ですネ!
10組の恋の物語が展開され、観るたびに共感できるカップルが違い、何度観ても飽きません。
私の一番好きな物語は、ハリーとカレンの夫婦なんですよ。
2017年に公開された続編『ラブ・アクチュアリー2』と合わせて
オリジナルの『ラブ・アクチュアリー』のあらすじと感想もお伝えします。
この記事が映画『ラブアクチュアリー」をより楽しむためのお役に立てれば嬉しいです。
映画『ラブアクチュアリー』2(続編)!それぞれの恋とその後
【各々の恋その後、14年後】
(2017年続編短編映画より)
ラブアクチュアリーには続編があります。
リチャード・カーティス監督が発起人となり、イギリスのRed Nose Dayという貧困の子供たちを救うためのチャリティ番組用に10分の短編ストーリーとして公開されました。
前編から14年後に懐かしいメンバーに会うことが出来ましたよ!
☆ビリー・マックは相変わらずロック歌手をしており、ラジオ番組でも言いたい放題。
ビリー(ビル・ナイ)は相変わらずの破天荒ぶりです。
☆ジュリエットとピーターは相変わらず仲の良い夫婦を継続中。
ジュリエット(キーラ・ナイトレイ)は相変わらず可愛らしい~。
☆なんと、マーク(アンドリュー・リンカーン)はスーパーモデルのケイト・モスと結婚していました!
前作で片想いしていたジュリエットに結婚の報告をするのでした。
良かった!!
☆デイヴィッドとナタリーが結婚しました~
デイヴィッドは5年ぶりに首相に復帰し、首相官邸で久しぶりに踊りますが、腰ががくがくして階段から落ちてしまいました。
ナタリーがそれを見守ります。
デイヴィッド(ヒュー・グラント)の経年が渋みを増していて首相としての貫禄が出ていました。
☆ジェイーミーとオーレリア
二人は結婚し、3人の子供に恵まれ、オーレリアのお腹には4人目の赤ちゃんがいます。
幸せそのもの。
ジェイミー(コリン・ファース)はいつものカッコよさを封印し、家庭的な雰囲気も似合います。
☆ダニエルと息子サムとジョアンナ
26歳になったサムはニューヨークに住んでいますが、婚約者のジョアンナ(同級生)を伴ってイギリスに帰国し、ダニエルに彼女を紹介します。
父、ダニエル(リーアム・ニーソン)は大喜びです!
☆ルーファスはRed Nose Dayのチャリティーを応援するおもちゃ屋のカウンターで
贈り物をラッピングしています。
相変わらず丁寧に包みすぎてお店の外まで人が並んでいます、、、。
ルーファス(ローワン・アトキンソン)は、ミスター・ビーンの一途さを思い出させてくれます。
映画『ラブ・アクチュアリー』あらすじと結末を簡単に!
クリスマスまで5週間,
イギリスの街ロンドン。
映画『ラブ・アクチュアリー』には10組の男女、親子、友人の物語が流れます。
簡単なあらすじを10組各々に分けて紹介します。
『ラブ・アクチュアリー』あらすじ①ビリー・マックとジョー
【ビリー・マックとジョー】
かつてのロック歌手ビリー・マックと彼を長年支えてきたマネージャーのジョー。
かつての人気ロック歌手、ビリーマックは往年のヒット曲の歌詞を変えてクリスマス用に売り出すつもりです。
ラジオ番組やアント&デック(イギリスの有名な番組)のテレビ番組で宣伝します。
失言が多く、マネージャーのジョーをヤキモキさせますが、ライバルをおさえ、クリスマスのNo1ソングを勝ち取りました。
クリスマスイブ
お祝いにエルトン・ジョンからパーティーに誘われましたが、華やかなパーティーを途中で退席し、ジョーと二人、狭い家で祝うことにしました。
自分を長年支え続けてくれたのはジョーなのだと気が付いたのです。
『ラブ・アクチュアリー』あらすじ②ジュリエット、ピーター、マーク
【ジュリエット、ピーター、マーク】
ピーターとマークは大親友です。
そのピーターとジュリエットの結婚式からこの物語は始まります。
マークが結婚式で撮り続けたビデオは、幸せそうなジュリエットの映像ばかり。
そう、マークは親友の恋人(妻)に恋をしていたのです。
クリスマスイブ、こっそり新居を訪ね、玄関でジュリエットに見せた紙芝居。
「何も期待はしていないけど、君は僕にとって、パーフェクトな女性だ!」
と告白します。
ジュリエットは、立ち去るマークを追いかけ、キスをプレゼントしました。
「これで充分だ」とマークはつぶやくのでした。
『ラブ・アクチュアリー』あらすじ③デイヴィッドとナタリー
【デイヴィッドとナタリー】
若くしてイギリスの首相になったばかりのデイヴィッド。
首相官邸のスタッフ、ナタリーにひとめぼれし、彼女が気になって仕事が手につきません。
そんな時、米国大統領が官邸を訪れ、ナタリーを口説いてるのを見て、奮起。
いつもは弱気なデイビッドでしたが今回は強気な外交を行うのでした。
クリスマスに電撃的にナタリーの自宅を訪ね、家族と小学校の劇を舞台裏で観劇しながらナタリーに告白します。
カーテンが開いて、観衆の前で二人の幸せな姿を披露して手を振りました。
『ラブ・アクチュアリー』あらすじ④ジェイーミーとオーレリア
【ジェイミーとオーレリア】
小説家ジェイミーは、自分の恋人と弟の浮気現場を見て傷心、
南仏の別荘で小説を執筆することにしました。
身の回りのお手伝いをしてくれるオーレリアの優しさに惹かれるのですが、
彼女の言語はポルトガル語でした。
言葉が通じないまま二人は別れましたが、
彼女が忘れられず、
語学学校でポルトガル語を学びます。
そしてクリスマスイブ、彼女の住むマルセイユまで行き、家族の目の前で求婚します。
オーレリアは英語でプロポーズを承諾しました。
彼女もまたジェイミーが忘れられず英語を学んでいたのです。
『ラブ・アクチュアリー』あらすじ⑤ハリー、カレン夫妻と秘書のミア
【ハリー、カレン、ミア】
3人の子供を持つハリーとカレン。
ハリーはインテリア会社を経営しており、秘書のミアからアプローチを受けています。
夫がクリスマスにハートのネックレスを買ったことを偶然知ったカレン。
しかし、カレンが開けた箱にはネックレスではなく、お気に入りの歌手のCDが入っていました。
あのハートのネックレスは若くて可愛いミアに渡したのでしょう。
夫の浮気に気が付き、
傷ついたカレンは子供たちのクリスマスの劇を一緒に観た後、
自分が傷ついたことを夫に伝えるのでした。
クリスマスから一か月後のヒースロー空港。
出張から戻ったハリーを出迎えるカレンの姿がありました。
『ラブ・アクチュアリー』あらすじ⑥ダニエルと息子サムとジョアンナ
【ダニエル、サム、ジョアンナ】
妻を亡くしたばかりで落ち込むダニエルと、
部屋から出てこない妻の連れ後のサム。
サムの悩みは、クラスメートのジョアンナがアメリカに帰ってしまうことでした。
テレビで歌うロック歌手・ビリーに勇気付けられ、ドラムを猛練習し、
クリスマスイブにジョアンナがクリスマスソングを熱唱する場でドラムを叩きます。
父、ダニエルの協力により、空港まで追いかけて告白し、ジョアンナからキスをもらいました。
『ラブ・アクチュアリー』あらすじ⑦サラとカール、弟のマイケル
【サラ、カール、マイケル】
サラとカールはハリーの会社の同僚ですが、サラはずっとカールに片想いしていました。
クリスマスイブのパーティーで、カールからダンスを誘われ、家に送ってもらって大喜び。
良い雰囲気になったのですが、
たった一人の身内、病気の弟の電話が気になり、カールとは上手くいきませんでした。
サラは弟マイケルと二人でクリスマスを過ごします。
『ラブ・アクチュアリー』あらすじ⑧コリンとトニー、アメリカ女性たち
【コリンとトニー、アメリカ人女性】
パーティースタッフのコリンは自分が女性にモテないのはイギリス女性が自分に興味がないからだと考え、アメリカに行くぞと、友人トニーに宣言しました。
クリスマスまで一週間。
アメリカに到着して入ったバーでアメリカ人女性3人に気に入られ、楽しいクリスマスを一緒に過ごすのでした。
一か月後、アメリカ人女性2人と一緒にイギリスに戻ったコリンを友人トニーは空港へ迎えに行きました。
『ラブ・アクチュアリー』あらすじ⑨ジョンとジュディ
【ジョンとジュディ】
映画撮影現場で裸でのスタンドインとして出会ったジョンとジュディ。
気まずくならないよう、楽しく会話しながら過ごすうち、お互いを好きになり、クリスマスイブに食事に行きます。
ジュディから告白を受けて二人は付き合うことなりました。
クリスマスから一か月後、二人の姿はヒースロー空港にあり、一緒に旅行へ出かけるようです。
『ラブ・アクチュアリー』あらすじ⑩ルーファス
【ルーファス】
ハリーとカレンがクリスマスプレゼントを買いに訪れたデパートのアクセサリー売り場の店員です。
ラッピングに時間をかけてハリーをやきもきさせます。
また、ダニエルの息子サムが空港のセキュリティを通過したいときに、航空券を探し
係員の目をそらせて通過を手助けしてくれました。
クリスマスの各々の恋愛にスパイス的に関わった人ではないでしょうか?
『ラブ・アクチュアリー』映画1&2(続編)と私の感想
【感想】
クリスマスは特別。
いつもは言えない気持ちを伝えてもいいんだ!
そんなラブストーリーがいっぱいの映画『ラブアクチュアリー』。
だから毎年観て、感動する場面が変わってもいいのだと思います。
<今回、私の胸に響いた物語を二つと、毎回笑えるシーンを一つあげますね>
1)ビル・ナイ演じる老いぼれロック歌手のマックとマネージャージョーとの友情。
往年のヒット曲をクリスマスソングに編曲し、久しぶりにチャート1位に復活。
大物歌手エルトン・ジョンの華やかなパーティーを抜け、
自分を支え続けてくれたマネージャーとクリスマスを過ごすために戻ってきた場面。
口は悪いけど、「自分の人生で一番大事なのはお前のようだ、いつも喧嘩してるけど結構気に入ってるんだぜ」
中年男同士の長年の友情に気が付き、感謝の気持ちを伝えるあのシーンです。
ジーーン。
(もう一つは、前回と同じです。)
2)妻カレンが夫ハリーの浮気心に気が付くシーン。
夫ハリー(アラン・リックマン)がこっそりハートのネックレスを購入したのを知ったカレン。
カレンは知らない振りをして自分へのプレゼントを開けてみると、ネックレスではなく、CDが入っていたのです。
ハートのネックレスは若くてはつらつとした部下の女性に贈られたことに気が付き、独り部屋にこもり、泣きながらCDを聞いて自分の老いた身体を振り返るあのシーン。
私は、妻カレン(エマ・トンプソン)の立場に立って同じように涙しましたよ。。。
ハリー役のアラン・リックマンは『ハリーポッター』シリーズのスネイプ先生なんです。
幅広い演技のできる俳優さんですよね。
(次に毎回おかしさが込み上げるシーン。)
3)若きイギリス首相デイヴィッドが、アメリカ大統領に弱気な外交をする中。
大統領が自分の想い人・ナタリーに言い寄るのを見て(内心)怒り、
その後の共同声明では、いつも押され気味のアメリカに強気に出るのです。
「イギリスには、シェークスピア、チャーチル、ビートルズ
そして、
ショーンコネリー、ハリーポッター、デイヴィッド・ベッカムがいる!!」
この発言です。
歴史と伝統があるイギリスに誇りを持ち、世界で愛される歌手や俳優、スポーツ選手の名前をあげ、
アメリカに負けてないぞ!と自信満々に演説するのでした。
あの時の意外そうなアメリカ大統領の顔と言ったら。
デイヴィッドはちょっと子供っぽいけど、やっぱりイギリスはすごいなあ~と観るたびに、楽しくなるシーンです。
ヒューグラントのダンスシーンは意外でしたが、楽しませてもらいました!
<14年後のそれぞれの恋の行方について>
☆5年前に首相に返り咲いたデイヴィッドは(もう若くないけれど)ナタリーと結婚して幸せそう、嬉しかったです。
前作で披露したキレキレダンスはガクガクダンスに変わっていて、14年の歳月の流れを面白おかしく見せてくれました。
☆ロック歌手ビリーは相変わらず派手な衣装でわが道を行く発言を続けており、ずっとそのままのビリーでいて欲しいと思いました。
☆マークが自身の結婚をジュリエットに報告するため、再び紙芝居を演じます。
良かったな~、マーク。
☆アメリカへ同級生を追いかけて婚約した少年サムの成長がすごい。
☆ポルトガル語を学んで求婚したジェーミーとオーレリアはなんと4人の子どもを持つ家庭持ちに。
☆ルーファスは相変わらずラッピングに時間をかけてかえってお客が困惑するシーンが健在でした。
ルーファス役はコメディのキング!ローワン・アトキンソンが演じているんですよね~。
今度は何年後にまたこのメンバーに会えるかな??
以上
クリスマスに観て幸せになる映画
『ラブアクチュアリー』の感想をお伝えしました。
(ここまでお付き合い下さり、ありがとうございました。)
※リチャード・カーティス監督の『アバウトタイム』の記事も書いています。
よろしければ、こちらからお読みください。
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